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ナイフとシャーペン  作者: れん
1/5

別れ

初めまして。ぷうちです。

外国人ですので、表現などが色々と未熟ですが、よろしくお願いします。




"うん…?"


手探りで隣の彼女を探したが、彼女ではなくメモが一枚置いてあった。


'さよなら'


力が抜けて起き上がれない。これで何回目だろう。


"いま何時だろ。"


携帯に手を伸ばして横目で携帯の時計をみた。


'19:17'


"はぁ…"


ため息をついてゆっくり起き上がった。



1


'カランカラン'


"いらっしゃ~い!"


洋子さんがカウンターのほうに手招いてくれた。


"おう。ビール。"


バーの中にはいつものメンバーの5人だけだった。このバーのマスター洋子さん、私の右には田中さん、左には加藤ちゃん、テーブルの席の毎日来るおっさん、あとは私。


"今日元気ないね!もしかして、また~?"


からかうように洋子さんがビールを出しながら言ってきた。

私はビールを一気飲みし、


"その通り!" と返すと、


"さっちゃん、もしかしてまた浮気?"


隣の加藤ちゃんが呆れたように言った。


"また携帯みられてさ…"


私が言い訳しようとすると、加藤ちゃんは


すこし怒りながら言った。


"あーあー、何回目だよ。まったく!彼女がかわいそう!別れて正解だよ。"


"いやいや、会ってないから。"


"会う、会わないの問題じゃないでしょう。相手を傷つけたから、立派な浮気だよ。"


"は、はい。"


同じようなことが何回も繰り返し、裏切ってしまった。


"さっちゃん、もうそろそろ恋人作るのやめてさ、あれになれば?あれなんだっけ。"


洋子さんが頭を抱えながら考えてると、今まで黙っていた田中さんが、


"ジゴロ" とボソッと言った。


"そうそう!ジゴロ!"


洋子さんは喜びながら私を見ながら言った。なぜか、その場にいた全員が頷いた。後ろのおっさんまで。

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