登録は必須だな
(この世界に来てようやく1日が経った)
昨日は本当に長い1日だった。俺は椅子に座りながら寝ていて、体がとてもガチガチになっていた。
「うーん」
体を伸ばし俺はベットの方を見て笑った。スゥスゥと寝息が聞こえてくる。
キバナとネモフィが寝ていた。
俺は昨日寝る時に
「お前らはベットを使え、俺は椅子で寝る」
「ダメです!ご主人様がベットを使うのは当然です」
「そうです!キバナと私は床でも寝れます。ご主人様がベットを使ってください」
お互い譲らないから、少し"催眠能力"を使い強制的に2人を寝かせベットに運んだ。
「こんな事に使う能力ではないが、結果良ければ何とやらだな」
「ん〜?」
「あれ?私」
2人が起きてきた様だな、取り敢えず2人には冒険者登録してもらうか。この世界は奴隷でも冒険者の登録は出来る、昨日登録した時聞いてきたから問題はない。 冒険者登録をするため宿屋の朝飯を食べてから、ギルドの方へ向かった。
「本当にごめんなさい」
「申し訳ありませんでした」
「もういいって」
2人は俺が椅子で寝た事を今でも謝ってくるのだ。俺は全く問題ないと言っているが、どうやらこの子達にとっては奴隷として許されざる得ない行為だった様だった。それ以外でも食べる時は床に座ろうとするし、すぐ土下座をしようとするから。奴隷制度が本当に腹が立つよ。
「そんなに謝るんだったら、今後の冒険者業で返せば良い」
「っ!、わかりました」
「誠心誠意で、お返し致します」
(キバナは元気っ子だからわかるが・・・ネモフィはいちいち大袈裟だな)
俺はやれやれと考えながら歩いていたら、いつの間にか冒険者ギルドが見えていた。2人を見て
「冒険者ギルドが見えたから一応言っとく、中での暴力等はダメだからな。まぁ今のお前達では負けると思うけど」
「わかりました」
「はい、ではご主人様を守れば良いんですね」
「ネモフィ違う、俺じゃなく自分自身を守れ・・・後さ、根本的に違うから」
喧嘩はダメと言ったのになぁ、キバナはわかってるのかどうか分からない。そして俺たちは中に入っていった。
冒険者ギルドの中は活気に満ちていたが、俺たちが入ると一部が黙り込んでいた。俺には殺気や馬鹿にした目線、キバナとネモフィは品定めをする様な目で見ている。俺は無視して受付の方に歩いていく。
「ようこそ冒険者ギルドへ・・・あら?あなたは」
「あぁ、昨日登録した者だ。今日はこの2人の登録と、依頼をとな」
「かしこまりました、ではそちらの2人の登録をしますね」
昨日俺が登録をお願いした受付嬢だった、そして2人の登録と依頼をお願いしようとしたら・・やはりあるあるなのか絡まれた。4人組の冒険者に絡まれた。
「おい!そこの男、可愛い子連れてるじゃん。俺らに貸してくれよぉ、今女を抱きたいと思っててなぁ」
「なぁ1日だけで良いからさぁ〜」
「ちょっと!やめてください」
キバナは怯えていた、ネモフィはキバナは抱きしめ守る態勢をとっていた。俺を担当してくれた受付嬢は止めるため声を上げたが、他の受付の人は笑っていた。ここでも、差別をしてくるのか。
俺は・・・少しムカついた。
"殺気"を放った。
そして冒険者ギルドの中は静まり返った、誰もが焦りこちらを見ていた。俺は心の中で思った
(コイツら気づいたらしいなぁ・・・誰を敵に回したかをなぁ!)
そして俺は殺気を解いて受付嬢の方を見た、受付嬢は『何が起きたか分からない』という顔をした。キバナとネモフィは気づいた様だな、この2人は感覚が鋭いのかもしれない。俺の殺気は、向ける相手以外は感覚が鋭いやつ以外には効果はない。だから、担当をした受付嬢以外の受付の人間も怯えている。
「俺の連れに手を出したら、タダで済むと思うなよ」
「く、くそ!・・・おいいくぞ!こんなブス女どもなんて相手してる暇はねぇよ!」
4人組の冒険者は逃げる様に出て行ってしまった、キバナは落ち着いていたがネモフィは怒っていた。何故かと思い"神の目"を使ってみたが、どうやらキバナに『ブス』と言われたからだった。自分はともかくキバナが言われたのが許せない様だ、妹思いだな。
「さて、登録はしてくれるか?」
「か、かしこまりました、それではお二人の登録をしますね」
そしてキバナとネモフィの登録と依頼を受けた。冒険者ギルドでは絡まれるのは『あるある』かもしれない、そう感じながら冒険者ギルドを後にした。
やっぱり・・・ギルドの絡まれるのはあるある何ですよかねぇ。
次は討伐かなぁ採取かなぁ




