4話 盗賊と出会い(なお撲滅しました)
予約投稿その1
「ひっひっひ、今日も大量だぜ…」
「商人どもがアホで助かりましたねぇアニキィ!」
かなり近いな…そして、発している言動から思うに…多分盗賊か?
「見ろぉ!あいつの袋からキラキラ光る物が出たぞ!」
「おい!こっちには質の良い魔道具があるじゃねぇか!」
「これ全部売っぱらって金にしようぜ。」
「こんだけ売れば大金が手に入るなぁあにきぃ!」
…これ盗賊だね、やっぱり。国語の古文の授業とかゲームとかにいる盗賊だよね?こいつら悪者だからぶっ飛ばしても良いよね?
でも良心の欠片も残っているはず…このパターンはその欠片も粉々になってそうだけども。
道を教えてもらうか。襲って来たら返り討ちにしよう。強さの差がありすぎたらそん時は諦めよう。
「あのー、ちょっとお尋ねしたいんですけどー…」
『おいお前、隠せ!』
『ヘイアニキ!』
「あーはい、なんでしょうか?」
小声で話したと思うけど無駄無駄。全て筒抜けなのだよ。
「道に迷ってしまって困っているんです。頼れる人もいなくて…助けてくれませんか?」
『おいこいつ頼れる人がいねぇってよ!』
『こいつを奴隷にして売りさばいたら相当な金になるんじゃねぇか?』
『おっ、いいねぇ、そうしようか』
「わかったよ、こっから一番近い町に案内してやるよ。」
おい、奴隷という洒落にならないワードが出て来たんだけどぉ!こいつらはヤバイな。早く駆除しなきゃ。
「はい、じゃ、お願いします。」
「ああ、任せろ。」
「料金は、お前の体だがな。」
ついに本性を現したか…やっぱり良心の呵責もなかった。
ナイフを振りかざして来たので、避けて背中に蹴りを入れた。すると面白いくらいにそいつは吹っ飛び、木に思いっきりぶつかった。
「…え?色つけすぎじゃねぇ?」
だってさ、信じられる?見るからにひ弱そうな女の子が背中に蹴りを食らわせただけで吹っ飛んだんだよ?
「ひぃぃぃ!化け物ぉぉ!」
もう1人は逃げ出そうとしている。地面に張って逃げているので脇腹を蹴り上げた。すると回転していって木の枝に引っかかった。
…これ、俺TUEEEEEEEってやつ?よくわかんないや…
2人は気絶したので、荷物を見てみる。お金らしき色のついた金属のやつと、服と、魔道具らしきものがあった。商人は…いない。殺したのかあの二人…正直いってこれを返したいのだが、持ち主がわからない以上、返すことは出来ない。これはありがたく俺が使わせてもらおう。もし生きていたら本当に申し訳ない…
ん、また誰かが来た…盗賊じゃないよね…?
ストーリがまとまらん!