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俺の世界は空想世界  作者: シキタ
18/39

第18話 依頼とフラグ?

その後結局その日は時間が無くなりシャルとは依頼を受けることができなかったので大人しく蓮二達は宿に戻ることになったのだった。


次の日シャルとともに早速依頼を受けることにする蓮二。


「あまり長い期間のやつじゃなくて簡単なのにしようぜシャル」


「そのつもりですよレンジ、あくまで試しですから終わったらすぐにこの村を出発しますよ」


と言うわけで依頼が貼ってある場所に2人で向かう。



〝アーヴァンクの討伐 報酬 銀貨4枚〟


アーヴァンクは神話に登場する魔獣で池に生息し、乙女に弱くビーバーの様だと言う説がある魔獣だ。


〝アンバーハルクの捕獲 報酬 銀貨5枚〟


アンバーハルクも神話に登場する魔獣で類人猿と昆虫を合わせた様な恐ろしい姿をしている魔獣だ。


それ以外にも見た蓮二はこの世界の魔獣や魔物は現実世界の神話に登場する物ばかりだと気づいた。


(さすがは現実世界の人が描いた空想の世界だな)


そんなことを考えた蓮二はシャルと話しあい結局簡単でそれほど気持ち悪くなさそうなアーヴァンクの討伐にすることにした。


「でもシャル、このアーヴァンクってどこにいるんだ?」


「アーヴァンクは案外ポピュラーな魔獣でこの村の近くにある池の所ならたくさん目撃されていますよ」


じゃあここでまってますからとシャルは言った。


ほぉとシャルの説明に感心しながら受付に依頼書を蓮二が一人で持っていく。

するとその受付にはケイラさんがいて挨拶をしてきた。


「おはようございますケイラさん。あれ?ケイラって専門のところじゃないんですか?」


そう聞くとケイラは顔を赤くしながら慌てて言った。


「あっいや、そのっっ!」


この時ケイラはあることを思っていた。


(レンジの事が気になって会話するために受付をしているなんて言えない…)


「人員不足とかですか?」


そこへ蓮二が無難な質問をする。


「!!そっそうだ人員が不足していてな、私が代わりに受付をしているんだ!!」


「そっそうなんですか、じゃあこの依頼お願いします」


「ああ…ところでその、レンジはどこ出身なんだ?」


「しゅ出身ですか?あぁとその」


ここで異世界なんて言ったら馬鹿にされるかもしれないと蓮二は焦っているとケイラは慌てて言った。


「あっあ別に言いたく無かったらいい、黒髪黒目なんて珍しいから気になっただけだ」


「すいません、いつか話しますから」


蓮二は内心ホッとしながらケイラに謝る。そこへ依頼の参加が承認されたらしくケイラは紙を渡してきた。


「帰りにこの紙に依頼完了と告げると心音、息遣い、言葉の落差などで本当に完了したかどうか承認される」


忘れるなよと最後にケイラは付け加え蓮二はそれにお礼を言いながらシャルのいる場所に戻った。

意見やコメントがありましたらどんどん言ってください!!

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