1話 ざ ぶろろーぐ
はい、ただの雪餅です。いつもお世話様です。何をトチ狂ったか新作小説を投稿させていただきました。
俺は元男…だった筈…
それなのに、俺は男じゃなくて女の子の体になっている…
どうなった…どうなったんだ…俺!
俺は働かない頭をフル回転して記憶を辿る…
中学生「あ〜、疲れた…本当厳しいよ部活の顧問よぉ…」
俺は…中学生だったんだ…名前は…思い出せない。
中学生「ふぁぁ…これから勉強か〜、面倒臭いな…とにかく、さっさと終わらせて寝よう。」
もっと…もっと思い出すんだ…
中学生「こんばんは…うがっ!?」
突然俺は挨拶をした男に蹴られた…そして首筋に何かを当てられ、俺はそこからの記憶がない。
※これからは中学生視点となります。
中学生「いてて…んで…ここ…どこ…」
???「ようこそ、研究施設へ。といっても強制的に連れてきたのだがな。」
中学生「は?研究?何を?」
???「研究と言うよりかは実験だ!私はとある薬を作っていてね…君にはその実験体となってもらう。」
中学生「だが断る。大体人を勝手に攫っておいて実験体になれと言われてはいそーですか分かりましたとでも言うと思ってんのお前?」
???「断ると思ったよ。しかし、このままだと帰らせはしないよ?」
中学生「何を言って…うっ…」
俺は体が動かない事に気づく。全身を鎖で縛られている上に体が痺れて動かない…
???「無駄だと分かったろう?分かったなら早く薬を飲むことを了承しろよ…」
中学生「痺れる…分かった!分かった!飲んだらこの状況から解放してくれんだよな!?」
???「そうだな…解放してやろうではないか…ふふふ…さっさと飲め。」
中学生「え?俺手ェ縛られてるから掴んで飲めないんだけど?」
???「お、これは失敬。では、口を開けろ。入れるから。」
俺は口を開ける。薬は…粉状の奴だ…大丈夫かな?最高にハイってならなきゃいいんだけど…
俺の口の中に粉が入る…そして体内に入った途端、急に耐え難い痛みが襲う…
中学生「うがああああああ!」
???「やった…成功した!薬の効果が徐々に効き始めてるぞ!」
俺は最後に自分の声が少し高くなった事を認識し、気を失った。
…
…
…
…
…
中学生「お…俺は一体…」
そう言って俺は気付く…体には足に何かが嵌められているだけだが、それよりもっと重大な事がある…声が男の低い声じゃなく、女みたいな高い声に…しかも、体が…俺の股間に喪失感が…そして、胸が重い…くっ…
???「やぁやぁ、目覚めたかい?」
中学生「おい…これはどういう状況なんだ?」
???「それは自分の体で気づくものじゃないかな?」
中学生「俺、女になってる?」
???「ふふふ、そうそう、実は体を薬の成分で急激に変化させる薬を作ったんだよ…この薬の為にどれほどの失敗作を生み出した事か…」
中学生「んな事はどうだっていいから早く帰してくんないかな…」
???「おっとそうだな…帰すとするか…」
あいつがそう言うと刃物を取り出した…
???「無事に 帰すとは 言ってないがな 」
え…嘘だろ…避けろ!避けろ俺!って体がウゴカナーイ…おう…さらば俺の人生…
俺は心臓部を刺された…不思議と痛みは感じなかったが、血がどくどくと出て、自分の体が冷たくなるのを感じていった…
そして、俺の命の灯火は、理不尽な実験野郎に消されたのだった。
始まり方が性転換少年に似てない…似てる?
とまぁこれからも別作共々よろしくお願いします。