2話 この先
感想ォォォォありがとうございますッ!
中学生「ここどこーん…」
俺は気がつくと、まるで精○と○の部○みたいな真っ白い空間の中に居た。
そして、俺は今ふっつうに女の人が、なんかこう…ゲームとかで着てそうな服を着ている。うん、これが本物の女の気持ちだったらはしゃぐだろうよ。
だがしかしッ、俺は男だ。例えこの体が女の体になろうともッ!
??「あー、その体は既に女の体だよー。」
中学生「ひゃっ!?」
び、びっくりしたぁぁ…そしてもう女の体になってたの忘れてた…
??「あ、驚かせちゃった?悪いねぇ。あ、俺は神様とでも言えば良いのかな?分かんないけど。」
ん?神様?んー、いたんだそういう存在。見た目…普通に女の子…だいたい12歳くらいか?
神様「ま、長く生きすぎて暇なもんでね…最近一人称を俺にする遊びを自分でしてんだよね。」
長く生きすぎてる、か。確かに暇になりそうだけども。
てか俺、どーなってんの?人にナイフかなんかで刺されて死んだんじゃないの?
神様「どういうわけか、君の死体と魂が此処に突然現れたんだよね。あ、別に力とかは使ってないよ?急に、ぱぁぁぁ、とね。」
なんなんだその表現の仕方…そして、見た目が可愛いから地味に萌えるじゃないの…
神様「これも何かの縁かな?と思って、君の活動をほぼ停止している魂を蘇らせてみたんだよね。んで今いる君はただの魂なんだ。」
神様は縁を操作する側だと思うのは俺だけなのかな?勝手な固定概念に囚われている俺もどうかと思うが。
神様「んで、君はどうしたいのさ。一応、ある程度は私も出来るけど。」
ん?何が出来るの?謎が深いなぁ。
神様「んー、このまま君の死んだ所…地球に送り帰すか、私の作った世界…君達が言う異世界とでも言っておこうかな?んでどっちかを選んでね。時間制限とかはないからお気楽に考えてね。」
時間制限は無い…ってそうじゃない、地球か異世界…普通だったら地球だが…
中学生「質問いいかな?」
神様「答えられる範囲内でなら何でも。」
中学生「もし俺が地球に帰ったとして、その地球の時間軸はどうなる?俺が死ぬ前?死んだ後?そして、この体…性別等はどうなる?」
神様「んー、時間軸は君の死んだ後になるかな。そして、残念ながら君の性別はもう変えられないんだよ。」
中学生「神様の力を使ってでも?」
神様「ごめんね。怨むんなら私じゃなくて、薬を飲んだ自分を怨むんだね。」
いや別に怨みはしないけども。
んー、死んだ後でなおかつ性別はそのまま…家族はいいとして、友達、学校、そして世間の目…どうしようか。少なくとも俺の家族に世間の目を隠し通せる権力もないただの一般市民。今まで通り暮らすのは難しい…最悪の場合、政府の実験とかいって俺を色々と試すかも…うん、無理だ。
かといって何にも頼れる人も居ない異世界で暮らすってのも気が引ける…
神様「ある程度は出来るんだ。君を赤ん坊にして貴族の娘にも出来る。」
…ある程度の常識を超えたと思うのは俺だけ?俺がおかしいだけ?
中学生「それは嫌だな…赤ん坊に生まれ変わるのは…」
神様「そうかい。だったら好きにしたらいいじゃないか。異世界で何かするのもさ。」
何かするのも…
中学生「英雄になるなり、魔王になるなり好きにしろと?」
神様「そういう事。」
…無理な気がするな…ただ暮らすのも出来ないのかな?
神様「ただ暮らすだけだったら、私の作った世界を旅とかすればいいじゃないの?」
旅…未知の世界を旅…気になるな…
中学生「じゃ、異世界に行くよ。といっても俺は旅したいだけなんだけどさ。」
神様「そうかそうか。決まったか。じゃ、私はサポートしてやろうではないか。」
ん?サポート?どうやって?
神様「悪いんだけど、私の世界、強いモンスターがうじゃうじゃ居るのよ。ただの人間の君ではとても太刀打ち出来ない。だから、私の出来る限りでサポートすると言ったのさ。」
怖っ!?で、でもサポート付きだから大丈夫…
神様「じゃ、色々してくるから待っててね。」
何かしてくるのね。待とうか。
…
…
…
神様「待たせたな。何かの縁。繋がった事を記念して色々と色を付けといた。ま、5年単位で私と話そうじゃないか。」
…この人、ちょっとおかしいのでは?
でも色を付けたって言ってたし、異世界でも生き残れるはず…
神様「じゃ送るよ。久々に人と出会えて楽しかったよ。」
お、送るらしいな。
俺は色んな感情が混ざり合う中、意識を失った…
出来れば本編小説も見て…見て…
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