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第一章 二話 冒険者登録とスキル

会話メインですねぇ…

「では王様、魔王を倒し終わったらまた会いましょう」

「あぁ、気を付けてな。おぉ、そうじゃ。大臣、あれを。」

「はい、皆様これを…」

?なんだこれ…茶色の鞄と…布袋に入った…お金?

「今お渡しいたしました鞄はアイテムボックスと言い、限度はありますがさまざまなものを入れることのできる魔法道具となっており、旅に役立つものを一通り入れております。布袋にはこの世界での通貨を多少多めに入れておりますので当分は楽ができるかと…」

あ、やっぱりこれお金かぁ…あとアイテムボックス入手できたのはうれしい。

これ有れば持ち運び楽だし何よりも見た目!まさに冒険者の鞄って感じで。

「わしらからはこれくらいしかできんが…気を付けてな。あまり無茶はするなよ?」

「えぇ、わかってますとも。短い間でしたが有難う御座いました。」

そう言って城の兵隊たちに連れられて俺たちは城を発った…

・・・・・・・・・・・・・・・・・・


さて、と。自由になったわけだし心機一転、手紙を送ってもらった冒険者ギルドに向かうとしますかー…と言ってもなぁ、道分っかんないんだよねぇ正直。

勢いに任せて色々と言ったは良いものの道聞いてなかったし…とりあえず町の人に聞くか…聞くは一時の恥聞かぬは一生の恥って言うし。

んー……あっ。


「すみません、そこのお兄さん。道をお聞きしたいのですが…」

「んー?おぉどうした坊主!紀久の廃位が…道にでも迷ったか?」

「まぁそんなところですかねぇ、で、冒険者ギルドってどこにあるんでしょうか?」

「なんだ坊主、お前冒険者志望か!だったら付いてこいよ。一応俺も冒険者だからよ!」


知ってる。一目でわかるわ、そんな大剣背負ってたら誰だって。

まぁ悪い人じゃなさそうだし付いて行くか―


「えぇ、お願いします…えぇーっと…」

「ん…あぁすまんな、俺はガゼルってんだ。お前は?」

「…サトルです。よろしくお願いします、ガゼルさん」

「おぅ!」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


ガゼルさんと共に歩くこと数分…

「おっ、見えてきたぞアカツキ!あれがギルドだ。…いやーやっぱ何時見ても違和感すげぇわ…」

ガゼルさんの言う通り、周りとすごい雰囲気の違う2階建の凄くカラフルな建物が見えてきた…

うわぁ…違和感パネェ…作ったやつアホなの?この色合いはないわぁ…いや、でもこれはこれでわかりやすい…かも…?

まぁいいや、さっさと入ろう。

・・・・・・

「冒険者ギルドへようこそ―。何か用ですか―。」

入ってみたら中はアニメとかでよくあるような内装で、受付の人は金髪の女性だった

「んー?あぁガゼルさんお久ぶりですねー。元気でしたか―?」

「よぉ、イリア!すまんがこいつらの冒険者登録たのむ。」

「おや、新人ですかー?いやーすごいですねーこれで6人ですか―!そのうち3人は王様からの推薦ですし。え、なに、もしかして此処潰れるんですか?もうすぐ潰れるんですか?あ、でも潰れたら潰れたでいいんですけどねこんな派手なとこ。目に痛いし。」

「あのー…」

「あ、すみません。で、登録でしたねでは「王様からの推薦?のはたぶん俺たちだと思います。」…え?」

「え?いや王様ってディア国王ですよね。なら自分たちで合ってますよ?」

「え?あぁ?うぇ?ちょ、ちょっと待ってね………」

1分後…

「えっと、この手紙の、えっと……サトル君?で、あってるかな?」

「あ、はい。合ってます。」

「あぁ、じゃあ登録ならほとんど終わってるからあとはこのプレートに血を一滴垂らしてくれれば終わりです。」

(プスッ…ポトッ…ピカー…)

「はい、これで終了です。では、お渡しします。」

・・・・・・・・・

名前 サトル

ランク F

所持金 1500G

・・・・・・・・・

なるほど、ランク制なのか。

「おっ、登録終わったか。で?お前ら3人で1パーティーなのか?」

「僕はどこかのパーティーに入ります」

「あ、じゃあ俺も!」

上田と信成はパーティーで行動…か。なら俺は…

「俺は1人でのんびりやります。そっちのほうが性に合ってますので。」

「そうか、なら何か困ったことがあったら言えよ坊主。何かあってからだと遅いからな。」

「はい、ありがとうございますガゼルさん。その時は頼みますね。」

「おぉ、じゃあ俺はもう行くぜ。またな坊主ども―!」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


よし、冒険者になったことだしまずは基礎知識として…

「イリアさん、聞きたいことがあるんですが値段が安くてここから近い宿ってどこにありますか?あと武器屋も。」

「んー…そうですねー宿屋ならここを出た後東の方向に進んだところにあるエルミャーの宿がおすすめでー、武器屋はその斜め向かい側のト―リン工房ですかねー。」

「なるほど、ありがとうございます。では冒険者としての仕事はどこで受けられますか?」

「あぁ、それならそこの掲示板に貼ってある依頼書を持ってきて下さったらこちらで受注しますので。ただし、受けられるのは自分のランクと同じ、もしくは一つ上のランクの依頼だけですからね?」

「了解しました。では…」


さてと、うーん…依頼どれにしようかなぁ…

1・F―薬草集め

2・F-魔草集め

3・E-ゴブリン狩猟

まぁ、最初は基本的な1と2だな、うん。

「イリアさん、これとこれをお願いします。」

「はいはーい、えーっと…はい、受注しました。両方とも西の森に生えていますのでお願いしますね。」


・・・・・・・・・・

依頼 薬草集め

場所 西の森

ノルマ 00/10

・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・

依頼 魔草集め

場所 西の森

ノルマ 00/10

・・・・・・・・・・

よーし、やりますかー!

・・・・・・・冒険者移動中・・・・・・・

はい、やってきました西の森。

さてさて薬草はどこかなー魔草はどこかなー

そういえばどうやって見分けるんだろうか……もしかしてあの水晶かな?

(ごそごそ…)

「とりあえず足元の草をとって…水晶にかざして…

・・・・・・・・・・・・

・薬草

食べたら少しだけHPを回復できる草。

HPポーションの材料

・・・・・・・・・・・・

わーぉ、いきなりGETできた。

ではもう一個…

・・・・・・・・・・・・

薬草

・・・・・・・・・・・・

あれぇまたまたGETした…

うーん…もしかして…………

・・・・・・・

薬草

薬草

薬草

薬草

魔草

薬草

薬草

薬草

魔草

魔草

・・・

わーぉ、ここら辺一帯ほぼ薬草だぁ…となれば大量GETじゃー!

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


さてと…どれくらい経ったかわかんないけど結構とったなー

今何個くらいだろ?

・・・・・・・・・・

依頼 薬草集め

場所 西の森

ノルマ 57/10

・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・

依頼 魔草集め

場所 西の森

ノルマ 31/10

・・・・・・・・・・

あー…しまった調子に乗って取りすぎた…さすがに多いよな…でもまだまだたくさん生えてるし、まぁいいか、うん。

よし、戻ろう。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「戻りましたー。依頼完了の確認お願いしまーす!」

「はい、お疲れ様でした。では依頼の品をお願いします。」

えーっと…(ごそごそ…)

「あの、すみません少し多めにとってしまったのでそれも出しますね。」

(ごそごそ…ごそごそ…)

「あ、はい。まぁ、はじめての依頼でやっちゃうのはしょうがないことですからねー」

(ごそごそ…ごそごそ…)

「…あのーまだ出るんですか?もう薬草30超えましたけど…」

(ごそごそ…ごそごそ…)

「あの…魔草も20超え…」

(ごそごそ…)

「はい、これで全部です。いやー初めてだったのでついついやりすぎちゃいました。」

「………………」

「あの、イリアさん?もしもーしイリアさーん!」

「やりすぎです!これ何ですか!取りすぎですよ!どうやったらこんな量取れるんですか!」

「いやー…辺り一面ほとんどが薬草の場所がありまして、そこで少し…」

「はぁ…まったく…少しどころかとんでもなくやってしまってますよ…とりあえず依頼報酬と余剰分のお金お渡ししますね…はぁ…」

「すみません…次からは自重します…」

「はい、そうしてください。とりあえずお金です。で、この後は宿へ?」

「あ、はい。教えてもらったエルミャーの宿って所に。」

「そうですか。では置きを付けて。」 

よし、行くか―。えーっと確か東だったな…

・・・・・ 宿へ移動中 ・・・・・


そんなこんなで宿に到着!

見た目は木造の3階建て、如何にもって感じで扉の上に[エルミャーの宿]と書いてある。

うーん…まさしく宿って感じだなー。まぁ、とりあえず入ってみよう。

入って見たがやはり外観と同じように内装も宿らしい落ち着く雰囲気だ…

「んー?あぁーいらっしゃーい。ここに来たってことはあんた、冒険者だね?それも駆け出しの。」

茶髪でくせ毛、そばかす釣り目の女性…口ぶり的にここの女将さんかな?

「えぇ、今日なったばかりであまりお金を持っていないので安い宿をイリアさんに聞いたらここを紹介されましたので。」

「そうかいそうかい。じゃぁ1泊2食付き250Gだけど駆け出しってことで両方合わせて150Gだ。」

「え…?いやさすがに安すぎませんかその値段は。よくても200Gなのでは…?」

「いいんだよこれで。その代わりにこの国でほかの駆け出しの冒険者見つけたらこの宿を教えて広めてくれりゃいいからさ。そうすりゃそれだけ客がたくさん来ることになんだから。」

おぉう、すごい太っ腹な女将さんだなぁ。

「なら、お言葉に甘えさせていただきます。はい、150Gです。」

「おぅ、ならあんたの部屋は2階の205号室な。」

おかみさんから鍵を受け取って指定された部屋に行ってすぐさま自分のステータスなどを確認してみて、ふと思いついた。

「そういえばスキルってもう少し詳しく見れないのかな…試してみるか。」

スキル『閲覧』『詳細』

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・『暴食』

どんなものでもおいしく食べられる。食べたものの情報を得ることができる。

【権能】

・悪食  ありとあらゆる全ての物をおいしく食べられるようになる

・食過  食べた物の情報を読み取り得ることができる

・『魔法補助』

魔法を使用したとき自動発動。魔法を操作しやすくなる

【権能】

・魔法操作  魔法を自在に操れる

・『???』

不明

【権能】

・不明

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

おぉう…なんというチートだろうか…なんとなくわかってたけど『暴食』とんでもないスキルだよ?何でも食べられるってそれもしかしてそこら辺の石とか虫とかもって事?うわぁ…できるだけ使わないでおこう。

そしてやはり不明は不明のままだったか…なんなんだろうこれ。鑑定とかかな?いやでも水晶…有る…し…

…もしかして、これ、食べられたり?

…物は試しだ、がスキルってどうやって使うんだろ?念じるのかな?まぁとりあえず…

スキル使用、『暴食』

あ、なんとなくできた感覚があるわ。ではではいただきます。

(バクリ…ガリガリゴリゴリ…ガリガリゴリゴリ…ゴクンッ)

…普通に食えたけどすごい無味。

とりあえずスキルが本当なら…スキル『閲覧』

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・『暴食』

どんなものでもおいしく食べられる。食べたものの情報を得ることができる。

・『魔法補助』

魔法を使用したとき自動発動。魔法を操作しやすくなる。

・『審判』

ステータスを確認したり、鑑定をしたりできる

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

あ、増えてる。不明が消えて『審判』になった。

じゃあ、スキル『審判』『詳細』

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・『審判』

ステータスを確認したり、鑑定をしたりできる

【権能】

・閲覧  自分のステータスを確認できる

・慧眼  他人のステータスを確認できる

・鑑定  物品の名称、分類、特徴、金額を知れる

・判決  相手の言葉などの真偽を確かめられる

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

暴食以上のチートスキルでした。

しかも水晶ではできなかった他人のステータス確認とかまでできるようになってるし…

でも、これはこれでいいかも。特に鑑定と判決のコンボは最高。だってぼったくられないし何かされても何が嘘かすぐ分かるし。

…明日は武器買ったりするしこれは使えそうだ…

そういえば食事って何時くらいかな……心配だし聞いてみるか…

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「女将さん、食事ってどこで食べればいいんでしょうか?」

「ん?あぁ、すまないね言ってなかったかい。食事は横の食事処がここの食堂も兼任してるからそこで食べな。」

「はい、わかりました。」

その後、自室でのんびりしたのち食事をして眠りに就き…

翌日・・・

凄い会話メインになってしまいました…次話からはできるだけ減らせるように頑張ります…

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