表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

179/848

異世界 3-32 王妃選び26


「散々待たせやがって!」

百目鬼と書かれたツノのある三つ目の女性が怒っている。


「本当ですよ。」

玉藻の前と書かれた狐耳の美女が静かに怒っている。


この2人は以前、召喚用タブレットから呼び出すよう催促してきた。その時は考えておくと誤魔化したのだが‥。


「妖怪で一番強い奴を決めるんだろ?もちろん参加させろよ!」

百目鬼さんが楽しそうだ。


うーん、たしかに妖怪の代表を決めるんだけど何か微妙に認識がちがうんだよなぁ‥。


「貴女達は馬鹿ですか?参加資格はイチローの妻だけよ。」

明日香が煽る。


「でしたら勝ったら嫁になれるはどうですか?」

狐さんが妥協案を提示する。


「馬鹿なの?嫁しか参加出来ないの!」

緋莉まで煽りだす。


「だったら嫁になってやるよ!」

「私も妻になります!」

鬼と狐が勝手に嫁になる宣言をする。


「俺の意見は?」

もちろん誰も答えてくれるものはいなかった。


それから数分後、巨大な光の柱が現れた。

ん?いつもよりデカない??


光がおさまるとそこには見知った鬼と狐以外に、高下駄の女性、大きな傘を持った女性、小袖の女性、洗い桶をもった女性、ツノが2本ある女性、身体の周りに骸骨のある女性達が立っていた。


「ちょっと出てくるの多くない!」


俺のツッコミが虚しく響くのであった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ