別れ
初めまして。ぷうちです。
外国人ですので、表現などが色々と未熟ですが、よろしくお願いします。
"うん…?"
手探りで隣の彼女を探したが、彼女ではなくメモが一枚置いてあった。
'さよなら'
力が抜けて起き上がれない。これで何回目だろう。
"いま何時だろ。"
携帯に手を伸ばして横目で携帯の時計をみた。
'19:17'
"はぁ…"
ため息をついてゆっくり起き上がった。
1
'カランカラン'
"いらっしゃ~い!"
洋子さんがカウンターのほうに手招いてくれた。
"おう。ビール。"
バーの中にはいつものメンバーの5人だけだった。このバーのマスター洋子さん、私の右には田中さん、左には加藤ちゃん、テーブルの席の毎日来るおっさん、あとは私。
"今日元気ないね!もしかして、また~?"
からかうように洋子さんがビールを出しながら言ってきた。
私はビールを一気飲みし、
"その通り!" と返すと、
"さっちゃん、もしかしてまた浮気?"
隣の加藤ちゃんが呆れたように言った。
"また携帯みられてさ…"
私が言い訳しようとすると、加藤ちゃんは
すこし怒りながら言った。
"あーあー、何回目だよ。まったく!彼女がかわいそう!別れて正解だよ。"
"いやいや、会ってないから。"
"会う、会わないの問題じゃないでしょう。相手を傷つけたから、立派な浮気だよ。"
"は、はい。"
同じようなことが何回も繰り返し、裏切ってしまった。
"さっちゃん、もうそろそろ恋人作るのやめてさ、あれになれば?あれなんだっけ。"
洋子さんが頭を抱えながら考えてると、今まで黙っていた田中さんが、
"ジゴロ" とボソッと言った。
"そうそう!ジゴロ!"
洋子さんは喜びながら私を見ながら言った。なぜか、その場にいた全員が頷いた。後ろのおっさんまで。