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MMORPG?知ってますけどなにか?  作者: でーぶ
第二章 異世界漫遊記
27/83

第24話 大人になってから思いますよね?子供の頃から武道習いたかったですよね?

「さて、お二人さん?初めての稽古はどうだった?」


 じゃれ合う3人、シアと熊子(ベア子)、|ウイングリバー・ブラックRX《黒子》さんを放置して、呉羽は新人二人に向き直って初訓練の感想を尋ねていた。


「そうですね、正直こんな物で訓練になるのかと思ってましたけど…」

「ええ、想像以上に有意義でした」


 そう言って二人が掲げたのは、細長い棒状の革袋。

 日本においては袋竹刀と呼ばれている物があるが、それとほぼ同じような品である。

 この世界には竹が無いようで、その代用として撓りのある柳のような木の枝を束ねた物に厚手の革を被せて袋竹刀の代用品として使用していたのだ。


「アマクニのおかげです。彼の知識はそちらの方面に関してはまさに本職でしたので」


 ヘスペリスの言葉に、へえ、と感心するハイジとクリス。

 木剣での訓練程度ならば行う事はあったが、それでも本気で打ち合えば当たりどころによっては死に至る事もある。

 専ら一人で型の練習やら、刃引きの剣や金属の芯を徹し木剣を用いた立ち木などへの打ち込み訓練程度。

 このように、防具さえつけていれば多少の打ち身程度で済む実戦形式の訓練などは、行えるべくも無かった。


「ふふっ、これで基礎をつけた上で実戦を行えば、かなりの上達が見込めるのよ。貴女達も、更に上積みが期待出来るわよ?」


 そう言う呉羽の言葉に、二人は一様に喜色をたたえ、頷きあった。


「向上心溢れてる所で、体力的にまだオッケーなら一丁私の肩ならしに協力願えるかな?かな?」


 ぷにぷにょぅじょともふもふ獣人を堪能し終えたシアが、やけにハイテンションのまま、そこに割って入って来た。


 ちなみに弄繰り回されていた二人は目を回してひっくり返っていた。

 熊子達は犠牲になったのだ。


 呉羽とヘスペリスは困った顔をしつつも、新人達に告げた。


「稽古、つけてもらう?」

「え?シア様は魔術師なのでは…」

「いきなりギルマスを怪我させた新人てのもアレだからさぁ」


 あくまでも魔術師だと認識している二人にとって、魔獣使いが主体とはいえ、剣士としての修行も経験も積んで来ていた身である。

 流石に肉弾戦で引けを取るとは思っていなかった。


「ほっほっほ、お二人とも。シア様を甘く見てはいけませんぞ?」


 そのとき背後から聞こえた声に、二人はとっさに振り向き身構えた。

 何しろ気配をまったく感じなかったのだ。

 そこに居たのは、長身の男性であった。

 赤いベストと蝶ネクタイ、それに濃紺のタキシードで身を固めた初老の紳士、といった感じであろうか。

 くっきりとした彫りの深い目鼻立ちをした、整った口髭が印象的な普通人である。

 二人は『きっとこの流れ的に、ギルドの関係者…しかも高位の…』と直感した。


「あら、ギャルソン。こっちに顔出すなんて珍しいわね。王城の方はいいの?」

「ええ、先ほどようやく手持ちの案件を全て始末し終えまして、暫く暇を戴いて参上した次第であります。流石に仕事を投げうって、と言うのは信条に反しますので」


 恭しく礼をする男に、呉羽は苦笑しつつ彼の目的であろう人物を指差して示した。


「あっ!もしかしてギャルソン!?ひさしぶりー!元気だったー?」

「はい、お蔭様で至極快調でございますとも。シア様もお変わりないようで、嬉しゅうございます」


 呉羽の指し示した先に居たシアが、それに気づいて駆け寄ってきた。

 畏まった挨拶をするギャルソンに対して、シアはとても気安げに振る舞っていた。

 ぱっと見の外見的には祖父と孫娘と言った所であるが、この様子を見るに、お嬢様とお付きの執事といった雰囲気であると感じていた新人ペアであった。


「さて、お二方。先ほどシア様が魔術師スペルユーザーではないか、と仰られておられましたが、それは誤った認識であります。正確には魔術師スペルユーザーでもある、これが正しい」

「はぁ」

「と言うと?まさかあの細腕で本身の剣を振り回せるとでも?」


 現れた男…ギャルソン沖田と改めて名乗った彼は、シアに関しての認識を修正させるべく、二人に告げた。

 しかし、どう見ても剣などまともに振れそうにない細腕のシアである。

 二人は一様に胡散臭げな表情でギャルソンを見つめていた。


「ふむ。百聞は一見に如かず、と申しますからな。それではシア様、これを」


 そう言ってタキシードの胸元に手を差し込んだギャルソンは、ずうるりと重厚長大な木剣を引きずり出した。


「はぁっ?」


 それは木剣というにはあまりにも大きすぎた。大きく、ぶ厚く、重く、そして大雑把すぎた。それはまさに丸太だった。


 辛うじて剣らしき形状に削りだしているだけの、持ち手の部分だけがやけに細い、そんなモノが、タキシードの内側から姿を現したのである。


「ああ、素振り(練り)用の木剣で、『マグロ』といいます。ウチのメンバーは非常識な膂力の持ち主が多いもので、あのような無駄に大きなものになってしまっていますが」


 目を見開いて驚くハイジとクリスに、ヘスペリスが説明をしてあげていた。

 このギャルソンが身につけているタキシードは、ギルドの職人部門の者が総力を挙げて作成した一品ではあり、見た目に反して戦闘においても役立つほどの高い防御力を持つ。

 むろん、この世界の既存の服にしては、というレベルだが。

 そして、内ポケットに仕込まれているマジックアイテムが、このタキシードの肝である。

 アイテムの持ち運びに制限の無い事が多い他のMMORPGと違い、ゲーム世界の『ALL GATHERED』にはそれが存在した。

 実際に背嚢などのバッグ系アイテムを予め所持していなければ、アイテム欄は10ほどしか無く、遠征などは到底無理な話であった。

 その代わりといってはアレだが、職人の作り出すアイテムにはいわゆる魔法の袋系の物が有り、品質等によってはまさしく某青貍ロボ的なポケットに匹敵する物が存在していた。

 そう言った商品が出回るたびに、収集系の者に限らず、プレイヤーはこぞって買い求めたものであった。

 無論、此方の世界に来た彼らもそういったアイテムの製造は行っているが、利用や販売には神経質になっている。

 下手に売りさばくと、兵站が容易になりすぎてしまうからだ。

 戦争の火種にもなりそうな物なので、そういった系統の便利すぎるアイテムは、秘匿している状態である。

 その関係上、本来ならば機密事項であるのだが、ギャルソンに限り使用を認証されていた。

 王宮に詰めねばならないという面倒事を背負ってくれる為に、呉羽が譲歩したのである。

 そういった経緯で、様々な暇つぶしの道具や王城で暮らすにあたって必要な品々、果ては王城で注文された商品の持ち運び等、あの胸の内ポケットには多種多様な物品が収められる事になったのであった。

 むろん、できる限り内密に使用し、もし知られたとしてもこれ一点限りで売買は不可、などと取り決められていたが。

 ちなみに現在、王城でこのギャルソンのタキシードの秘密を知るのは、王太子のみである。


 ともあれ、『驚いたのはそこじゃない』的な些か疑問符が付くヘスペリスの説明ではあるが、一応納得したフリをした二人。

 自分達の身長よりも巨大な木剣を両手にささげ持つようにして立つ姿のギャルソンを見てため息をついた。


「ではシア様、ご準備を」


 捧げられるように差し出された巨大木剣。


「あ、ありがとー。さーて、どんなもんなのかしらっと」


 この世界でのこの身体、未だに戦闘出力で動き回った事がないだけに、素振りにも気合が入るというものであった。

 シアの身体を全部覆って未だ余りある大きさの木剣『マグロ』がシアに握られると、訝しそうに見つめるクリスと、なんとなくこの後の展開が読めたハイジの半ば諦めきった表情が、その度合いを濃くした。

 ゆるうりと、片手(・・)で握られた剣が、持ち上げられてゆく。

 流石に質量までは見た目通りの身体のため、バランスを取る必要から、やけに姿勢を傾かせているシアである。


「うーん、素振り(練り)をするのにはちょっと私が軽すぎるかな?あのころ(ゲーム時代)は物理演算とか無視してデカイ獲物持てたのにね」

「それは致し方ありませんな。ではこちらで」


 再び胸元に手を差し込んだギャルソンは、今度は2キュビトゥス(1mほど)の長さの若干反りの付いた、通常より太め物を取り出した。

 柄の部分から切っ先に向かって、徐々に太くなっている、少し変わった形状の木剣のその握りの部分には、滑り止めも兼ねているのか『風林火山』と刻印が打たれている。


「中に金属の芯を入れておりますので、重さは手ごろかと」


 そう言われて差し出されたものと『マグロ』を取り替える。


「うん、ちょっと軽いけど、それなりかな?」


 頷きながら、右手で持った木剣を軽く振るう。

 数回振って感触を確かめ終えたのか、一旦木剣を腰元に戻し、一呼吸置いたシアは。

 次の瞬間抜き打ち、残心の体勢となっていた。

 傍目には、腰に木剣を添えたと見えた次の瞬間に、抜き終わった残心の体勢に瞬時に代わったように思えただろう。

 その際発生した破裂音に、ハイジとクリスは目を見張る。


「ちょっとちょっと、今の音。剣で出せる音じゃないよ?」

「鞭?見たいな音だったね…」


 すなわち、剣速の速さが鞭並みだと言う事なのでは、と。

 呆然とする二人を他所に、シアは木剣を振るい続けていた。

 手首の返しと踏み込みが綺麗に繋がるシアの動きは夢で見るかのような剣舞のそれで、しかしながらその周囲に荒れ狂う、素振りによって発生した衝撃波や巻き起こす風に叩かれる頬の感触は、夢でもなんでもないと二人に告げている。


「まあまあ、シアってば調子に乗っちゃって。あら、三分身(パラレル・アタック)。か・ら・の、真空切り(ソニック・ブレード)に、その衝撃波に乗っかって、男性回避不可攻撃(ねーちゃんキック)? 」

「ええ、一応威力は抑えてるようですが。ある意味最強技です」

「さすがシア様、芸が細かいですな」


 呉羽、ヘスペリス、ギャルソンの三人は、ニコニコしながらシアの剣技を見物していた。

 横で見ていた常識的な二人組みは、顎が外れそうになるほどに驚きつつ、何とか声を振り絞った。


「……お、おい。ギルマスって、エルフだよな。体力的には普通人よりもスペック低いはず……だよな?」

「え、ええ、と。確かそのはず……」


 想像以上の、というか常識はずれの動きをする、肉体的には貧弱なはずのエルフに恐れ戦いていたのだった。


「さて、どっちからやる?まとめてでもいいけど」


 ようやく身体が温まった!とでもいうように、木剣をギャルソンに返すシア。

 代わりに受け取った袋竹刀を手に、彼女は新人達に向き直った。

 と、その新人二人は衣服を張り付かせるほどに脂汗をかき、どう対応していいか硬直していた。


「あら、やりすぎたかな」


 ちょっと失敗、と言った感じに舌を出したシアであった。


 ☆


「す、すいません」

「恥ずかしい姿を見せちまって、なんと言っていいやら…」


 何とか復帰ピースフル・スピリチアルした二人は、平身低頭で謝罪を行っていた。

 流石にギルマスに付くだけの事はあるのだと、今更ながらに思い知ったと言うべきか。


「改めて、ご指南いただけますか?」


 そう言うハイジに、クリスも頷き頭を下げる。

 間違いなく、現在二人が知る中で最強の女性剣士であろう、と言う事からだ。

 確かにカレアシンなどの使い手も居るが、彼は大剣使いであるし、何より教わるのならば同性のほうが気楽だと思ったのである。

 快く了承したシアは、それじゃあ、と二人相手に稽古を開始した。

 内心、『うーむ、知らないはずの剣の妙とかが頭に浮かんでくるとは…。身体か?身体が覚えてるのか!?移植した臓器の記憶的にフィードバック中とか!?』などと、どこの新宿の種馬の嫁だよなどと思っていたりする。


 幾十合か、打ち込ませては払い、払っては打ち据える事を繰り返す。


「それは、しゅうござる」


 と言っては軽く額を打つ。

 実際のところ、シアはろくに動き回らずに、ほぼ足捌きと袋竹刀での払いで攻撃を避けている。

 先の熊子&黒子さん戦同様に、結局二人は、ただの一撃もシアにまともな一撃を入れられなかった。


「じゃあ、最後。此方から仕掛けるからねー」


 そういってシアは、初めて構えをとって見せた。


「まあ、これ(袋竹刀)なら大怪我したりはしないからさ。その代わり……」


 袋竹刀を、右手の人差し指と、中指の二本だけで摘むようにして持ち。


「生き残れたならば、印可(天位)をやろう」


 その切っ先を、左手の指で、挟みこむようにして、構えた。


「ひぃっ!?」×2




 ☆



「シア様、少々やりすぎでございましたな 」


 ハイジとクリス、二人を肩に担いだギャルソンが、幾分嗜めるような口調でシアに続いて歩いていた。


「いやあ、まさか『威圧』のスキルだけでひっくり返るとは…」


 困り顔で頬を掻くシア。

 あの構えから技を出す寸前に、対峙していた二人はぱったりと倒れこんだのであった。


「仕方ないわ、文字通りレベルが違うんだし。でも次はもうちょっと手加減してあげてね」

「そうですね、次があればの話ですが。どちらにせよ、もう少し自重して欲しいところです」

「まー、ねーちんも悪気があったわけでなし。やっぱ実際の経験ってのは大事よ、ウン」

「そうですよ、私達も転生したての頃は、覚えてるスキル使いまくって動けなくなるまで遊んだじゃないですか。おかげでゲームの時と今の現実での使い方の違いとか、色々わかったんですから、シアもスキルとか魔法とか、全部試しておいたほうが良いと思いますよ?」


 呉羽、ヘスペリス、熊子に黒子の4人が、擁護してるんだか非難してるんだかよくわからない意見を出しつつ、一汗流しに湯殿に向かうメンバーであった。




 そして。


「ぉぅぃぇ、まさかコーヒー牛乳とフルーツ牛乳が両方あるとは…」


 きちんと男女別になった湯殿(大浴場)の脱衣所で、氷水が張られた樽の中に、瓶詰めの飲み物が放り込まれているのを確認して、呆れていた。


「食は全てを凌駕するんだよ、ねーちん」


 すぱっと全裸になった熊子は、関心と呆れの入り混じったシアを他所に、その樽から氷の塊を一つ取り出し、脱衣所の端にある椅子に衣服を緩めて寝かされている二人の新人に近づいていった。


「なに?背中に入れんの?」

「ねーちんおにちくだな!!ちゅうか、火照って大変だろうから、冷やすんよ」


 隅に置かれている木桶に氷を放り込み、小さな手で氷をつかんで握りつぶす。

 見た目子供とは言え、やはり色々と強い熊子である。

 即行で作られたクラッシュアイスに水を入れ、手ぬぐいを浸して二人の額に当ててやる熊子。


「あんた意外にやさっしいもんねぇ。彼女出来なかったけど」

「そうなんよ、いつもいい人どまりで……って嫌な記憶を~~~!」

「ごめんごめん。先に入ってるね!」


 熊子をおちょくったシアは、そういって湯船に向かって駆けていった。

 その先には既に湯に浸かっている呉羽らがいる。

 熊子は小さくため息をつくと、手にした手拭いの束を木桶にいれ、軽く絞っては二人の腕や足に乗せてやった。


「ん……?あ、熊子さん」

「あ、いたた。悪いね、っと」


 ハイジとクリスが意識を取り戻したのはほぼ同時であった。


「んー、気にしない気にしない。最初にコーチしてたのはウチだったしね~。面倒は最後まで見るのが信条なんよ」


 言いつつ絞った手拭いをぽいぽいと放り投げる。

 照れ隠しもあるのだろうが、流石に素っ裸なままと言うのは些か拙かろうと思い出したようである。


「んじゃ、あんたらも下着脱いで、入ってきな。あ、残念ながら怪我は治したけど疲労は自力でね」


 筋肉疲労は通常の治癒魔法では直らない。

 怪我はHP、魔力はMPで表示されていたが、体力やスタミナなどは隠しパラメーター扱いであった。

 食事をしたり、しゃがみ姿勢や寝転がり姿勢でしばらくそのままでいると回復するのだが、他のステータスのような数値化や可視化はされない。

 慣れればキャラクターの表情と挙動で判断できるが、素人のうちはぶっ倒れるまでレベル上げをして、その最中に倒れて死亡、などざらであった。

 一応神聖魔法で回復できたりもするが、それを行うとステータス上昇幅が減ると言う仕様なので、あくまでも治すのは怪我だけである。

 それは今も変わらない。


「いたた……って筋肉痛?即、筋肉痛とかどれだけハードなんだよ、あのギルマスめぇ……」

「う、いちち……。確かにそうかもだけど。でもさ。ね、凄かったよね」

「あ?ああ、それだけは確かに」


 悲鳴を上げる筋肉をなだめすかしながら、二人は濡れタオルをはずし、服を脱いでゆく。

 あちこちに痛みはあるが、全て筋肉痛だ。


「……なあ、ハイジ。気づいたか?」

「え、何をです?」


 服を脱ぎ、全身をくまなくチェックしながら声をかけてきたクリスに、ハイジは首を傾げて問い返した。


「ん、全身の筋肉って言う筋肉が、筋肉痛だって事」

「あ!」


 言われてみれば、普段使う使わないに限らず、ほぼ全ての筋肉が同等の悲鳴を上げていた。


「……偏った肉のつき方してる人、そういえば一人もいませんね」


 風呂に浸かったほかのメンバーを見つつ、ハイジは感心する。

 そこまで考えて鍛えてくれるのかと。


「いつかは追いつけるかねぇ?」


 クリスはハイジの肩に手を乗せながら、お互いを支えに湯船へと足を進めた。

 明日の訓練も、楽しみだと思いながら。

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