新しい仲間との話し合い
夜は冷え、自然の風を感じながら焚き火の近くに座った・・・だが、焚き火の燃える音以外で音が聞こえた
「寝た方がいいぞ・・・スタンピードの疲れが残っているんだから」
「っ!・・・ダイトさんはやはりすごいですね」
「魔力の流れを感じ取れば分かりわしますが、魔力の流れを全く感じなかったです」
「わたくしも魔力の流れを感じ取れなかった、おそらく微量な音を感じ取ったとしかわからなかったですね」
起きて来たのはセインとハロンとハルティナ、まぁ微かな音やコウモリが持つ超音波の能力も持ってるしな
「寝れないのか?」
「何故か寝れなくて、それに〜」
「乙女にとって睡眠はしないといけないですけど、わたくしはダイトさんと話がしたくて」
「俺に?」
「「はい」」
「私も気になって」
俺と話をね・・・
「信じるか信じないかはお前たち次第だが、それでもいいならいいぞ」
「「「ありがとうございます」」」
そして俺たちは話を始めた、と言っても俺はこの世界に来てからの話をした。その前の話はガチで信じなさそうだから
「ネモフィさんとキバナさんはそのように出会ったんですね」
「優しいですね、ダイトさんは」
「優しくないよ・・・俺は、現に他の奴隷は買わなかったからな」
ネモフィとキバナの出会ったことで話が盛り上がっていたが
「・・・」
「?、どうしたハルティナ?」
ハルティナが黙ったままだった、何かいけないワードを出したかなぁ
「ダイトさんは、他種族の方々に『軽蔑の感情』はないのですか?」
「ちょっ!ハルティナさん」
セインが驚き、ハルティナは俺を試しているように見えた。ハロンもびっくりはしているが言葉を発さず見ていた。この場合「逆にお前はどうなんだ」と聞いても多分ハルティナは「軽蔑をしない」と答えるだろうな、軽蔑してたら他種族に『方々』とは言わないから
「軽蔑の感情は・・・無いな」
「何故ですか?」
「・・・俺が地獄の王だと知っているよな?」
スタンピードの時に気を保っていたからな、ハルティナは「はい」と答えた。そして俺は答えようとしたんだが
「え!、ど・・どういうことですかぁ!」
遮られてしまった、そういえばハロンは気絶しちゃってたな
「言った通りだ、俺は『地獄の王』なんだ。だけど畏まらなくていいからな」
「えっと・・・はい」
「話が逸れたが、俺は王だ。王ならば家臣や配下がいる、その中にはいろんな種族がいる。それこそこの世界には見ない種族もいる」
「なるほど」
「それと・・・いや、これは3人にも頭の片隅くらいに覚えていてほしい事だ。まぁ俺の持論だと思って聞いてくれ」
「「「はい」」」
そして俺は嘘偽りもなく言った
「命は平等だ。王族だろうが貴族だろうが関係ない、平民がどうとか奴隷がどうとかも関係ないんだ。差別をする奴はクズだ、お前たちはそんなことをしないと分かっているがな。悪いな・・多分答えになってないと思う」
「いえ、そんな事はないですよ。わたくしも余計な事を聞いて申し訳ございません」
ハルティナは俺に頭を下げたが、別に下げる事はない。それに俺は嬉しかった、俺の話を一切言葉を挟まず聞いてくれたから
「謝る必要はないよハルティナ。俺が言いたいのは、『皆平等に接すれば、負けない力を手に入れる』。お前たちは自分の思う正義を貫け、お前たちなら・・・きっと道を間違えない」
「「「・・・」」」
3人の顔を見たが大丈夫だろう、ハルティナが決意をした顔で
「ダイトさん!」
「ん?どうした?・・それと静かに」
「ご、ごめんなさい」
「まぁ、こんな時間だから静かにな」(ナデナデ)
「ハウン!」
ハルティナの頭を撫でたらすごい可愛らしい声を出していた、多分頭を撫でられるのが慣れていないのかもな。セインとハロンもびっくりしていたが、ハロンは何処か羨ましい顔で見ていた
「で?どうした?」
「は!、そうでした。コホン!・・私はダイトさんをこれから『先生』と呼びたいです」
「・・・まぁいいけど、教える事があるか分からないぞ」
「それでもいいです・・・後出来れば頭を撫でてください」
何かキャラ変わりしてるように見えたが、本人がそれでいいならいいのか?そして今度はセインとハロンが
「ダイトさん、私もダイトさんのことを『師匠』と呼びたいです」
「私は〜『お兄さん』と呼びたいです」
「お前らはどうしてだ?・・・特にハロン」
何かハロンまでもキャラ変わり・・いやこの子は元からか?少し混乱したが取り敢えず話を聞こう
「スタンピードの時、ネモフィさんやキバナさんが言ってました。『出来る出来ないじゃない、やるんだ』と」
「あぁ、2人に言ったな。レベル上げ最初の時くらいに」
「その言葉を聞いてダイトさんのことがすごく気になっていて、そして今も言ってくれた言葉を聞いて確信しました。この人は『道を示してくれる』・・・だから私は師匠と呼びたいです」
「俺はそんな大した事はないぞ?」
「そんな事はないです!」
やれやれだよ・・・こんな青年が真面目な顔でこっちを見られるとおじさん困っちゃうぜ・・・まぁ見た目からしたらおじさんには見えないけど、そして問題はハロンだ
「ハロンは何故だ?」
「私は兄に憧れてて、それでダイトさんは自分では歳をとっていると言ってますが見た目がもう20歳くらいですし、優しいし、カッコいいし、頼れるお兄さんだから・・・」
嬉しいが何かダメな雰囲気が・・・これは俗に言うパパ活なのではと、いやこの世界にこの言葉はないから大丈夫なはず・・・多分
「まぁ嬉しいけど、セインはいいのか?」
「え?何故ですか」
「いやお前たち恋人同士だろう」
「「?」」
「セインさんとハロンちゃんは、幼馴染ですがそれ以上の関係ではないですよ?」
「・・・マジか」
「そんな事よりダイトさん!、呼び方の方で」
「そんな事って・・まぁいいかその呼び方で、改めてよろしくセイン、ハロン、ハルティナ」
「はい!師匠!」
「よろしくお願いします、ダ・・お兄さん!」
「わたくしもよろしくです先生」
「あぁ」
ハロンは恥ずかしがりながら言っていて微笑ましかった、嬉しいな。そして、お前たちと『別れ』が来る時はどれだけ寂しいか。いや未来の事はまだ考えないで今を楽しんでいこう、俺は自身にそう言い聞かせた
キャラがいつもと違うかもだが、創造者の僕にとってはそんな子でもいいと思ってしまう
キャラ変はストーリーのスパイスだぁー!
あ!今後ともよろしくお願いします




