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少し考えて

 食事を終えて昼時な時分になりそうだが、2ndキャラの姿のまま組合(ギルド)へ向かってはいるのだが、その道中では悩みが発生している状況である。


 なにせ、2ndキャラにて食事を摂るという行為が、1stキャラではあの得も言われぬ嫌悪感を体験しながらの食事という地獄から解放される事が発覚した為、その点が解消されるのではなかろうかという事に関しては喜びを感じてはいたのだが、一番のお気に入りのキャラクターでもある1stキャラの使用制限が入るという点において、何かこうモニョルとでもいうか・・・


 そもそも、ここまで生物(ナマモノ)に近づけようと拘ったキャラなんて2ndキャラしかいない。

 他の3rdや4th、そして倉庫キャラとして作成したアバターたちは、正直言えば口もどきはあるが機械のままというか、そんな感じのディテールレベルでしかなく、そこから先の内臓部分を考慮して作った覚えがない。


 さらに言えば倉庫キャラなんて、そりゃもう生物(ナマモノ)とは程遠いというか、倉庫キャラとしての役割としての本懐である"物を持たせるだけ持たせよう"という事が主眼になれば、見た目としてこだわったところいえばカーゴブロックとか、搬送機や重機とかそういうのもありなんじゃね?と、オプションなり色合いなりと第一で作っていたりしたら、フレの生物(ナマモノ)達から「それ、もう乗り物でいいんじゃね?」とか「なにその重機、一人バビロン計画でもするの?」とか「"ギゴガガガガ"と形態(フォーム)変わる(トランス)するのか?」と言われたぐらいである。

 いや、一番最後のは、個人的にやりたかった事で、そういうブロック構造で構築はしてみたが、結局ゲーム内でやってみようと思ったら、体の動かし方と構造の動かし方がさっぱり解らないというか、腕をこうまげ・・・とかしてみたが思うように動かせずにと機能しなかったものではあるけれど・・・



 まぁ、それらはさておき、つまりあれだ。


 生活(主に食事)をする為のエネルギー補給(大事な事なので繰り返すが"特に食事"という方法が)には、2ndキャラでいるのがベターとなるわけで・・・ベストとは言いたくない。

 違うんだ、俺のロボ道とは何かこう違うんだよ・・・だが、致し方ない。



 よりよい理想的な機能停止を目指す為には・・・って、なんでまた機能停止の事を考えてるんだよ。

 まてまてまてまて、とりあえずは機能堪能するのが先決だ。


 ならば前向きに考えていこうと、この2ndキャラの仕様を思い出せと今更ながらに出てくる記憶というのは、このキャラでも機械生命体がベースのために、基本的な身体能力というか物理的な耐久値は最初期頃の生物(ナマモノ)が最低限2,30人ぐらい?が一斉にかかってでもこない限りは耐えれるはずである(後期?バフかかったリミットがブレイクした相手だと一人でも無理だよ!)。


 陸上における機動力はエネミーの急所を一撃で仕留めるスタイルが出来ればいいか、という俊敏さともいえる性能を"一応は極ぶり"に近いぐらいで育成はしてある。

 (特化育成してバフの影響うけた"リミット"が"ブレイク"した相手の足元程度にしかならないが・・・)


 そもそも、この2ndキャラのコンセプト自体、陸上を土俵にしていない。

 どこぞの水陸両用の人型兵器が冷却問題を発生して陸上における活動時間の制限が発生するという事もないが、脚部や腕部に加えて胸部と臀部の内臓機器はそういう似たような仕様の元に組み込んである。


 そんなコンセプトなキャラであっても、水生特化の生魚族・・・もとい、人と魚のハイブリッド様がリミットがブレイクした状態で、バフなんて受けた日には機動力や魔法火力全開された日には遠くおよびませんが・・・

 そういや生魚族って、なんだよあれ、反則だよ。

 水中で亜音速で泳げるってどういう仕組みなんだよ、化け物か何かかよ。

 それに陸上に移動する際に足が生えてくるとか、何だよその仕様、生足が魅惑のマーメイドかよと。

 そして同種族の野郎も同じ設定仕様というのがこう・・・海辺からあがってきた野郎の姿が・・・そんなときには黄色い声があったりしたが・・・一部の仲間内の同性からもそんな声が聞こ・・・



 よしこの記憶は忘れよう、あの腐った空気は見なかった聞かなかった事にしよう。



 まぁ、そんな特化型の生物(ナマモノ)でなくとも、VRMMOでのインフレ起こして成長の限界をブレイクした生物(ナマモノ)の中で、あやつは最弱ともいわれかねないバランス型ヒューマノイドタイプが、割合増加なバフ魔法受けた状態で"陸上で手合わせ"したら、捕まった途端に赤子の手をひねるレベルであるぐらいの能力しかなかった。



 もちろん"ひねられる方"で。



 ちなみに、バフなし縛りで試しにやってみたら、2ndだと「こっちくんな!変態野郎がっ!」でようやく善戦できたというレベルで、1stなら「こっちに近寄るんじゃねぇ!ホ〇野郎!!」と遠距離から飽和砲撃し続ければ勝てるっちゃ勝てたんだけど、出費と精神疲労がそれなりになった記憶が・・・。


 相手とこちら次第で、それぐらいの差が開くという・・・初期の種族設定仕様すらひっくり返してくるインフレ仕様恐るべし・・・


 ある意味"ゲーム内での正攻法"で立ち合う状態になってしまえば、最弱級の中でさらに能力を偏らせたキャラなのが2ndになる。



 まぁ、今まで目に入っているここら辺の生物(ナマモノ)は、そういうインフレのゲーム内の相手たちという類でもなさそうだし、簡単に色々と問題がおきるという事はないだろうとしか・・・



 というか、2ndキャラのままやられたくないしー

 理想の死に方(機能停止?)とは程遠いしー

 1stでサビまみれが希望だしー



 ・・・って、まてまてまて、いやいやいや、だからそうじゃなくて、それよりも先に活動エネルギー補給のために資金調達が必要であるわけで・・・




「おっと・・・」



 気が付いたら組合(ギルド)を、かなり通り過ぎていた。





以下追記:(追記に伴い、本文一部修正あり)

〇PvPを行った当時

・2ndの時(対戦相手♂)

A「どさくさに紛れて(胸)揉んでやる」

B「あ、それいいな、じゃぁおれ尻」

D「まてまて、中身男だろ?おっさんなんだぞ?」

A,B「見た目が重要。OK?」

D「お・・・おぅ・・・」

C「許可とってきたぜ、バフなしでならPvPやってくれるってさ」

A,B「「よっしゃぁぁ!」」



・1stの時(対戦相手♂)

A「強そうよね」

B「そうねぇ、たくましそうだわね」

C「中身もナイスなんじゃないかしら?」

A,B「・・・なるほど、それは確認してみないといけないわね」

C「なら、剥いちゃいましょ」(はぁと

A,B「賛成~」



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