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異世界 1-14 記念品


ニーナさんのことが気になったが、現時点で俺に助ける力はない。奴隷商を殺すことは出来ても、それでは根本の解決にはならない。可能であれば、奴隷商を足掛かりに組織を捜査してくれると事を祈る。捜査するのは、騎士団とかで、テンプレだと騎士団内に裏切り者がいて、情報源の俺が命を狙われたりするとか‥。本当にそんなことになったら、別の国に逃げよう。


肉体的にも精神的にも疲れていたので、目を覚ましたのは8時を過ぎていた。雪花はまだ寝ている。可愛い寝顔だよなぁ、ずっと見ていたいけど、起こすことにする。

「雪花、おはよう。疲れているだろうけど、そろそろ起きてくれるかな。」

雪花のおでこにキスをすると、目を開けた。

「旦那様、おはようございます。」

俺に挨拶してくると首に手を回してキスをしてくる。ん?舌まで入れてくる‥‥さすがに今からは時間もないので、少し強引に引き離す。

「私の事、嫌いになりましたか?」

「そんなことないよ、世界一好きだよ。こたえてあげたいけど、そろそろ起きてギルドに向かわないと。」

「私も好きです、大好きです。」ちょっと興奮気味にこたえてくる。

ほんと、可愛い嫁だよ。


さて、お風呂に入って着替えたけど、ベッドの惨劇をどうしようか‥‥。勝手に収納していいのかなぁと悩んでると、ノックの後に声が聞こえてきた。


「イチローさま、おはようございます。お着替えは終わられてますか?朝食は別の部屋に用意しましたので、ご案内致します。」

「わかりました。すみません、少し相談があるのですが‥。ベッドが「大丈夫です!後はお任せください!」」

かなり恥ずかしいけど、任せる事にした。


朝食を気持ち早めに食べて、チェックアウトする為、受付に向かう。

マイケルさんと他の受付さんはいるが、ニーナさんは、やはりいない。

「イチロー様、おはようございます」×8マイケルさん達が挨拶してくる。

「みなさん、おはようございます。起きるのが遅くなって、すみません。」

「初夜なんですから当然ですよ。イチロー様は、早いほうですよ。」

マイケルさん、それは起きてくるのがですよね??

「すみません、そんなに堂々と初夜って言われると、恥ずかしいというか‥。」

「恥ずかしい?初夜がですか?イチロー様は、この国の出身ではないのですか?」

「はい、遠い国からやって来ました。」

「それでしたら知らなくても当然ですね。初夜は神聖な儀式なようなもので、みんなが祝福してくれます。ちなみにこれが初夜の記念品です。」マイケルさんが、箱を渡してくる。

嫌な予感がする。

「ちなみに中身は何ですか?」

「シーツの一部です。」


ハイ、アウト!

そんなもの受け取るわけが‥‥まぁ、記念品だし、受け取るけど。

バックにしまうフリをして、収納魔法を使う。もちろん最重要フォルダに入れておこう、パスワード付きで。

ちなみにこのバックは、カレンさんから俺が人前で収納魔法を使わないようにダミーでくれたものだ。


「それで支払いは、いくらになりますか?」

「お代は、カレン様より頂いております。ちなみに今日も同じ部屋にお泊まりされると伺ってますよ。」

手回しがはや!カレンさん、コワイよ。


マイケルさん達に見送られながら、冒険者ギルドを目指す。


きっと展開が遅いとか。ダラダラしてるとかお叱りを受けそうな内容になっています。今回の話も、宿屋をでてギルドに向かったと書けば終わりなのですが、どうしても細かかく書いていまいます。出来るだけだけテンポよく書きますので、今後とも読んで頂けると助かります。イラストとか描いて貰えると嬉しいです。

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