異世界周遊 4-42 困惑2
「う〜ん、お兄ちゃんにも困ったもんだ。手当たり次第に妊娠してさせて‥。一応創造神何だから望んだら実現するのに‥。」
イブキの愚痴が止まらない。
「いっそ男の妖怪でも連れてくるか?」
イザナミが苦し紛れに発言する。
「ダメ!お兄ちゃん以外の男は絶対にダメ!」
イブキが断固として嫌がる。
「私もパス。イチロー君以外は見たくないかな。」
セオリも拒否する。
「じゃー、真雪とかどう?妹一筋だから大丈夫じゃない?」
イブキが今思いついた事を口にする。
「妊娠しないかもだけど、何かトラブル起こしそうじゃない?」
セオリの意見に他の二人も頷く。
「じゃーやっぱり男になるのかなぁ‥。」
イブキが嫌そうな顔をする。
「あっ、良い事思いついた!」
突然イザナミが大きな声を出す。
二人とも少し驚いたが、その後イザナミの意見を聞いて賛成してくれるのであった。
「お兄ちゃん、護衛連れてきたよ!」
イチローが宿屋の食堂でお茶を飲んでいると、突然イザナミがすぐ横に転移してくる。
イチローはイザナミが連れてきた護衛を見てお茶を噴き出す。
イザナミが連れてきた人物はホラント国、第一王子であるコンスタンティンであった。




