少年 窮地に立たされる。
幼馴染に女子いるんですよね。家隣の。 で、普通に仲良いんですけど、僕たちの感覚がおかしいのかはわかりませんが、幼馴染間で恋愛はなかったんですよね。 なんでかって幼馴染の仲良い関係が告白して崩れるかもしれないってどっちも思っていて、結局違う高校になってバラバラになった...って思ってたけど別にそんなことなくて今でも喋るんですよね。高校違っても幼馴染の関係ってなくならないんだなって感動しました。 まあ恋愛は絶対始まらないですけど。 で、何がいいたいかって、まじで祐樹は物語の主人公みたいだなーって思ったんですよ。そんなことなかったんで。僕たち。 てかみんななんで幼馴染の恋愛が好きなんでしょうね。 どっかの某探偵とかが代表例ですけど。実際そんなこと滅多にないんですよね。ゼクシィ結婚トレンド調査 2020 首都圏によると、結婚したカップルのうち、幼馴染と結婚した割合は「0.7%」なんですって。びっくりするほど少ないんですよ。なのになんでみんな幼馴染との恋愛に憧れるんですかね。 誰か教えてください。 お願いします。
ジュウウウウウ……と、肉が焼ける悍ましい音が空気を裂き、焦げ付いた皮膚の匂いが鼻腔を激しく刺激した。祐樹は、卓が放った“螺炎”と呼ばれる業火を辛くも耐えきったものの、その代償はあまりにも大きかった。両腕は肘から先が完全に消し飛び、全身は見るも無残な火傷に覆われている。皮膚は水膨れとなり、ところどころ炭化して黒く焼け焦げ、服の残骸が肌に張り付いていた。その激痛は、彼の意識を何度も刈り取ろうとする。
そればかりか、これまで彼の命を繋ぎ止めてきた愛用のメスとナイフも、高熱によって溶解し、もはや原型を留めていなかった。床に散らばる金属の塊は、かつての武器の無残な残骸を物語っている。
(なんだよこの威力……!?それに、腕の再生が……遅え。骨折程度なら数秒で治ったはずだろ。……まさか、火傷には弱いとか?ギリシャ神話のヒュドラみたいに、熱には耐性がないのか……?)
彼の推測は、半分正しかった。祐樹の再生能力は、損傷の深度に比例して回復速度が変動する。特に熱傷の場合、細胞レベルでの損壊が激しいため、まず火傷の組織を修復し、細胞を再構築するプロセスが必要となる。その段階を経なければ、失われた四肢の再生には進めないのだ。激しい痛みに、祐樹は奥歯を噛み締める。全身の細胞が悲鳴を上げ、焼けた肉が脈打つたびに、意識が遠のきそうになる。
「くそ……ッ!」
痛みを堪えながら肉体の回復を待っていたそのとき、重く、そしてゆっくりと近づいてくる靴音が、彼の耳に届いた。卓が、爆煙の中から姿を現し、冷酷な視線で祐樹を見下ろしている。このままでは捕まる。祐樹はまだ治りきっていない体を無理やり起こすと、残された服の後ろポケットから、先ほど奪った拳銃を取り出した。よろめきながら、彼は再び爆煙の中へと逃げ込んだ。視界は悪いが、この状況ではそれが唯一の活路だった。
(なんだよ今のアイツ……俺と同じ力を持ってるのか?だったら厄介だ。不死身の可能性もある。しかも、俺の武器はこの銃だけ……どこかで補給しねぇと、このままじゃジリ貧だ)
そう考えながら、祐樹は煙の中を走り抜ける。焼けた肉の匂いと、硝煙の臭いが混じり合い、彼の嗅覚を麻痺させる。通路の曲がり角に差し掛かった瞬間、向こう側から現れた男と鉢合わせになった。男は祐樹の姿を認め、驚愕に目を見開く。
「あっ……!」
「おい、テメエッ――」
言葉を交わすよりも早く、祐樹はゼロ距離で引き金を引いた。ズドンッ、と耳をつんざくような銃声が狭い通路に響き渡り、男の額を正確に撃ち抜いた。男の体は硬直したまま、ゆっくりと崩れ落ちる。血飛沫が壁に飛び散り、祐樹の頬にも生暖かい感触が伝わる。
(……つ、ヤべ、拳銃って思ったより音デケえな)
自身の行動に一瞬戸惑いつつも、祐樹はすぐに男の装備をむしり取る。幸い、男の服は無傷で、黒い上着とスラックスを手に入れた。懐にはナイフも収められている。新たな装備を身につけ、再び戦う準備を整えたそのとき――
「鬼火」
背後から、先ほどの卓の声が響いた。同時に、青白い炎を纏った火球が、音もなく飛来する。先ほどの“螺炎”ほどの速度も威力もない。祐樹は冷静に構え、残された右腕を突き出し、黄色の斬撃を放った。斬撃は火球を正確に両断し、青い炎は霧散する。しかし、その一瞬の隙を突いて、卓が黒光りするロングソードを振りかざし、猛然と突撃してきた。その動きは、まるで獲物を狙う猛獣のようだ。
祐樹は、卓のロングソードの刃先を紙一重で回避し、間髪入れずにカウンターの黄色の斬撃を浴びせた。だが、卓はそれを剣で受け止める。キィン!と甲高い金属音が響き、祐樹の斬撃は卓の剣に阻まれた。
「チッ……」
重量の差か、祐樹の体は押し返される。体勢を崩した祐樹に、卓が渾身の一撃を振り下ろす。祐樹は咄嗟に横へ飛び退き、再び距離を取って斬撃を放つが、それもまた卓の剣に阻まれる。卓の剣は、祐樹の斬撃を完全に無効化しているかのようだ。そして、卓は再び呪文を唱える。
「螺炎」
卓の呪詠が空気を裂くと、再び灼熱の火の竜巻が放たれた。凄まじい速度で迫る炎。祐樹はすかさず建物の角へと身を隠し、間一髪で回避する。爆炎が壁を焼き尽くし、コンクリートが溶け落ちる。その熱量と破壊力は、祐樹の再生能力をもってしても、致命傷となりかねない。
(クソ……マジで面倒くせえな、あの技……。近接も遠距離も全部アイツが上。しかも“螺炎”一発喰らったら、再生も間に合わねぇ……)
壁のコンクリートさえ溶かすような爆炎の残骸を見ながら、祐樹は思考を巡らせた。自身の斬撃が、コンクリートを豆腐のように切り裂けるのに、なぜ卓の剣には通用しないのか。その疑問が、彼の脳裏に新たな可能性を閃かせた。
(なんでコンクリートの壁を豆腐みたいに斬れる斬撃を受け止めれるんだよ。……ん?待てよ?じゃあこれだったら……)
祐樹は静かに立ち上がり、卓を“殺す”ために、再び動き出した。彼の瞳には、新たな策謀の光が宿っている。それは、絶望的な状況を覆すための、一縷の希望か、あるいは、さらなる狂気の始まりか。彼の口元には、不敵な笑みが浮かんでいた。
人物紹介⑤ 高野浩三
年齢 40歳
誕生日 11月29日
身長 168センチ
職業 コンサルタント
好きなもの 合体 つまみ食い 中で出すこと
嫌いなこと 抗う人 無視する人 思い通りにいかない人
明美さんと相性抜群の背は少し小さいけど大きい系男子。 何が大きいかは言わない。 こう見ると好きなことは相性バッチリ。 元妻は絶倫すぎて離婚したらしい。 であのお方と相性がバッチリで結婚した。 でも義理とは言え娘と合体するのは頭おかしい。 普通に犯罪な気がする。 職業はコンサルタントだが、若い社員をつまみ食いすることもあるらしい。 絶対雇いたくない。 てかずっと思ってるんだけどこの家族(後幼馴染)ずっと生なので、復讐する前に勝手に自滅しそうで怖い。 するなよ。自滅。




