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粘体生物アメーバさんの旅   作者: タロン
1章 
2/5

01話 爆誕

本編開始です

 

 ある日、とある迷宮に一つの粘体生物が誕生した。誕生した生物はアメーバだ。この生物は本来、迷宮の掃除係としてスライムですら食べないごみを中心に食べて生活している。

 他のアメーバと何ら変わりないが、ある事がきっかけで自我が芽生えた。



 気が付いたら僕はそこに存在していた。いつ生まれたのかも、ここがどこなのかも分からいない。ただ、本能に従い食事をしてる。それはいつもと変わらない。一つ違う点は、自分に自我のようなものが芽生えていたということだ。


 周りの同胞たちを見てみると、先ほどまでの自分と同じように淡々と食事を続けていて、意思がある個体は見受けれない。どうやら、自我を持つのは自分だけのようだ。


 なぜ自分だけなのか不思議に思う。とりあえず今は突然変異だと考えておこう。

 

 せっかく自我が芽生えたのに、目的が無い。このままだと食事をするだけで一生を終えてしまう。 そんなことを考えていると、冒険者と思われる二人組が会話をしていた。



「お姉ちゃん、この迷宮のうわさって知ってる?」


妹と思わしき青髪赤目の少女が赤髪赤目の少女に尋ねる。


「うわさ?そんなこと気にしないわ。」


だろうね、と青髪赤目の少女が言う。


「そんなこと言わずに、聞いてよ。なんでも、怪しい錬金術師が魔物で実験をしているらしいよ。もし会ったらどうする?」


「とりあえず一発殴っておく?」


「さすがに怪しいってだけの理由で攻撃するのはどうかと思うよ。あ、下層に行ける階段があるよ」


そういって彼女らは下層に向かっていった。



 目的は今できた。同族とはコミュニケーションをとれなっかったが、あの少女たちを見ていると会話をしてみたいと思った。それに、あの二人が話していた錬金術師のことも気になる。


 しかし今のままでは何もできない。強くならないと、人間とコミュニケーションを図ることも、錬金術師について調べることもできない。


 仮に人里に侵入できたとしても、そもそも小さくて人間には見えないだろうし、なにかできるわけでもない。人里に行く前に、簡単に死なないようにならないといけない。この迷宮を攻略することでその自信がつくのではないだろうか。


 行動方針が決まったところで、早速実行に移していきたい。


 アメーバは、周りにエサとなるものがないと、簡単に死んでしまうう。周りにエサが無い状況下におかれると共食いを始める。それを制しつづけたアメーバは、他の個体よりも大きく強い。

 

 まずはアメーバの頂点になることを迷宮攻略の第一歩としよう。

アメーバさんの行動方針が決まりました。

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