ふたたび村へ
出発の日、街の外でゴーレム馬車を出して、乗り込み 村に向かう
『村までどのくらいなの?』
ティアたちはこの馬車の性能を知らなかったな
「1日半くらいかな、何もなければ」
『兄貴、今夜はどこかの街に泊まるのですか』
「野宿だよ、バカンスでお金使ったし」
『火おこしに魚を捕まえるのは任せて欲しいっす』
「魚だけ頼むよ、ファン」
『頼まれたっす』
狼の獣人だけど子犬だよ
「アカーシャさんのドレスは戦闘用なの?」
『カーシャと呼んで欲しいですわ、このドレスには私の血が混じっておりますの、魔力を流すことで硬くしたり柔軟性を与えて打撃に強く出来たりしますのよ』
「カーシャさんのドレスはとても綺麗で似合っていると思いまして」
『ありがとうございます。ジョーカーさんの血も極上でしたわ』
『兄さん、カーシャさんを口説いてました?』
「口説いていませんよ」
『ジョーカー、血を飲ませたの?私はまだ飲んだことないのに』
「俺のルーツを探るためだよ、普通の人は他人の血を飲んではいけないよ」
『ジョーカー、修羅場ね 見ていて飽きないわ』
ティアは笑って見ている 助けろよ
『ジョーカーさん、大変でしたね 私とハクさんが主様を癒して差し上げますので』
『コン』
スノーに膝枕、ハクが身体にのしかかり逃げれないように
『私たちの主様は大胆ですね』
『コン』
ジャンヌたちの目が怖い、スノーもハクも面白がっているだろ
「ハク、顔を舐めるなよ」
馬車の周りを囲まれているし、バカンスで警戒心が散漫になっていた
「周りを囲まれている、各自警戒」
馬車内の空気が変わる、みんなON/OFFの切り替えは出来るんだな
馬車の速度を徐々に落としていき止る、馬車の周りを囲むように4台の馬車が道を塞ぎ止り 中から騎士が降りてくる
「クレア、あの馬車と騎士に見覚えは」
『馬車の家紋は第一王子派の貴族ですね。恐らく報復でしょうか』
王都から離れているから事故で死んだで処理出来そうだな
「向こうの出方しだいだな」
「こちらは第一王子派ヘルマン侯爵である。シンクレア王女の身柄を渡せば命だけは見逃してやろう」
『あいつら、バカなの』
『バカですよ、今更私をどうするのでしょうね』
「囲まれた時から撮影器起動しているから、証拠になるぞ」
『流石、ジョーカー』
「俺が行くか、あと1人ぐらいで十分だろ」
『兄貴、行きたいっす』
「降りて、相手の言い分を聞いてから交渉の価値がなければ無力化な、殺さないように」
『了解っす』
俺とファンは馬車を降りた
「何が目的だ、バカ王子の化けの皮を剥いだのは俺だが」
「貴様じゃ、話にならん シンクレア王女をだせ」
「交渉決裂だな、ファンやっていいぞ」
ファンは騎士の1人の懐に素早く潜り込み腹に拳の一撃 鎧は凹み、吹き飛んだ うわ~くらいたくない
俺もファンに負けじと拳で無力化にする
僅か1分足らずで16人を無力化、死人がいない ファンの実力が分かったから収穫は大きい
映像は証拠になるが、馬車の家紋を抜き取る、陛下に見せる証拠だ、馬車の中も物色し証拠になる物を探すが何もなかった
その後、馬車を走らせて今日の野営地へ着いた
『ここで野宿』
「まぁ、見てれば分かるよ」
鞄からマジックハウスを出した
「ここで野宿だ」
『ジョーカーさん、これは幻影魔法ですか』
「マジックアイテムです」
『主様はすごいですね』
『コン』
「すごいのは俺じゃなくて、宝物庫からこれをくれた国王陛下だよ」
マジックハウスに泊まった




