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1日の終わりは異世界で  作者: あおきさとり
第1話「1日の終わりの楽しみ」
2/2

1-2

6月中旬。

梅雨空の下、私はすっかり暗くなった夜道を仕事帰りに歩いていた。


「へー……こっちはけっこう暗いんだ」


連日の雨により気分も沈みがちになっていた私は、その日はなんとなくいつもとは違う道で帰宅する。


普段使ってる道は、街頭や店などが立ち並んでいるため、夜でもかなり明るい。


しかし今日初めて通る道は、商店街ではあるもののシャッターは閉まっており寂しい雰囲気があった。


そんな寂れた商店街を歩いていると、ふっと後ろに明るい光を感じた。

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