第2話 過去
どうもシキタです。
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三ヶ月前…
ある夏の朝、蓮二は一人見るからに気だるそうに歩いていた。
「あぁ、だるいなぁ〜暑いなぁ。」
そんな愚痴を叩いて居ると前から犬を散歩している人が歩いて来た。
この時、多分この時からおかしな事は始まっていたんだと思う。
そう感じたのはその犬と接触した時だ。
「あっ、可愛いなぁ〜ミニチュアダックスフントかぁ〜」
蓮二はその犬のあまりの可愛いさに我慢できず飼い主に声をかけた。
「あの!すみません、この犬触らせてもらってもいいですか?俺、犬好きなんです。」
そう尋ねるとその飼い主は快く承諾してくれた。
「よしゃしゃしゃ!可愛いな…あ?」
そこで異変に気付いた。
「あら?この子あなたが触ってるのに反応しないわね?」
そう、蓮二が先ほどから首、頭、背中、何処を触ってもこの犬は反応を示さないのだ。
まるで蓮二がそこに居ない様に…
そして…
「ごめんなさいねぇ、この子どこか悪いのかもしれないわ。今日帰って病院に連れて行っ…て、あれ?どこ行ったのかしら?」
すると話の途中でまるで俺が突然消えたようなことをその飼い主は口走った。
「えっ?は?あの!おばさん、冗談でしょ?俺ここに居るし。冗談きついぜ?」
そうまるで俺が見えなくなった様に…
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