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アマネの実家 フドウ伯爵家へ

次の日、いつも1人で寝る時は必ずハクが隣りにいるのだが、ひんやりして冷たい あまりにも冷たくて目を覚ました


『おはようございます 主様』


冷たさの原因はスノーだ おまけに抱き付いているため接着部分はとても冷たい、寒すぎて身体が震えている


「おはよう、スノー 寒いから離れてくれない」


『私は主様の体温で溶けそうですよ』


「俺は凍えて死にそうなんだけど」


ようやくスノーは離れてくれた、アマネのような浴衣を着ているから一安心だ


『ごめんなさい、主様 私は興奮すると身体中の魔力が冷気になって漏れるのですよ』


「冷気が漏れなくなるまでベッドに忍び込むのは禁止」


『分かりました』


夏に朝から凍えることになった


朝食を済まし、アマネとハク、ハンゾウ、スノーとアマネの実家へ


「歩いて行くのか」


『王都にありますので』


そういえば、アマネの事をよく知らない、ジャンヌからは刀を使う子って話を聞いてて、刀の使い方を教えてもらうはずが逆の立場になっているから不思議だ


『ジョーカーさん、どうしました』


「アマネの事をよく知らないなって」


『簡単に私の家の事を説明しますね、東の小国から流れてきた一族です。ハク様やスノーさんと同じですよ 爵位は伯爵です。この国では中立の立場にいますね 独自の占星術、占いや予言のようなものを使い毎月、国王陛下に進言しています。』


「この間の事件は犯人はすでに分かっていたんじゃないか」


『そこまではっきりしませんよ 分かるのは何かが起きることと起きた結果の結末だけですよ』


クレアの屋敷から歩いて30分、変わった家に到着した


『ここが実家です』


『武家屋敷ですね。まさか異国で見れるとは思いませんでした』


『スノーさんは知っているのですね』


『それなりに知っていますよ』


『ジョーカーさん、靴を脱いで上がってくださいね、ハク様とハンゾウは足を洗う場所があるので』


ハクとハンゾウの足を洗いタオルで拭く、俺はアマネやスノーの動きを真似て靴を脱いで上がった


『それではこちらへ、現当主の父に会ってもらいます』


アマネに案内された部屋には浴衣を着た、若く見える男性がいた


『父上、ジョーカーさんとハク様、ジョーカーさんの従者、雪女のスノーさんを連れて参りました』


「入りなさい」


中へ入ると平べったいクッションが置いてあり、そこへ座るようにアマネに言われる


「ジョーカー殿の噂は娘から聞いています。私はフドウ伯爵家当主タケルだ」


「初めまして、アマネさんとパーティーを組ませていただいていますジョーカーです。こっちの天狐がハクといいます。」


『コン』


『私はジョーカー様の従者、真名は明かせませんがスノーと申します』


「今日はジョーカー殿に話しておきたい事がありましてな」


「はい」


何のことだ、あれか挨拶に来なかったからか


「まずは過去の勇者パーティーについてだ、だいたいの話は陛下からこちらも聞かされているのでな」


「私が勇者の子孫であることも知っているのですね」


アマネやスノーは驚いているが今は彼女たちが話しに割り込む隙はない


「私が話せるのは剣聖のことだ、彼はパーティーが解散した後。東の小国へ渡り、剣の腕を磨いた いつか再戦するために 彼は剣で生涯1度だけ敗北をした」


「勇者にですか」


「その通りだ、その後、陰陽術を使う家系の女性と結ばれ、子供が2人出来た 片方の子は剣聖のように剣が得意でもう片方は母親のように陰陽術が得意な子だった」


「剣聖の家系はフドウになったのですね」


「察しが良くて助かる、陰陽術の家系はミドウと呼ばれ、こちらの大陸に渡った後、袂を分かった そのミドウは今、帝国にいる」


ハクの封印は分かれる前か


「分かれた理由はハクのことですか?」


「察しが良すぎるのも問題だな、妖狐の封印をどちらが管理するかで争ったのが原因らしい」


『ミドウというのは知りませんでしたが、1度封印されかけました』


「スノー殿それは真か」


『はい、私も小国出なので陰陽術に使う札は知っていますし、妖怪の天敵なので』


「最後にジョーカー殿に話すことは王国の危機についてだ」







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