第1騎士団対第10騎士団
次の日、模擬戦の会場にいた
「第1騎士団を潰すぞ」
「「「 おー!! 」」」
「煽るのここまでにして、作戦内容覚えているな、頭の中でイメージはしたな」
昨日の模擬戦の映像を見た、陛下は慌てて俺に出るなと 昨日、あの場で言ってくれればいいのに
盾部隊にセルフィ、切り込み部隊にアマネとファン、弓部隊にはティア、魔弓は禁止 魔法部隊にクレア 第1騎士団にイラッとしたらシャイニングバインドを使ってもいいと陛下が 娘に甘いよ 中衛にジャンヌ 俺とパムさん、カーシャさん スノーは出ない カーシャさんとスノーは俺と同じで広範囲魔法で決着がすぐに決まるからだ
『私も出たかった』
『ムーくんの実力を確認しておきたかった』
『主様、お茶ですよ』
「スノー、温かいのが飲みたい」
俺たちは呑気に観戦だ、分からないように魔法を使うことは出来るけど
「それでは第1騎士団と第10騎士団の模擬戦を行う、それでは始め」
陛下の合図で始まった、第1は全員が槍と盾を持っている 5日前と何も変わっていない 一方こちらは冒険者を騎士団に変えただけだ、盾を持っている騎士は槍や剣、メイスなど得意な武器を装備させている
第1はゆっくり進行している、第10の方は遠距離攻撃が出来るため、魔法や弓で的あてを始める 開始5分くらいで50人程リタイヤが出た 模擬戦だからと言って武器はそのままで刃は潰していない ルール上、鎧が破壊された時点で死亡扱いだ
俺はティアにアイコンタクトで合図を送る
『みんな、少し離れて』
ティアはシルフのミラを召喚した
『召喚に応じ、参上しました』
『ミラ、力を貸して』
ティアはミラの力を借りて弓部隊の矢に風属性をエンチャントしていく
『ミラ、ありがとう 弓部隊、とっておきよ 勝ちましょう』
エンチャントした矢は貫通力に特化しており、1発は最低でも盾を貫通して鎧を破壊する
矢を撃ち尽くすと残りは20人程だ 相手はまだ戦う気だ
あとはセルフィが率いている盾部隊が止めを刺す 相手は重装に対してこちらは軽装だ、セルフィは指示だけで戦闘に参加はしない 相手は基礎的な動きと槍さばきしかしないため、盾部隊は全員パリィで残りの20人を倒した
「そこまで、勝者 第10騎士団」
ちなみにアマネとジャンヌは何もしていない クレアも牽制で初級魔法を放つだけ、ティアがいなくても時間がかかるが勝っていたな
だいたい普段から走り込みもしてない奴らが重装備してまともに戦えるか
「将軍何か言いたそうですね」
「どのようにして強くしたんだ」
「彼らは元の騎士団長がクズで武器も触らせてもらえない毎日走り込みだけだったんですよ それだけですよちなみに彼らが重装備をして試合をしても長期戦に持ち込めば確実に勝ちます」
将軍はよくわかっていないようだ
「泥だらけになって走った事のない坊っちゃんたちは無駄死にするだけだ 騎士団を辞めることを薦めるぞ 騎士は騎士団に入ったから騎士を名乗れると思うなよ 国を民を護る意思と覚悟がある人を騎士と俺は思うぞ」
「完敗だな、陛下 私は将軍の職を辞め 1騎士としてやり直します」
「それは困るんじゃが」
この日、第1騎士団は解散した
夜、第10騎士団の祝勝会へ
「酒は飲まないぞ」
ジャンヌに酒を飲まさないように頑張った




