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天翔の逢翼  作者: Nacht
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第十六話: 最悪の結末、その1

今回はいつもに比べ、かなり少ないです…。

―四月十六日―

珠香の日記より。


四月十六日(木)、晴れ

翔達が宇宙に旅立ち二日が過ぎた。

だから、大地、優香ちゃん、優太君もお休み。ついでに先生も…。

ミルファーナも今日は公務らしく休みだった。


私の周りに今日は人が居なかった。

すごく寂しいよ…。皆早く帰ってきて。


…でも、星野谷先生の授業は面白かったな。



―同日、蒼穹荘。


「暇だね〜テスラさん。」


凜が暇そうに話し掛ける。


「人数が少ないと仕事が速くすみますからね…。」


テスラも珍しく暇そうにしている。


「大掃除、洗濯、買い出し、下拵え…その他諸々も全部やってしまいましたし…。ずず〜…熱っ!?」


イーファもお茶を啜っている。


「なら、お前らもこれ見ろよ。なかなか面白ぇぞ。」


エレンが煎餅を片手にゴテゴテの昼ドラを見ていた。


「あっ、知ってる。それって、三角関係じゃなくて、一人の男性を多数の女性が奪い合うってドラマだよね?」


「そうそう、もう主人公の彼が哀れで哀れで…。」


「でも、こう言うのって、現実では見ないよね?」


「八人の女に狙われてるからな…。」


「普通、無いですよね〜。」


凜とエレンはははっと笑った。


「それにしても、暇ですね。」


テスラも紅茶を飲みはじめた。



―同じく、外務省執務室。


「むむむ…む〜。」


「どうしたんですか、藤宮さん?」


「書類が片付かない〜。」


「仕方ないですよ。ここは今この国で一番重要な組織なんですから。」


「うぅぅ〜。」


そんな時、また扉が開いた。


「すいません、こちらの書類もお願いします。」


「………もう駄目…。」


由紀子は目を回しながら次の書類に目を通し始めた。



―北条家、時羽の部屋


「翔様はまだ帰ってこないのかしら?」


「もうすぐ警備を連合宇宙軍に引き継ぎますから。もう少しの辛抱ですよ。」


「う〜っ…それはそうですが…。」


「はい、今日のお菓子はチーズケーキですよ。」


小九郎がケーキを置いた。


「はむ…。む…やっぱり美味しい…。」


「それは何よりです。」


小九郎はニコッと笑った。



―休憩室


「ふぅ…。」


話し合いを終えたミルファーナがコーヒーを片手に一息ついていた。


「翔君に会いたいな…。」


「姫様、失礼します。」


ロームが休憩室に入って来た。


「今、よろしいでしょうか?」


「ええ、かまいません。」


「例の件ですが…。」


「視察の事ですか?」


「はい、翔達の回収機に同乗してもらう事になりますがよろしいでしょうか?」


「はい、お任せします。」


「分かりました。では、そのように。」


ロームが去った後、人知れずガッツポーズをとるミルファーナだった。



―それから二日後。


「連合宇宙軍艦隊指令のカール・トリプトンです。」


「地球連合特機運用戦隊ファフニール隊長、轟政隆です。」


「………。」


「………。」


「会えて光栄ですよ、轟さん。」


「不思議なものですね、こうしてあなたと向かい合う日が来るとは。」


「あの時は死ぬかと思いましたよ。」


カールが苦笑しながら言った。


「それは落ちてきた時の話ですかな?」


「あれはあれで恐かったですねぇ…。」


『ははははは。』


「翔、あの二人、妙に仲がよくないか?」


「確かに…いつの間にだろうな…。」


当時、気絶させられていた翔と大地は二人が死合った事を知らないのであった…。


「今度会ったら、飲もう。いい店を紹介する。」


「ああ、期待していよう。」


二人はがっちりと握手を交わした。



―木星、アステロイドベルト


「これが、ストラーグ宙間専用ユニットか。」


ウォーグが機体の前で呟いた。


「姿勢制御装置に、ビームキャノン、伸縮型の補助腕か。」


ウォーグは機体に乗り込み、システムを立ち上げた。


「今回のミッションは、地球側のゲートの奪取、もしくは破壊だ。バレント部隊が既に戦闘を開始している。」


「了解した…。」


「作戦時間を過ぎた時はメテオ・ブレイカーを使用する、間違っても逃げ遅れるなよ。」


「了解、出撃する。」


ストラーグが転移した。



その2に続く


今回もお読みいただきありがとうございました。

本来は残りも編集作業が終わった後で組み合わせる予定でしたが、レポートとテストに追われたためまだ終わってませんそこですでに終わったその1だけを上げました。

月末には全部終わるので、8月頭には残りを上げれるようにします。

大変申し訳ありませんでした。(土下座)

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