表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/6

プロローグ

初投稿です!

よろしくお願いします!




「なぁクロエ…お前はかっこいいよ!」



真っ白で少し猫っ毛の髪が風に揺られて顔にかかる。その隙間から覗く透き通った緑色の瞳は真剣だった。

声をかけられた少し猫背の男はふと立ち止まる。しかし、振り返らない。

張り詰めた空気の中街灯だけが二人を照らす。




「ただ真っ直ぐに好きな事の為に進んでいけるお前は、かっこいい。」


その言葉に背中が少し伸びる。



「でも・・・俺は。」

初めて緑色の瞳が揺れた気がした。




猫背の男はゆっくりと振り返った。その真っ赤な瞳に白髪の男を写した途端、目を見開いた。





「あ、あなた…なんて顔してるんですか。」



真っ赤な瞳を大きく見開いたかと思えば、次の瞬間には泣きそうな顔で弱々しく言葉を発していた。





「えっ?」


白髪の男は何のことかわからない様子だ。




すると、猫背の男が何かを決意したようにまっすぐ白髪の男を見た。


「僕が……やりますょ。」





強い風が吹き上手く聞こえない。


「ごめん。聞こえなっ」





風に煽られながらもまっすぐな赤い瞳がこちらを見ていた。


「僕が・・・僕があなたを笑わせてあげますよ!!しらたまさん!」






しらたまと呼ばれた白髪の男は、今にも泣きそうな顔で笑った。











Twitter等やっています。よかったらフォローお願いします!

感想、レビュー、ブクマ、評価、待ってます!!


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ