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リベーラの世界へ! 黒澤side

黒澤パートです!

楽しんで読んで頂けるととても嬉しいです!

『リベーラファンタジーIIIオンライン』



この発売をどれだけ待ったか!6ヶ月前から予約をして、”ソロプレイ”での楽しさを存分に味わうためにちょっとだけゲームの時間も制限した。


さぁ!2ℓのコーラとポテチを準備して・・・・・あっ!!ポテチを食べる用の箸もセッティングしないと!何かあった時用に箱ティッシュもすぐ手の届くところに!

さぁ僕はこれから3時間・・・いや、5時間はこの世界から戻ってはこれないだろう。きっと一人なのに「あー誰か僕の代わりにトイレ行ってきてー」って叫ぶことも決まっている!


戦いに向かう男の顔って多分こんな顔だろうなって思うぐらいキリッとした顔をして、これでもかと腕を高くあげ大袈裟なモーションでボタンを・・・・・:押す!!!!!




ピロン♪




いざ!!!!!リベーラの世界へ!!!!!!






~♪♪START♪♪〜






最初はキャラメイクだ。キャラメイクとは、自分が操作するキャラクターの性別・体型等を含め容姿を決める。

前作はある程度の形が決まっているサンプルから選択するだけだったが、今回は目・鼻・口の種類から大きさまで細かく設定できるようだ。



キャラメイクは今後このゲームをやることへのモチベーションにも関わるから、しっかりと設定していきたい。

しかし、それと同時に半年間待ちに待ったこのゲームを少しでも早くプレイしたいという気持ちに駆られた。



「とりあえず、パパっと決めてそれから悩もう」



パパッとがきっとパパッとではないことは僕が一番知っているが、普段3時間かかるキャラメイクが2時間45分になればパパッとだという僕のルールなのだ。




そして、僕にはキャラメイクにおける個人的ルールもある。


それは・・・


まず性別は女。

そして、ツヤツヤな黒髪が肩甲骨までの長さで・・・いや、欲をいえばお尻まで届くぐらいのロングポニーテール。そして髪質は、フワッとした感じは一切いらないストレート。

そして、前髪は王道のヒロインによくあるギリギリ目にかかるかかからないかの前髪を7対3ぐらいの割合で分けている前髪だ。



とりあえず髪型が決まったと思ったその時・・・・・

なんということだ・・・・・・!?!?!?

はじめて1時間も経ってないというのに僕に盛大な雷が落ちた!!!!!



”クラウンハーフアップ”・・・・・・・・だとっ!?




ロングストレートの良さをそのままに、両サイドからの編み込みによって女性らしさが何倍にも跳ね上がっている。洗礼された美しさのロングポニーテールとはまた違った女神のような包み込む美しさを放っている。


それはまるで僕が愛してやまない某アニメのヒロインア◯ナではないか・・・!

その某アニメとは、実際アニメからではなくライトノベル発なのだが・・・・おっと、リベーラファンタジーⅢオンラインをやっている時に他の作品のことを考えてしまうとは、僕もまだまだだ・・・。



あぁぁぁぁあxaxawwwaaa。今回僕は、初めてルールを破り浮気してしまうかもしれない・・・




クラウンハーフアップ・・・当たり前に王道ヒロイン前髪とも相性がばっちりではないか!!!




ダメだ。完敗だよ・・・クラウンハーフアップ。

「もう・・・もう、この髪型しか考えられないじゃないか・・・。」


ポニーテールから浮気をしてしまった罪悪感と新たな女神を見つけてしまった高揚感に包まれ僕は少しの間天を見つめて目を瞑った。


        ・

        ・

        ・

        ・

        ・



いけない!パパッとだったんだ。危うく昇天しかけてしまった。



あとは顔の詳細設定。



髪型だけでなく、顔にもこだわりがある。

まず、目はぱっちりとしていて芯がある瞳。目尻は吊り目でも垂れ目でもない、いわば

・・・そう!某アニメのヒロインア◯ナ!!!!!

あの強い瞳で見つめられるとそれだけで昇天してしまいそうに・・・おっと、また脱線してしまった。

顔はほぼ某アニメのヒロインア◯ナをイメージして作っていく。いつもはこの完璧な顔面に、洗礼された強さを兼ね備えたストレートロングポニーテールを組み合わせる。しかし、今回はクラウンハーフアップだ。・・・・・これはもう、ほほア◯ナ!!!!!

うぉぉぉぉxxxooo!!!!女神が・・・・女神が降臨したっ!!!!!

実際の某アニメのヒロインア◯ナは、美しい黄金に輝くオレンジ髪なのだが、そこは俺の性癖を載せていくぅ!そう!・・・KUROKAMI★!!!!!

くぅぅぅぅーーーー強さの中に儚さを兼ね備え、なおかつ少し影のあるような雰囲気を醸し出している。控えめに言って最高!!!




続いては、体型だ。

体型の理想。それは・・・そう!某アニメのヒロインア◯ナ!!!



華奢な肩、折れてしまいそうなほど細い腕、着痩せして見えるが隠れ巨乳、セクシーなくびれ、少し肉付きのいいお尻から太ももにかけてのむっちり感、程よい筋肉で引き締まっているふくらはぎ、これらを一つ一つ細かく調整していく。


えっ変態??・・・僕は変態ではない!・・・ただ、理想の女体を具現化しているだけだ!




初期装備を纏い、僕の戦場の女神が降臨した。




「っよしっとまぁ....こんな感じかな..」


早くプレイしたい欲求に駆られ、譲れない部分のみをしっかりと調整し・・・といいつつクラウンハーフアップの誘惑に負け、メイキングだけで2時間55分かかってしまった。


「うむ、3時間以内。当初の予定であったパパッとの許容範囲だな!」

と、独り言をブツブツと呟きながらニヤリと笑う。



さぁ、未知なる世界への扉を開ける…


    ・

    ・

    ・


「う……わぁ……」


なんとも言葉にならぬ声をだし、ゲームの世界に降り立つ


「グラフィックのこのクオリティ…なんだこれ、なんだこれ!!」


濃く鮮やかに広がる青い空、賑わう街並み、レンガ調の家屋。改めてずっと待っていたゲームの世界に自分がいることに感動して泣きそうになる。

でも、泣いている場合ではない。僕はこの素晴らしい世界を隅々まで見て堪能するんだ!




ゲームの最初に必ずある、操作説明を兼ねたチュートリアルをサクッと終わらせ僕は自由になった。



様々な新要素は増えているが、操作性は前回とあまり変わらない為、早速近場にポップするモンスター達で軽く戦闘経験を積んでいく。



「今のレベルだとこれぐらいか。」




装備やレベル等もかなり重要だが、プレイヤースキル次第の戦闘の楽しみ方に重点を置いている僕としては、自由度が格段に上がった今作にワクワク感しかない。




「奥が深いなぁ・・・・・うっ!やばい、トイレ行きたくなってきた・・・。あー誰か僕の代わりにトイレ行ってきてー!!!」


予想通りの流れだ。叫んだところで代わりに誰かが行くはずもなく・・・仮に行ったとしても僕の尿意がおさまるわけもない。叫んだって無駄なことは重々知っているが、この代わりにトイレ行ってきてーと叫ぶことも僕のゲームの一環なのだ!!



素早くトイレに駆け込み、タイムアタックでもしているかのような身のこなしで再びゲームの前に座る。



「ふぅ・・・最速記録・・・。」



僕は静かに天を仰ぐ。さて、現実はここまでにし、ゲームの世界へ帰還する。





今までソロプレイでやってきたからには、これから多対一の練習も必要だ。ましてや今回はマルチプレイ要素が多く、協力プレイを推奨している。多人数で倒すことを考えて作られているステージが多いわけだ。


しかし、僕はソロプレイ。多人数を対象とされているモンスターだとしても一人で倒さなければならない。そこで、僕はポップモンスターが非常に多い、俗に言う高経験値の狩場に来

ていた。



慟哭どうこくの谷】



一人で来るには相当薄気味悪い狩場。

ここは、両岸が高く切り立った急崖から成る幅の狭い谷だ。谷底平野こくていへいやは1メートルほどしかなくほぼないに等しい・・・。そんな狭い谷をアンデッド系や、毒沼、ネズミ・ゴキブリ等の姿を模したモンスター達が死屍累々(ししるいるい)と徘徊しており、まさに慟哭の谷という名が相応しい。


崖の上から見下ろすだけでも気持ち悪い・・・。女性であれば近づきたくもないだろう。

ある程度は町の情報屋で聞いていたが、実際見てみるとより薄気味悪い。


アンデッド類は多対一の練習には持ってこいだ!

戦闘の準備を整え、谷に降り立ったその時・・・



「キェェェェェェェェ!!!」





「なんだ!?」

振り向くとそこには地面から警報の様な叫び声をあげる植物らしきものが・・・


「マンドラゴラか....これは周辺のモンスターに一気にばれたな...」


マンドラゴラは、戦闘能力もさほど強くなく単体だと全く相手にならない雑魚モンスターだ。しかし今は違う・・・このマンドラゴラの叫び声によって周辺のモンスター達に一気に気づかれてしまった。多対一でまず大事なのは、いかに相手の隙を突く立ち回りをし人数を削いでいけるかだ。その為にわざわざ崖の上から静かに谷へ降り立ったのに全て無駄になってしまった。


「やれやれ・・・スタートが自分で切れず、まさかマンドラゴラに取られるとは・・・」


まぁそんなこと言っている場合ではないか、とにかく真正面から薙ぎ倒す!!!





「Uoooooooooxoxoxoxoxoo!!!」


酷く醜い声とともにわんさかとアンデットたちが群がってきた。



ここは先ほど説明した通り谷底平野こくていへいやは1メートルほどしかなくほぼないに等しい。それに加え足場の凹凸がなかなかに酷い、更には巨大な岩が至る所にあるせいで動きが制限される。

かなり劣悪すぎる環境ではあるが....


「まぁ、いっちょやっちゃいますか!!!」



基本的に集団で襲い掛かってくるアンデット達はレベルを上げるための効率は良いのだが、ここ慟哭どうこくの谷のモンスター達はレベルも高い、故に一歩でも判断を間違えると、戦闘不能になりかねない。

だが…これほど難しい状況であればあるほど、僕は心を燃やすのだ!!

     ・

     ・

     ・


何匹倒しただろうか・・・いや、何十匹か。



「同時のポップ(出現)数がめちゃくちゃ多いな・・・気を抜いたら一気に押し込まれそうだ。だけど・・・そこが面白い!!!!!」




右、左、上方、下方、背後全て囲まれた。


ここまで露骨に囲まれるとやはり臭い。

見た目も...目玉は飛びでた個体やそもそも目玉が無い個体。体は全て腐り果てていて、辛うじて筋肉でつながっているだけの個体もいる。自分の体が腐っていることを知っているかのように腕を振ってもげた腕を飛ばしてきたりもする・・・

もちろん骨だけのスケルトンもいるが、部分的に腐敗した肉がついていたりもする。

・・・うん、きもちわるい・・・。



そして唐突だが、使ってみたかったスキルがある。



「タイムドミネーション!」



詠唱の後、敵モンスターを囲むように一定の範囲内に薄水色のドーム状の空間が現れる。

決して範囲が広いとは言えないが、直径5mくらいだ。

この状態では敵モンスターに影響はないようだが、

ここから連続詠唱を行うことにより、このスキルは効果を発揮する。

要は空間を範囲指定しているようなものだ。



「そして...えっと確か....」


『エグゼ!!』


薄い水色の空間は、蒸発するようにより薄い水色の濃霧のようなエフェクトになる。   


霧に触れると、モンスター達の時間は止まる。

僕自身の五感?超感覚的な第六感?のような感覚器官が冴えるのを感じる。

それと同時に自分の身体を濃紺のオーラが纏った。


「わかる...わかるぞ...!」


「ここからは俺の時間だ!」


悠々と敵モンスター達の間を縫って、手にした片手剣を一振り。


モンスター達は顔色も変えず、ダメージを自覚することもなく、

ポリゴン体へと散っていく。


僕の体感では長く感じるが、モンスター達は刹那の命。

・・・・・一閃が空を切り・・・・・


あっという間に、俺の周辺には敵モンスターが散っていった後のドロップアイテムだけが残る。

「集団戦も慣れてきたな...」


っとまぁ熱中して狩りに狩りを続けていたら急に背後から声がした。




「すげぇな...」

「すごいそんな戦い方ができるんだ...」




その方向を振り向くと。。。


男と女の二人組がそこには立っていた。



「なぁ、あんた!スッゲェ強いんだな。よかったら俺たちに秘訣とかコツとか教えてくれよっ!」



そう言いながら駆け寄ってきたのは、見知らぬ男女でパーティを組んでいるのであろう二人だった。



「!!・・・・」




急に話しかけられ、チャット欄に続々とその二人の僕に対する発言が埋まっていく。


驚きのあまり、何の言葉をかければいいかわからず・・・



〝シャキーン!〟



ポップな効果音と共に、自分が動かしているキャラクターが、足を大きく広げ、左手は腰に、右手は天高くピースサインを掲げているような格好になった。



「・・・・」



相対していた二人は声をかける言葉を探しているのか、しんと鎮まり返った。





「さpdgじょおあspgまいhgwpgみpわjgpsg!!!」



僕はその場を猛ダッシュで逃げ出した。



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