久しぶりのダンジョン
朝からクランでダンジョンに来ていた、といっても38階層だ、草原エリアでダンジョン内でも天候が良く 出てくる魔物の強さも丁度いいからだ
「ティアたちの連携を見ていくよ、パムさんも撮影の準備をしておいて、俺も撮影するから」
『同じ撮影をするのでどちらかが撮影する方がいいかと』
「同時に違う撮影をするから連携の粗とかも見つけやすくなるんだよ」
昔、撮影器を2つ操作したけど、戦闘に集中出来なかったな
『ティア、前方からワイルドホーンが3匹任せたわ』
頭に角がたくさんある牛系の魔物だ、四足歩行でとても速い速度で突進してくる 肉がとても美味しい
『作戦Cね、スノーお願い』
『主様に良いところを見せますよ』
スノーは魔法でワイルドホーンの進行方向の地面を凍らした 氷で滑らせて動きを封じるのかな?
前衛はファンは分かるがカーシャさんは血を流しその血で赤い鎧と盾と剣を装備している あれが吸血鬼族が使える固有魔法か
ワイルドホーンたちは凍った地面でバランスを崩し滑って来た 1匹はファンの拳で一撃、ワイルドホーンの頭、角ごと拳で粉砕した
カーシャさんの方は赤い剣を振る 赤い斬撃が放たれ、ワイルドホーンを真っ二つ
3匹目のワイルドホーンはティアが弓で的確に急所を射抜き一撃
『ジョーカー、どうよ』
「バランスを崩した所を一撃で仕留めるのか」
『兄貴、どうでした』
「いい拳だったよ」
『兄貴に褒められたっす』
ファンは小躍りしている
『ジョーカー、私を褒めてもよろしくてよ』
「カーシャさんは盾を作る必要なかったよね」
『そ それは盾があると格好いいと思ったからですわ』
「あと、撮影器目線が多いよね」
『それは私が美しく撮影されているかの確認ですわ』
『主様、頑張りました 撫でて』
「スノーは少し発動が早かったな、進行方向が変わっているといい結果にならなかったぞ」
スノーの頭を撫でる
『主様、大好き』
『ちょっと、私とスノーの扱いが違い過ぎるわ』
「カーシャさんは俺の血を吸うだろ 週に1回」
『なら週に2回に』
ジャンヌ、セルフィ、アマネ、クレアからの視線がカーシャさんに集中する
『ごめんなさい』
『アカの盾はいらなかったわ』
『アカって呼ばないで 盾は保険よ保険』
それからしばらく散策をする
『ジョーカー、グランドシャークよ』
ジャンヌの索敵に反応があったみたいだ
2足歩行で歩くサメだ、地面を滑って移動して獲物に食らいつく魔物だ
『ジョーカーたちの番よ 見学させてもらうわ』
「セルフィ、準備 クレアはバインドなしで、ジャンヌ、バフ 俺とアマネがとどめを刺す」
『ジョーカーさん』
「俺が斬撃を飛ばすからアマネは抜刀で」
『了解です』
いつも通りにセルフィが挑発 俺とアマネは居合いの構えで迎え討つ
グランドシャークはセルフィに向かって滑って突進してくる セルフィは盾で受け止める 体格の差があるがジャンヌのバフのおかげで受けきる
俺が風魔法を纏った斬撃を3発放ち、グランドシャークの身体の同じ箇所に当て、傷を作る アマネはその傷をなぞるように刀を抜き、斬り込む グランドシャークは2つに分かれる
「みんな、バカンスで腕は訛ってないようだね」
『バカンス中も隠れて、基礎練習をしていたのですよ』
『兄さんの隣に立つためには生半可な覚悟じゃ駄目だからね』
『また、模擬戦お願いしますね』
『私は禁酒よ』
ジャンヌの場合はゲロ事件があるからね
今日はここで終了だ 39階層の扉を見つけ、ティアたちの冒険者カードに登録する ダンジョンの外へ移動
『コン』
「どうしたハク、尻尾が増えたな」
4本から6本に増えている
『ジョーカーさん、明日、ハク様を連れて私の実家に行きませんか』
「そうだな、ハクのこともあるしな」
『アマネさん、私も行きたい』
『スノーさんもですか』
『私とハクさんの主様なので、私も行くのが当たり前でしょ』
『スノーさんも一緒に行きましょう』
王都へ帰り、ギルドでグランドシャークを換金、ティアたちのワイルドホーン戦と俺たちのグランドシャーク戦を登録してクレアの屋敷に帰った
『おかえりなさいませ、お嬢様方』
メイドさんに迎えられるのはまだ馴れない
『所でジョーカーさん、スノーちゃんとは婚約済みですか』
「スノーは主従関係だから妹みたいな感じだよ」
『そうなのですか』
夕食後、
『ジョーカー、明日は私たちだけでダンジョンに行っていい?』
「ダンジョンに行った次の日は休みだよ 明後日な」
『明日は武器でも探しに行こうかしら』
「何を探すんだ」
『魔弓よ、収束と拡散が出来るのが欲しいかな』
「あるよ」
『本当に』
「あるよ」
鞄から魔弓を取り出す
「前にフロアボスの宝箱から出てきたよ」
『収束、拡散も出来るみたいね 買うわ』
「あげるよ」
『いいの』
「いいぞ」
『明日は訓練するわ』
部屋のシャワーを浴びて今日は寝た




