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飴と鞭

シェリーを仲間に迎えてから数日がたった


俺はクレアと城に呼ばれている、残りはダンジョン40階層を攻略だ、といってもアマネとジャンヌ、セルフィはサポート役でティアたち、森羅万象とシェリーが戦闘する シェリーも初めは緊張していたがいまでは名前で呼び合えるくらい仲良くなっている


馬車の中で


「なんで俺も呼ばれたのだろう」


『スタンピードの話ですよ、きっと』


「第1騎士団が解散したから責任取れとかでは」


『それはありえそうですが、真面目に訓練もしない騎士団にお金を使っていたと思うと、孤児院に寄付した方がいいと思いますよ』


「孤児院でも経営するか?クレアなら適任だろ」


『う~ん、考えておきますね』


孤児院で子供を鍛えて、冒険者や騎士にする方が国防にも彼ら彼女らのためにもなる


馬車が城へ到着し、今日は謁見の間だ 俺とクレア以外に誰かいるな


いつも通りに片膝を付き、頭を下げる


「面を上げよ」


今日は陛下とフドウ伯爵、第2王子、第1王女がいる


「おぬしたちを呼んだのはスタンピードの件じゃ フドウ伯爵、説明を」


「はっ、占星術で5日後と判明しました、それとトーマスが戦場にいるのが見えました」


豚王子か、辺境からここまで7日はかかる距離だ 外部の人間とグルか 狙いはきっとクレアだ


「ジョーカー殿、どう考える」


「外部の人間の仕業でしょうね、それと大規模なスタンピードには時間がかかりますので、中規模でしょう、それと魔物を操る術を持つものが怪しいでしょう」


「防衛はどうするのじゃ」


「王国中のギルドに緊急クエストを依頼するのが早いでしょう、装備がよくても使う人間が鍛錬もしていない第1騎士団だと、肉壁にもならないでしょう 第10騎士団なら役割毎に動けるのでいい仕事が出来ますよ 第1騎士団は解散してましたね、失敬」


第2王子は顔が真っ赤だ、第1騎士団には第2王子派の貴族がほとんどだからな 第1王女はそれを見て笑っている 第2王女がいないがあれには期待はしない


「狼藉者め、殺してくれるわ」


完全にブチ切れた第2王子は腰のサーベルを抜き階段を下りようとする


俺はクレアにアイコンタクトをし、クレアはライトバインドを使い、第2王子を拘束し、階段を転び落ちる まだ睨んでいるよ


「俺は尊敬できる相手には敬意を払うが権力を盾にするやつはぶん殴りたくなるんだよ」


右拳に視認できるくらい魔力を込めて拳を光らせる いい脅しになるし、殴れば確実に骨は粉砕する


「シンクレア王女を見てみろ、彼女はダンジョンで仲間のために自分は何が出来るかを必死に考えている、それに拘束魔法も彼女が使った魔法だぞ、お前如きの牙が俺にも、ゴブリンにも届かないだろう」


「衛兵、そこの拘束されてる奴を牢屋へぶち込めよ」


陛下が衛兵を呼び第2王子は連れて行かれた


「すまんのう、ジョーカー殿、愚息が」


「陛下、事実を申し上げただけですよ、それにシンクレア王女が拘束していなければ今頃死体が転がっていますよ」


「なぜこうもノブレス・オブリージュが出来ないのであろう」


高貴なるものは義務を負うだったな


「孤児院を国営で経営してみては」


「ほう、孤児院か」


「育てた子供たちが将来、騎士や冒険者になれば国防に繋がります、賢い者がいれば様々な役職を任せられます。子供は未来の財産になりますよ」


「ふむ、考えておこうかのう」


「話しを戻します、第1騎士団の騎士は今はどこにいますか」


「それがのう、今だに宿舎に立て籠もっているという話じゃ」


「飴と鞭を与えましょう」


『ジョーカー様、そのお話しを聞きたいですわ』


第1王女が今日、初めて喋った


「そうですね、飴は騎士団に在籍できるでいいでしょう 鞭はスタンピードに強制参加、逃げると処刑、爵位の剥奪でしょうか 今から走っても体力は増えませんし、もう遅いですからそれに王命なら逃げれませんよ」


「ジョーカー殿、あまりにも残酷では」


「バカにしてきた持たざるものに負けたんですから、俺が参加していた方がよかったですか?本気を出せば1分で終わりますよ 陛下、国の膿、腐った貴族を一掃出来るチャンスですよ あとは騎士の募集を貴族より平民向けにした方がいいですよ、寒村から出稼ぎに来たりする人も少なくないですし、騎士の給料は破格ですから」


「ジョーカー殿、宰相にならないか」


「王族でも貴族でもありませんので辞退します」


俺の意見が全て採用され、第1騎士団と第2王子はスタンピードに強制参加になった













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