少年 手を組む
話が唐突すぎるって言われそう。でも僕の語彙力じゃあこれが限界なんじゃ。
助けてえーりん
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路地裏に立ち込める血の匂いと、死体の山。その中心で、祐樹は謎の男と対峙していた。男は、返り血を浴びたナイフをゆっくりと下ろし、祐樹の方へと向き直った。その顔は、暗闇に隠れてよく見えないが、どこか見覚えのあるような気がした。祐樹は、警戒しながらも、口を開いた。
「……お前は、一体、何者だ?」
男は、何も答えず、ただ静かに祐樹を見つめ返していた。その瞳の奥には、冷たい光が宿っているように見えた。夜の闇が、二人の間に沈黙をもたらす。やがて、男はゆっくりと口を開いた。
「俺の名はボンリス。お前はなんという?」
その声は、低く、落ち着いていた。ボンリスと名乗る男は、月明かりの下でその姿を現した。彼は、透き通るような白い肌と、金色の髪を持つ、明らかに日本人ではない風貌をしていた。その顔立ちは、まるで西洋の彫刻のように整っているが、その瞳の奥には、深い闇が宿っているように見えた。
「俺は祐樹だ。 なんでボンリスは俺を助けたんだ?白竜会に追われることはわかると思うが。」
祐樹は、ボンリスから距離を取りながら、警戒を解かずに問いかけた。ボンリスは、肩をすくめると、路地裏の壁に寄りかかった。
「話がしたいなら、お前がいた場所に案内しろ。ここは、すぐに白竜会の連中が嗅ぎつける。」
ボンリスの言葉には、有無を言わせぬ響きがあった。祐樹は、一瞬ためらったが、彼の言う通り、この場所に長居するのは危険だと判断した。彼は、ボンリスを先導し、廃工場へと向かった。道中、二人の間に会話はなかった。ただ、互いの存在を探り合うような、緊張した空気が流れていた。
廃工場に到着すると、ボンリスは、祐樹が訓練に使っていた場所を見渡し、満足そうに頷いた。
「なるほど、ここなら人目につかずに話ができる。」
ボンリスは、廃工場の鉄骨に腰を下ろし、祐樹に向き直った。その目は、祐樹の力を探るように、鋭く光っていた。
「俺は、ある依頼を受けて日本に来た。その依頼とは、白竜会の幹部が所持しているという刀、『鎖哭』の破壊だ。」
ボンリスは、淡々と語り始めた。彼の話によると、『鎖哭』は、妖力を帯びた呪われた刀であり、その力は所有者に絶大な力を与えるという。彼は、その刀を破壊するために、日本に派遣されたのだという。
「だが、一人でこの任務を遂行するのは困難だ。白竜会の組織力は、俺の想像をはるかに超えていた。特に、妖術を使う連中は厄介だ。」
ボンリスは、そう言うと、祐樹の目をじっと見つめた。その瞳には、祐樹の力を試すような色が浮かんでいた。
「お前は、白竜会に追われている。そして、奴らと戦う力を持っている。俺と手を組まないか?」
ボンリスの提案は、あまりにも唐突だった。しかし、祐樹は、彼の言葉に嘘がないことを感じ取っていた。彼は、白竜会という巨大な組織を相手に、一人で戦うことの限界を感じていた。彼の再生能力と「黄色い斬撃」は強力だが、それだけでは、いずれ捕まるだろう。ボンリスの提案は、彼にとって、まさに渡りに船だった。
「俺に何のメリットがある?」
祐樹は、ボンリスの真意を探るように、問いかけた。ボンリスは、不敵な笑みを浮かべると、懐から数枚の妖紙を取り出した。 恐らく先ほどの白竜会の奴らの遺体からくすねてきたのだろう。
「俺は、お前に技術と、妖紙などの妖具を提供する。お前が持つ妖力を完璧に使いこなしたら、お前はもっと強くなれる。」
ボンリスの言葉は、祐樹の心を揺さぶった。彼は、自分の力がまだ未熟であることを自覚していた。ボンリスの協力があれば、彼は、白竜会と渡り合うための力を手に入れることができるかもしれない。そして、何よりも、彼の復讐を果たすための、大きな一歩となるだろう。
「……いいだろう。手を組む。」
祐樹は、ボンリスの目を見つめ、力強く頷いた。彼の心の中では、新たな劇の幕が上がろうとしていた。ボンリスという新たな登場人物を得て、彼の復讐劇は、より複雑で、より過酷なものになるだろう。しかし、彼は、その運命を受け入れる覚悟を決めていた。彼の瞳には、復讐の炎が、より一層強く燃え上がっていた。
こうして、祐樹とボンリスの、奇妙な共闘関係が始まった。二人の目的は違う。しかし、彼らは、白竜会という共通の敵を前に、互いの力を必要としていた。彼らの出会いが、日本の裏社会に、そして祐樹自身の運命に、どのような影響を与えるのか、今はまだ誰も知る由もなかった。しかし、確かなことは、彼らの物語が、新たな章へと突入したということだけだった。
人物紹介➉ ボンリス
年齢 38歳
誕生日 6月26日
職業 何でも屋(八割は暗殺ってのは内緒。)
好きなこと 不明
嫌いなこと 私利私欲の塊
主人公の師匠とかいうすごい人。元々はブラジルに住んでる少年だったけど、大規模なテロ事件で全てを失って裏社会に入った。で、ブラジルの偉い人殺しちゃって国際指名手配されて日本に逃げた。だから公安に追われてるんだとか。武器はトーラス PT92という拳銃だが、手榴弾とかスナイパーライフルとかも全然使うし、防弾チョッキも着てるしなんでも使う。普通に彼は一般人レベルの魔力しか持ってないのでそうしないと生き残れなかったらしい。 思想は蚊の命と人の命は同等(だから殺してもいいよね)とかいう()の中を除けば素晴らしい思想の持ち主。
だがこの時の彼は知らなかった。 後に苦労人になることは作者の頭の中では確定演出だということを..




