表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
23/125

全然解んねえし、過去問にも載ってねえし!

S学院を受験した数日後、郵送で合格通知がきたが、僕にしてみりゃこの学校の合否なんてどうでもいい


(ここに受かってもダメなんだよ、問題は都立の受験に合格する事だ)


そして、都立校受験の日がやってきた

F高校を受験するのは、僕と波多野を含め4名いた


都立校の受験内容は、国語 数学 英語 理科 社会の5教科で僕は歴史に自信があったから合格はビミョーかな?と思っていた


「波多野、お前受かる自信ある?」


僕は行きのバスの中で波多野に聞いてみた、皆不安そうな顔してら


「アタシ?うーん、まぁその為に勉強してきたからね。それよか小野っちはどうなの?」


「いや、全くわかんね。落ちたら落ちたで何とかなるでしょ」


精一杯の虚勢を張っていた、それしか言えなかった


(冗談じゃねえ、ここ落ちたらS学院に行くしかねえのかよ!それだけは絶対に避けたい)


僕は何が何でも合格して、卒業までに波多野に告白しよう、という事まで勝手に決めていた、だけど本格的に勉強始めたのはほんの数日前だから、半ば諦め気味だった


そして試験会場のF高校に着いた


受験番号を記されてある席に着き、頭の中で解いていた問題集を思い浮かべた


そしてテスト用紙が配られ、試験は始まった、が過去問(ここ数年間で出題される問題集)には全く載ってないような問題ばっかだ!


(何だこれ?問題集にないようなのばっかじゃん!)


…この時点で勝負あった

全く解らない問題ばかりだ

何のためにあれだけ勉強したのか…


解る問題だけ記入してみたが、これでは合格点には程遠い、僕は白旗を上げた


ダメだ!


どうしよう?S学院に入学するのか?

あぁ~あ、4月からはヤンキー達と一緒の学校か…

そんな事を思いながら受験は終わった…

そしてあの学校は行かないで定時制にでも通おうかと考えた



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ