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人の領域

作者: 橋の下野 ゆうだい

内と中と外があるんだよ、心には。

人と人とが交わるとき、触れられるのは外同士。

中を通るのは難しいし、内に沈むなんてことは不可能だろう。

人は常に外で生きているからね。

中は何かな。

うーん、そうだね。

内と外とを隔てる境界とでも言っておこうか。

あとは内かあ。

内はね、終わりがないんだよ。

どこまでいっても、どこまでもいける。

そんな空の彼方に、僕は憧れた。

だから行くよ。

ガチガチに着こんだ何もかもをワン、ツー、スリーと脱ぎこんで、はだかになる。

準備はオッケー。

さてと、

終わりなき彼方へと沈んでいこうか。

お読みいただき

ありがとうございます。


解説

人の心で触れられるのは「外」面同士。


「中」は境界になっていて越えることはできません。これは壁見たいなイメージです。


「内」は終わりがありません。文中にもありますとおり、「どこまでいってもどこまでもいけます」。まるで宇宙みたいだと思いませんか?なので、「空の彼方」

と表現しています。


「ガチガチに着こんだ何もかも」というのは世界(社会)の影響などのことです。ここでは影響を受け入れて汚れてしまった自分というものを剥がして本当の自分になろうとしています。


「終わりなき彼方へと沈んでいこうか」と、、、。つまり、宇宙に沈んでいこう。となるわけですが。宇宙に行くなら飛んで行くと書いた方が適切だと思うでしょう。けれど、心の宇宙です。僕は海底に沈んでいくようなイメージだろうなあと思ったので、こういう表現の仕方をしました。


この作品のポイントは、人間とは体の内側と外側のどちにも宇宙を持っているということです。


長くなりましたが、まとめると、この少年は真の自分と向き合おうとしているのです。


お読みいただき誠に

ありがとうございました!


もしよかった感想も是非!



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