青春サツ×論 剋宮夜王編 第14章
青春サツ×論
剋宮夜王編
第14章
骨檻女郎は、先程佐藤少女を毛躓かせた、真っ赤なしゃれこうべを拾い上げると、
佐藤少女に見せつけるように抱き抱えた。
「どう?
私の主様よ。
ところで、そちらの男は?
・・・あぁ、そうだったわ!
ごめんなさいね!
・・・貴女の邪魔しかしない、使えない男だったわね!!」
「自分の亭主を自慢に使う女と一緒に居る、そちらのしゃれこうべは可哀想ですね。」
そう言いながら、先程撃たれた足を、制服を裂いて止血をする佐藤少女。
その顔には、脂汗が滲んでいるようだ。
「あらあらヒメリさん。
瘦せ我慢だなんて、みっともないわ!!
・・・私達特性の毒、気に入ってくれたかしら?」
「・・・毒?
そんなものは、何も感じられないが。」
「ハハハハハ!
あらあらヒメリさん。
貴女、案外鈍いのね!!」
「・・・そう言われても、俺は何も感じないんだが。」
「あらあら、みっともない!!
みっともないわよ、ヒメリさん!!」
高笑いしながら銃に銃弾を補充する骨檻女郎とは対照的に、
佐藤少女はきょとんとした表情である。
「私達の毒は即効性!!
私達の毒の効果、教えてあげましょうか?!」
「・・・一応聞いておこう。」
「ふふふ!
取り繕えなくなっているみたいね!!
可っ哀想!!」
そう言って銃声を響かせる骨檻女郎。
足の負傷を感じさせない軽い足取りで、それを避ける佐藤少女。
「・・・やはり貴女のような品のない者と話すのは、ストレスにしかならないな。」
「なんですって?!!
・・・まぁ、私達の毒が回り切ったら、そんな口、死んでも叩けないでしょうから?
精々今のうちに叩いておきなさい!」




