ハクの嗅覚
朝、顔を舐められている
「ジャンヌ、顔を舐めるのは」
『コン クゥーン』
「ハクか、お腹空いたのか」
『コン』
俺の隣にはジャンヌはいない、いい匂いがしてくる 着替えて、キッチンへ エプロンをしたジャンヌがスープを作っている
『おはよう、ジョーカー もうすぐ出来るから顔を洗って待っててね ハクもお疲れ様 起こしてくれてありがとう』
顔を洗って、戻って来るとテーブルに料理が列んでいた スープとパン サラダだ ハクの食べ物がわからない
「ハク これ食べるか」
鞄からオーク肉を取り出し、切り分けて皿におく、ハクはむしゃむしゃとオーク肉を食べた
「ハク、美味いか」
『コン』
「俺たちも食べよう」
ジャンヌの料理はとても美味しかった、綺麗で可愛いいとてもエッチで料理も上手い ハイスペック過ぎる たまに妄想して顔が緩んでる時もあるけど
テントを鞄に収納して、今日は森を抜けた先にある街を目指す
『街の宿屋て動物は大丈夫でしたっけ』
「テイマー用の宿屋は存在するけど、高いからね それに安宿だと、使役している動物の扱いが酷かったりする話を聞いたことがあるよ」
『街で買い物をしてからもう少し進みませんか?』
「ハクの安全もあるからそうしょうか」
森の中に入った
「ジャンヌ、警戒を忘れないように」
森の中を歩く、このペースだと2時間くらいで抜けれるだろう
『コン コーン』
『ハクが何か見つけたようですね』
ハクが見つけたのは何か動物だった物の死骸 肉や内臓は食べられており、皮と骨のみ残った状態だ
『肉食の動物か魔物ですか』
「皮と骨が残っているし、食べカスみたいなのはないから知性があるね、危険だから倒しておいた方が良さそうだけど、何処にいるかがわからない」
『そうですね、ハクに臭いで探してもらうのはどうでしょう』
「ジャンヌ、それは犬が出来るから流石にハクじゃ出来ないよ」
ハクは臭いを嗅いでいる、出来るの?
『コン コン』
「ついて行こうか」
ハクに着いて行くと、洞窟に辿り着いた
「もしかしてこの中?」
『コン』
「ジャンヌ、行こう 相手が何かわからないけど、ゴブリンやオークなら女性が大変だ」
『行きましょう』
視力強化の1つ暗視を使った 指輪のおかげで強化が共有されるため、節約ができる
索敵を使いながら洞窟を進む、索敵にヒットした
「敵は3人で牢屋みたいなのに5人いるよ」
『魔物ですか人ですか』
「大きさと体格からして人だね、盗賊だと思う」
「ジャンヌ、人殺しになるけど大丈夫?」
『忘れましたか 冒険者学校の卒業試験は盗賊の討伐ですよ』
「どうしたハク」
『コン ココン コンコン』
『任せてと言ってるみたいですけど』
「ハクに任せるから 頑張ってね」
『コン』
ハクは盗賊たちに見つからないようにし、青い炎を使った すると盗賊たちは倒れだした
俺たちは確認しに近づく、どうやら眠っているようだ
「ハク 偉いぞ」
『コン』
縄で盗賊たちを締め上げて 奥へ進んだ