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文学(笑) その1

 さて、ではここからは俺の流儀で行かせてもらおうと思います。小説じゃないですからね、ここでは自分に課したルールもない。久々に文章を書くことにワクワクしてますよ。


 この章は『文学(笑)』について。


 まあ、創作活動してると色々な人がいるものです。

 わざわざ趣味で文章を書いちゃう人たちですからね、もう考えるまでもなくみんな個性的なわけですよ。色んな意味で。

 そんな個性的な人たちの中で俺が一番気になる人たち、それが『ネット文学者』、これなわけです。

 なんなんですかね、これ。

 私には意味がサッパリ分かりません。

 あ、ちなみに『ネット文学者』ってのは今俺の作った造語ですよ。意味はネット上で恥ずかしげもなく真顔で

「文学」を唱えちゃう人たちの総称です。顔なんて見えませんが(笑)

 文学文学言っている人たちにも傾向派閥個性いろいろあるとは思うけど、まあ俺にとっては全部同じことなんだよね。

 重要なのはそこじゃないわけです。

 なにが重要かって『ネット上で』『文学唱えちゃう』ことが重要なわけですよ。そういう意味でネット文学者は俺にとってはみーんな一緒。


 こんなこと言ってる私ですが現在の所属は某大学文学部です。お恥ずかしながら文学しちゃってる人間です。世間様の目が怖いです。嘘です。それはさすがにおおげさです、世間様の目の部分だけ。

 ただ、そういう意味で文学部に関係したことのない方々にくらべれば、わりと身近に『文学者』という変態を見ています。

 文学部という場所は変態の巣窟です。ですが、その中にも私自身尊敬している変態もいます。そういう意味で変態は悪口ではありません。ただの事実描写です。

 何が言いたいのかと言えば、私は『文学者』を否定する気はありません。というか、私のような若輩ものが先人の築いた『文学』あるいは『文学者』というものを否定できるわけがありません。

 文学者は文学者のプライドがあり見識がり価値があると思いますし、さらに言えばあるからこそ、この現代にひとつの職業として成立っているはずです。


 そのことを踏まえて、ここからが本題。


 『文学者』って職業じゃねーの?


 あ、あと揚げ足とられたくないんで先に(もう一度)断っておくと、『ネット文学者』はネット上で文学文学しつこく言う人のことね。文学者を自称していないことくらいは分かった上での皮肉なんで悪しからず。


 で、だ。

 俺には全く理解できないのが、なぜにネットで文学者を気取るのかということ。

 だって文学者って職業だろ?

 いや、もしかしたら違うのかもしれないけど、少なくとも自分が積極的に名乗り出るものなのか?


 なんかネットに文学者が存在してること自体が大きな矛盾を孕んでいるように思えてならない。


 だいたいからして、文学文学うるさい奴等に聞いてみたいんだが、お前らが後生大事に叫んでるその『文学』って『イッタイナニ?』


 現代の日本語としての『文学』は、その意味を肥大させすぎた。文字文化全般を指すこともあれば、本物の文芸芸術だけを指して『文学』と呼ぶこともある。

 だが、少なくとも俺が『ネット文学者』と呼ぶ連中の『文学』はきっと後者だろう。


 それを前提にして是非聴きたいね。


 貴方の掲げる文学っていったいなに?


 文学を連呼しちゃうくらいなんだから、もちろん語れますよね?

 他人にも分かるように厳密に内容を定義できるんですよね?

 まさか、

「かの文豪のような」なんて抽象的でオリジナリティの欠片もなく面白みのない回答なんてしませんよね?


 是非私に語ってもらいたいものです。

 もちろん私のような文学に対する見識なんてない、無教養な人間にもちゃんと分かるように、ね。伝わらない言葉、伝わない思想がどれくらい無意味かは文学を語ってくれちゃうくらいの頭なら分かるはずですし。



 まず、ここで言いよどんだり逆上するような底の浅い『文学者』とは、あまりお付き合いしたくないですね。

 私が聴きたいのは明確な根拠に立脚した論理性を持った反論ですし。もしある方がいらっしゃるのでしたら、語ってくださると嬉しいです。


 ただ個人的には半分以上はそもそも心の中ですら反論できない『ブンガクシャ』なんじゃないかと思いますけどね。


 だいたい文字を読むことに快感を覚え出した中学生じゃないんだから、

「流行に流されず、売れ筋を批判できちゃう俺格好いいwww」みたいなのは正直見るに堪えないんで止めて欲しいもんだ。いや、これは個人的な感想であって愚痴みたいなもんだけどさ。


 そもそも売れ筋や流行に乗ることって、そんなに『芸』のないことかね?

 バカにするってことは簡単だと思ってるってことだよね。

 なんなの? バカなの? 節穴なの?

 なんでラブコメ書くことが簡単だと思うの? ツンデレを描写するのが安っぽい?

 そりゃあんた、『本物』を見たことがないだけでしょう。


 どう考えても視野が狭いし考えが浅いよ。

 それは『本物』以外も同じこと。流行に乗ろう、売れるものを作ろう、ただ無意味に面白いものを描こう。

 ……いったいどこに問題があるのか私には全く分からないですね。

 たまに教養が伝達されない、みたいな物言いも目にしますが、そもそも『文学』と『教育』を混同したその物言いそのものが『文学』を純粋なものでなくしているんじゃねーの?

 いや教育と教養は全く違うものだってのは知ってるけど。ただそんなもんはお前が気にすることじゃない、とは考えます。

 これは個人的な意見でしかないですが、私にとって小説はただの娯楽です。

 難しかろうが平易だろうが、崇高だろうが低俗だろうが、小説は全て

「読んだら面白いかもしれない」という予感が原動力になって読まれます。少なくとも私はそうです。


 そうした『小説』に対して

「これは素晴らしい文学だ」とか

「こんなのは文学ではない」とか、そんな評価をくだすこと自体がナンセンスだと思いますがねぇ。


 あなたはどう思います?

だいぶ勢いだけで書いた感じです。お見苦しかったら申し訳ありません。時間がある時にある程度改稿してみようと思います。


『文学(笑)』の章、まだもう少し続きます。(たぶん)

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