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特に題名は無いけれど

囚われの心

作者: 雨世ノ水


 彼の激情は彼女の底に。

 彼女の願いは彼の心に。



  ずっとずっと眠ったまんま


  月日は流れ、時は過ぎ去る。


 そしてまた、春は彼らを迎えに来た。





 彼を縛る枷は、彼の何よりも大切な人。


 そんな枷をムリヤリ壊せるはずもなく、彼の心は閉ざされたまま。


 冷たい冬は終わり、命の芽吹く春は訪れる。


  野原に咲く可憐な花を見ても、

  静寂な森に木霊(こだま)する美しい野鳥の鳴き声にも、


 彼の心臓が早鐘を打ち鳴らすことはない。



 彼の心を縛るのは、彼が本当に愛せる人。


 そんな彼女を壊せるはずもなく、彼の心は真冬の如く冷え切ったまま。


 だから............



  雪が去り、春風が吹き抜けても、

  彼の鼓動が乱れる余地は無い。



 ただそこに、ただそこにいるだけ。


 彼を縛る彼女を、()()の力で守るために......







 読んでいただきありがとうございました。


 短いお粗末な文章でしたがどうだったでしょうか?

 もしよろしければ、感想など頂けると幸いです。



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