幕間 美雨
『私の名前は美雨18歳。
学校には全然かよわないでアイドルしてます!
猫猫娘って超人気グループで、さらに神44に入ってるわ。
グループは2000人いるから凄いでしょ?
ちなみにデビューのキッカケは歓楽街を歩いていたら、前を歩く可愛い娘がスカウトされたから、その跡をつけてプロダクションの人間を特定して‥。
後は弱みを握ったり強迫したりしてスカウトしてもらったの。
あと、趣味はハッキング!
某国の国防省のパソコンにハッキングしたりして、裏の世界では超有名よ。
だから毎日のようにスカウトがくるの!』
私がアジトに戻ると美雨が勝手に自己紹介を始める。
何か内容がぶっ飛んでて、イマイチ頭に入ってこなかった。
ってか、何でこんなに流暢になせるの?
お前ってキョンシーだよね?
あまりの喋りっぷりにキョンシーであることを疑ってしまう。
私は美雨に近づくと胸を鷲掴みにする。
あっ、心臓止まってるわ。
死んでる事を確認する。
「ちょっ、アイドルの胸を触らないでよ!
セクハラで訴えるわよ!」
美雨にキレられてしまう、
「いや、胸って‥。
ほぼパットじゃん。
男かと思ったよ。」
思わず本音を伝えてしまう。
「カッチン!
あっ、それをいいますか‥。
人が気にしてる事を口にしてしまうとは‥。」
美雨から殺気が溢れだす。
そこまで気にしてるとは思ってなかった。
涙目になってるので本気のようだ。
「わかった。
悪かったよ。
お詫びに胸を大きくしてやるよ。
お前、キョンシーだから何でもいじれるよ。」
さりげなく自分がキョンシーになってる事を話しなに混ぜておくのであった。




