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幕間 檮杌軍団
「窮奇が連れてきたのは、まさかの一匹!!」
MCの混沌が窮奇を煽る。
「こん、役立たずが!!」
檮杌までものってくる。
「さぁ、続いては檮杌の番です!
窮奇よりはいっぱい連れてきてるでしょうか?」
あまりに責められて窮奇は涙目になっていた。
「私は窮奇の役立たずとは違うわ!
では、私が連れてきたのを一気に紹介しましょう!!
さぁ、現れよ!
檮杌軍団!!」
檮杌が指を鳴らすと、どこからかスモークがたかれる。
幻想的な雰囲気の中、ピョンピョン跳ねながら奴らが現れた。
「キョンシーです!!」
檮杌がドヤ顔で紹介する。
飛び跳ねて出てくるので何処か面白いが、発せられる妖力はなかなかのものであった。
とりわけ最後に現れた道服を纏った女性は段違いの妖力だ。
「道士さんとその仲間達です!!」
檮杌の名付けのセンスは置いとくとして、なかなかのメンバーである。
MCの混沌も満足したのかウンウン頷いている。
勝った!!
檮杌の口角が上がるのであった。




