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異世界 3-35 王妃選び29


これから大妖怪達が戦うというのにこの2匹は本当に混ざるつもりなのか‥。


「2人とも正気っすか?今から戦うっすよ!」

璃水が2匹に詰め寄る。


すると2匹が不思議そうな顔をする。


「えっ、特技対決じゃないの??」

泥田坊が慌て出す。


「違うよ。今から2対2でガチンコ勝負するんだよ。」


「「え??」」

2匹が息をのむ。


「ちなみに出場者はそこの人達だよ。」

俺が目で出場者をみると2匹も出場者を確認する。


「イヤ、無理ムリ!!」

「殺す気ですか!!」

2匹が号泣しながら怒っている。


「そもそも何で来たんだよ?」

当初から抱いていた疑問をぶつけてみた。


「璃水が呼び出されるぐらいだし、私達にもチャンスあるかと思いまして‥。」

小豆洗いがモジモジして可愛い。


「特技なら誰にも負けません!」

小豆洗いが力強く立ち上がる。


「ちなみに特技は?」


「田植え。」

「小豆を洗うこと。」

2匹は自信満々だけど何て微妙な特技だよ。田植えは良いとして小豆洗いは‥。俺にも出来そうな気がする。


俺たちが話し込んでいると後ろから声をかけられる。


「いつまで待たせる!早くやろうぜ!!」

百目鬼が待ちきれなくなったようだ。


百目鬼を見て2匹が必死にすがり付いてくる。

「イチロー様、元いた場所に戻して下さい!!」


俺も戻してあげたいので、何度かチャレンジしたけど戻すことは出来なかった。

その後、戻れない事を伝えた時の2匹の絶望した顔を忘れる事はないだろ‥。


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