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対抗戦13
璃水の攻撃は 小鈴には全く効果がなかったようだ。
そんな小鈴を見て璃水が不満を口にする。
「ちょっと、ズルくないですか!
勝てるわけないっす!」
璃水に文句を言われても小鈴は何事もなかったかのように平然としている。
焦る璃水に声をかける者が現れる。
「少し落ち着きなさい!
殺すことに執着しなくてもいいでしょ?
ようは脚を潰せば戦闘不能よ!」
璃水を心配した、明日香が助言をおくる。
「なるほど‥
でも、さっき脚にも攻撃は当たったはずです。効果なかったようですが‥。」
明日香の助言に疑問を持ち始める。
「水を刺しただけでしょ!
きちんと切り落とさないと!
少しは頭を使いなさい!」
明日香はかなりキツめに助言をおくる。
「ちょっと、その言い方だと頭が悪いみたいに思われるじゃないですか!!」
明日香に頭が悪いと思われている事にショックを受けてしまう。
「貴女のせいで、精神的ショックを受けてしまうとは‥」
別に小鈴のせいではなかったが璃水は恨みをもってしまうのであった。




