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第一章 一話 自由に

趣味全開です。

「うぅ……こ、ここは…」

(わいわいがやがや…わいわいがやがや…)

……見慣れない壁、見慣れない天井、そして…

「おぉ!成功だ!成功したぞ!これでこの世界は救われるぞー!!」

王様っぽいおっさんと…あと鎧?を着た人たちが何か騒いでる…

「あのー…すみません。ここはどこですか?あと、あなたは誰ですか―!」

「むっ?おぉ、すまん!…よく来てくれた、異世界の者たちよ!わしは此処ベイレン王国国王ディア=ベイレンだ!急で悪いがおぬしたちにはこの世界を救ってもらう勇者になってもらいたい!」

(ざわざわ…ざわざわ…)

「世界を救ったら帰れますか?」

「うむ、そのことも含めていろいろと説明をしよう…まず、ここはレイモンドという世界にあるベイレン王国の城の中でおぬしらを呼んだ。次に、魔王が新たに生まれ世界が危機に瀕している。おぬしらにはこの魔王を倒してほしい。幸いにも生まれたのは最近じゃから時間は多い。最後に、見事魔王を打倒すことができればおぬしらをもとの世界へと返すことを約束しよう。」

……胡散臭い、特に最後が

「えっと…王様、その魔王を倒すことができたら本当に私たちは帰れるんですか?」

「うむ、いま言ったようにかならず返すとも。」

(ざわざわ…ざわざわ…)

…さらに胡散臭い、俺の異世界に対しての感覚的に。

「さて、説明も終わったことでおぬしらのステータスなどを確認するとしよう…あれの用意を!」

「「「はっ!」」」

(ざわざわ…ざわざわ…)

「七星…マジで異世界だわ、ここ…」

「……………………」

「?ねえ、七星、七星―!な!な!ほ!し!」

「はっ!…」

「…大丈夫?」

「…何とか。とりあえず一言言っていいか?」

「なに?異世界に対しての感想なら聞かないわよ?面倒だから」

「………」

「「「用意、完了しました!こちらです!」」」

「うむ、では異世界の者よ、これを。」

なにこれ、小さくて丸くてつるつるな…水晶?

「おぬしらに渡したそれはこの世界で自分のステータスを調べるための魔法道具じゃ。使い方はそれを持って『閲覧』と念じればよい。」

…へー、ではでは『閲覧』っと…

名前『七星 暁』(ななほしさとる)

性別・男   年齢・16

種族・人間(異世界人)

HP・316

MP・267

攻撃・127

防御・184

魔力・114

運・82

所有スキル

『暴食』『魔法補助』『???』

所有魔法


所有耐性

『毒軽減』『麻痺軽減』

所有称号

『大食漢』『異世界人』『狂人』

……なにこれー…暴食…うん分かる、魔法補助も…うん、『???』これ!なんなの!?

…まぁいいや、たぶん使えないんだろう。それより『狂人』ってなに!俺狂ってんの?

…もういいや、考えるのはしんどいし。

「…ん?んん!?お…おい!これ、これなんだよ!」

「どした「どしたー「どうしたー!」」」

「称号!称号の所にほら!なあ!」

…何かやばいものでもあったのか?いやでもあいつ笑ってるし…

「見てもいいか?」

「おぅ!バンバン見てくれ!あっはっはっはー!」

名前『柳生 一成』(やぎゅういっせい)

・・・・・・・・・・・・

所有称号

『異世界人』『勇者』

おぉう…マジか、勇者かよ。そりゃ笑うわ。

「「「何…だと…!」」」

「あっははははは!勇者!俺が!勇者!あははははは!やった!勝ち組だ!やったぁぁぁぁぁぁぁ!」

うわ…ガッツポーズしまくってる…そんなにうれしいのかお前

「何!勇者じゃと!見せてみよ!…本物じゃ…!本物の勇者じゃ!ははははは!」

「くっ!俺は!?…ない…」

「俺もだ…「私も…「くそぅ…「はぁ…「マジかよ…「……」」」」」」

三者三様の反応を見せるクラスメイト達…哀れな…ん?俺?まったく悲しくないよ?むしろ嬉しいです。よかった―勇者、俺でなくて…だって勇者だったら自由消えるし。

…あれ?そういえば…

「王様、王様。なぜこいつが本当の勇者だと分かったんですか?何か特殊な力が…?」

「いや、その称号に対してもう一度『閲覧』と念じれば自分と自分が許可したもののみその内容を知ることができるのじゃよ。じゃから本物だと分かったのじゃ。」

「ふむふむ…それって耐性とかも同じで?」

「うむ、というかおぬし耐性持ちか、どんな耐性じゃ?」

「えーっと…毒と麻痺の軽減ですね。割とうれしい組み合わせです。」

「なんともうらやましい組み合わせじゃなぁ…」

「取り合えすいろいろと調べてみますので。」

さて…とりあえず、スキル『閲覧』

・『暴食』

どんなものでもおいしく食べられる。食べたものの情報を得ることができる。

・『魔法補助』

魔法を使用したとき自動発動。魔法を操作しやすくなる。

・『???』

不明

そのまんまだった、そしてやはり不明は不明。

じゃあ次、称号『閲覧』

・『大食漢』

「毒軽減」と「麻痺軽減」を得られる。

・『異世界人』

異世界から呼ばれた人間を表す。

・『狂人』

精神系魔法、およびそれに連なるものを無効化する

覇気、恐怖、精神汚染、奴隷紋、なども無効化する

…なぁにこれぇ……やばい…何がやばいって『(「)暴食(これ)』(」)…まんまチートじゃないか…

…もし神様がいるのなら言わせてください。心の底から本当にありがとうございます。

て言うか奴隷紋がある、つまりは奴隷がいる…と。

欲しい!かわいい子が欲しい!きれいにして可愛い服着せておいしいもの食べさせてあげて思いっきり自慢したい!…よし、目標決定。奴隷を買う。

そうと決まれば金儲け、をするために働く、ためにここを出る。よし…!

「…王様、折り入ってお願いがあります。聞いてはいただけないでしょうか。」

「ん?…やけに固い口調じゃな…ふむ…なんじゃ?そこまで改まるということは、ここを出たい…といった頼みか?」

「はい、すでに先ほどちゃんとした勇者が見つかったことですし勇者と共に行きたいと言う方以外は自由にしてもらうことはできないでしょうか?」

「うーむ……(正式な勇者は発見できたしそれ以外全員というわけではなく共に行きたいという者たちのみ残す…か…うーむ…しかし約束が…)」

「自由にしたら最初の約束が果たせないことを気にしていらっしゃるなら全員冒険者のような団体に全員押し込めばいいのではないでしょうか?」

「それじゃ!!そうじゃ、そうすれば全員の位置が確認できるではないか!」

「ではついていく気のないものの城からの解放を?」

「うむ。大臣よ、この国のギルドマスターへの説明と頼みの手紙の準備を!」

「了解いたしました」

「では王様、どうするかの確認は自分たちで行ってもよろしいでしょうか?」

「うむ、わしが聞いたら何か強制しているようにとらわれてしまう可能性があるやもしれんからのう…」

「では、全員に聞いてきますので」

…結論から言うと付いて行く奴が殆どで付いて行かないやつは俺を入れて3人だけだったそんなに自由を捨ててでも勝ち組になりたいのか…すごいな、死ぬことのほうが高いだろうに………あ、そうだ。

「王様、最初に渡された魔法道具はどうすればいいでしょうか?」

「ん?ああ、それなら全員の専用にしてもらって構わん。わしらも持っておるし、この世界では一般的なものじゃからな。」

「わかりました。ところで、先ほど大臣さんに頼んでいた手紙の件なのですが…大体どれほどでそのギルドマスターさん?に届くのでしょか」

「そうじゃのう…大体明日の朝頃かのう…それまでは残る者たち同様この城で休むとよい。明日の朝、届いたことが確認でき次第路銀などを渡すとしよう。」

「はい、ありがとうございます。」

そして、みんなと話をしたりして楽しんだあと就寝に付き…

翌朝……城を発ち自由となった。

一緒についてくることにした奴らは基本出ません。が、稀にモブとかで出るかもしれませんので名前を

「上田 浩二」(うえだ こうじ)男

「信成 桜」(しんじょう さくら)一応男

雑だと思いますが、次回も読んでください。

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