表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
青春サツ×論  作者: ⻆谷春那
剋宮夜王編
15/32

青春サツ×論 剋宮夜王編 第8章

青春サツ×論 剋宮夜王編 第8章

佐藤少女を苦しめる宿命とは。

―――――――――――――――

「ですから、裏帝りてい様。

絶対に絶対に、絶対に。

術の御使用はお控え下さい。」

「・・・使用したら、どうなると?」

「・・・正直に申し上げますと、今の貴男様に、術を扱える程の力は残っていないものと、

お考え下さい。

良くて暴走、悪くて【紅姫】です。」

「・・・暴走?

俺が?」

「そうです。

貴男様の精神は、すっかり衰弱しきっておいでです。

そのような状態で扱うなど、精神衛生上、良くありません。

逆に術に飲み込まれてしまっても、可笑しくないでしょう。」

「・・・貴様でも、どうにも出来ないのか?」

「無理です。

ワタシは元々、『医者』ではありません。

専門外です。

『何故解体業者に修理を依頼するのか』

と、同じような事です。

精神の衰弱なぞ、回復させるのは、至難の業です。

・・・掛けられた術は粗方解いておきましたが、後遺症は治せませんよ?

ワタシの専門は、術を掛けたり、後遺症を起こしたり、酷くしたりする方ですから。」

青春サツ×論

剋宮夜王編

第8章


「・・・その瘴気…」

―――――――――――――――

この世界には、「瘴気」と呼ばれる概念が存在する。

基本的に、呪物や曰くつきの物体等、非生物に宿る。

だがしかし、稀に「瘴気」を扱う事が出来る者も存在する。

この世界では「呪者じゅしゃ」と呼ぶ。

呪者じゅしゃの術に罹れば、基本的に生物には定着しない瘴気も、

定着してしまう。

瘴気を持つ存在を「呪われ人」と呼ばれ、

基本的に避けられ、嫌われ、差別される運命を背負う。




何故「呪われ人」はそのような事になってしまうのか。

その原因は、「瘴気」の持つ能力にある。




主に「呪い」と言われれば、瘴気を指す事が多い。

「瘴気」は主に、

・周囲の者の体調に悪影響を及ぼす

・悪霊や怨霊、怪異、魔等、質の悪いモノを引き寄せる

・(人以外の種族の場合)理性喪失の可能性

・能力阻害

・解呪阻害

等、様々なデバフ効果を持っている。

その為、呪われ人は、忌避されるのだ。

―――――――――――――――

「・・・俺には、物心付いた時から、この傷がありました。

・・・この傷は、どう手を尽くそうが、生々しいまま消えず、瘴気を放ち続けるのです…」

「・・・成程。

大体の事情は察しよう。」

「有難う御座います。

・・・俺のこの瘴気は、月日が経つにつれて、増々放出量が増えておりまして…

・・・俺に世話を焼いて下さっていた方々も、手を焼いてしまわれる程の量になり、

終いにh」

「もう良い。

・・・ここなら、瘴気程度、何の問題も無い事だから、安心しておけ。」

「そ、それはどういう」

「ここは、襲撃が多い。

何故か分かるか?」

「・・・普通の学校では扱いきれないような事情を持つ生徒、

つまり、

「何か術的発作や種族的な問題等があるか、

通常の学校には入れられないような身分の者もいるから。」

ですよね。」

「そうだ。

だからここでは、瘴気程度、何の問題にもならない。

さらに、瘴気程度、簡単に解決出来るような者は、

生徒にも教職員にも、ここなら大勢居る。」

「で、ですが、この瘴気はどうやっても消せz」

「消せない瘴気等、この世に存在しない。」

「ですが!」

「・・・少し、動くな。」

―――――――――――――――

そう言って剋宮少年は、佐藤少女に向かって手をかざす。

すると、驚くべき事に、佐藤少女の首元から漂う黒い霧のようなモノが減り、

生々しい傷が見えるようになった。

皆々様、初めまして、またはこんにちは。

⻆谷春那です。


皆々様、申し訳ありません。

救いはまだ無かったようです、ハイ。




・・・一揆ですか?

反乱ですか?

謀反ですか?




・・・救済が無いからと言って⻆谷を攻撃しようとしているそこのお前、やめて下さい。

⻆谷も心苦しいんですよ?


全く、一体誰がこんな酷い事を(特大ブーメラン)。


皆々様、次回から剋宮夜王編は、前書きと後書きが無くなります。

皆々様に、緊迫感を楽しんでいただくためです。


お付き合いできるのは、ここまでです。


皆々様の健闘を祈っています。


次回もお楽しみに。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ