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王子の復讐、陰陽師の目的

舞台は辺境へ


「くそくそ、なんで王子の俺がこんなにコキ使われないといけないんだ」


毒を盛った事件で命は助かったが王子の身分を剥奪され、辺境に送られたトーマスだ、一応ボロボロだが自室がある


「これも全部シンクレアのせいだ庶子のくせに」


憎むべき相手、シンクレアを想像


「捕まえてから、裸にひん剥いて犯してやる、ついでにパーティーメンバー全員だ、一生俺の性奴隷にしてやる」


まずはここから王都に行く手段だな


「それではその復讐を助けましょうか」


その声のぬしはいつの間にかトーマスの後ろにいた


「お前は誰だ、俺は第一王子トーマスだぞ」


「ミドウと申せば分かりますかな」


「帝国の魔のミドウ家の者か、納得だ」


王国の武のフドウと帝国の魔のミドウは昔から仲の悪い家系だ、フドウ家への嫌がらせだろう、こいつを利用して復讐をしてやる


僕の目的はこの力で僕を馬鹿にした家族を思い知らせてやる、この豚くん丁度いい生贄になるしね、あの雪女この国に居ることは知っているからね、捕まえてペットにしてやるよ


「トーマスくん、手を貸す代わりに僕のお願いを聞いてくれないかな」


「なんだ、申してみよ」


「これから僕がやることに口出しすんなよ、ぶっ殺すぞ豚」


怒気と殺意、魔力込めた言葉を言い放つ、トーマスは恐怖で気を失った


「僕はフドウとかどうでもいいんだけどね、獲物の捕獲とついでに王都を潰せればね」


この男、クルス・ミドウは帝国のミドウ伯爵家の次男で兄、姉はとても優秀な陰陽師なのだがクルスは召喚、使役など魔物に対する技だけが特化しているため家族では気味悪がられる存在だった


「豚君の影武者を作らないとね」


気絶しているトーマスの髪を引き抜き、ナイフで腕を切りつけ血を流れさす、次に人型の紙を取り出し、髪と血と紙に魔力を込めると、トーマスが現れた トーマスの髪と血で作られた式神だ


「上出来だね、豚君頼んだよ」


影武者役の式神は頷き、クルスは気絶しているトーマスを連れ窓から外に出た


ここから王都まで1週間、魔物を誘き寄せるのに1週間くらいかな 後は豚君に魔王の笛を吹いてもらうだけだな 今から楽しみだ


これがスタンピードの原因になることは王国の誰も分からなかった








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