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シックスレイズ ~俺達最強冒険者六人組~  作者: アルク
第0章 俺達の始まり
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冒険者アプリ

「なぁ一輝(いっき)


「言うな刀真(とうま)


このアプリは女神様の言葉を信じるなら神様の贈り物だぞ。間違っても怪しいとか胡散臭いとか言うたらあかん」


「あんたが言っちゃってるじゃない、あとなんで関西弁?」


あ、しまった。つい本音とツッコミ魂が出てしまった。


俺、関西出身なんよ、志織(しおり)さん。


「まー怪しくてもー、確認してみるしかないんじゃないかなー」


「そうだねー。他に選択肢もないし」


まぁぶっちゃけそうなんだが、もうちょっと考えようぜ、麗華(れいか)さんに胡桃(くるみ)さんよ。



「・・・一輝(いっき)


「どうした戦斗(せんと)?」


「・・・バッテリーの所どう表示されている?」


「・・・無限?」


そこには∞の表示が。無論こんな表示あるわけがない。


「まあ、きっとこれも冒険者アプリとやらが教えてくれるさ」


色々考えることに疲れた俺は、何も考えずにアプリを開いた。皆も同じようだ。


フッと画面が暗くなる。と、


<はじめまして、冒険者アプリへようこそ!!>


・・・なんか可愛らしいネコミミが出てきたんでー。


<私はアプリ内で皆さんをナビゲートするナビゲーターです。


 アプリちゃん、と呼んでください>


((((((名前そのまんま!!しかも自分でちゃん付け!!))))))


あ、今六人の心が一つになった気がする(笑)


<皆さんがいるこの世界はいわゆる剣と魔法のファンタジーな世界です。


 モンスターもダンジョンも凶悪な犯罪者も普通にいるので


 現状のままでは必死確定です>


おいおい、さらっととんでもないこと言い出したぞ。


<しかしご安心を、皆様には女神様からの特別待遇として特殊スキルを


 それぞれ取得できるようになります。


 そのスキルによって普通の人よりも格段に優遇された生活を送れるようになるでしょう>


さっきも女神様がそんなこと言っていたな。俺Tueeeeeがココから始まるのか。


<あ、とはいっても強力すぎるスキルとかはないですよ。


 そういう強力なスキルはこの世界の人達も多大な努力によって取得されているので、


 そう簡単に強力なスキルなスキルを与えてしまっては不公平すぎますからね>


どうやら俺無双は起きないようだ。あとちょっと自分が恥ずかしいですたい。


<特殊スキルを授けるのはあくまで皆さんがこの世界で生き易いようにするためのもので、


 皆さんに特別何かをして欲しいというわけではありませんし、

 

 万が一強力なスキルを与えてこの世界のバランスを崩すような、例えば大量虐殺とか、


 を起こされては女神様としても困るわけですね>


フム、言われて納得。要するに好き勝手に生きてもいいけど限度と倫理と節度を守ってね、


ということか。当たり前だけど。


<それでは前置きはこのぐらいにして、まずはアプリの説明を行いたいと思います。


 このアプリの機能は全部で五つ、


 クラス変更、スキル取得、ステータス確認、アイテムボックス、ヘルプ


 になります。>


というと画面にはクラス、スキル、ステータス、アイテムボックス、ヘルプのアイコンが表示される。


<まずはクラス変更とスキル取得について説明します。


 まず、クラスというのは戦闘その他を行う際の職業のことで、戦士、僧侶、魔法使い、etc


があります。


 そしてスキル取得は現在のクラスに応じたスキルを取得できます。


 つまり、魔法系のスキルを取得したい場合はクラスが魔法使いでなければいけません>


フムフム、ファンタジーというより、思いっきりゲームみたいだな。


<今、ゲームみたいだな、と思いましたね?>


アプリに心を読まれたッ!?


<このアプリは地球の神様が監修されているので、皆様になじみやすいように設計されています。>


ああ、だからゲームみたいなのね。確かに分かりやすいといえば分かりやすいのかもしれん。


<なお、スキルの中には自然に取得するもの、スキルポイントを消費して取得するもの、


 クラスに関係なく取得できる特殊なものもありますので詳細はヘルプで調べてみてください。>


りょーかい、りょーかい。確かにいちいち説明受けてたら長くなりそうだ。


次どうぞ。


<ステータス確認は言葉通り、皆さんの現在の状態を示すものです。


 これについては説明するより直接見たほうが早いと思うので後で確認しましょう。


 アイテムボックスは文字通り、様々なものを亜空間に収納できるほか、

 

 容量無制限、時間停止・遅延・加速設定も行うことができます。


 なお、生物は収納できません、死体なら可能ですが。>


うわー最後にさらっと怖いこと言ったぞ。


<最後のヘルプは言葉通りでこの世界やアプリについて調べることができます。


 ちなみに音声入力です>


フム、これは普通にありがたいな。ある意味スキルとやらよりも重宝するかもしれん。


<各機能の説明は以上です。


 それでは実際の各機能を見ていきましょう>




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