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月がきれいだね   作者: 神威凛
3/3

2人ともう一人の存在~新たにできた親友~

私と大希には友達というものがいなかった。





私はなぜか女子からモテていて、大希も女子からモテるという


まあいわば学年の王子とプリンス的な?かんじであった


意味は一緒だけれども・・・


私が王子で大希がプリンス。


理由は


背が高い+顔がカッコいい?+優しい+明るい


らしい(クラスの子に告白されたときに言われた)


大希の場合は私と性格が真逆


身長はふつうだけれども、


顔が整っている+クール+眼鏡


という冷淡なプリンスというイメージだった・・らしい


(これもクラスの子に言われた)







というかなぜ友達がいないのかというと、


私の場合女の子にはファンしかいなかった。


かといって男の子の友達もいるわけではなく、


好きな子を取られたと、いつもみんなから敵視されていた


大希の場合、女の子に人気はあるのだが冷たく接するので


告白した子に


「君誰だっけ?」


と爆弾発言をしてそれから反感を買うようになっていた。


しかし、それもごく一部であり


そんな冷たいところが好き!


という子が結構多かったので私と同じくファンの子がほとんど。


あと、もちろん男の子には敵視されている





こんな感じで私と大希には友達がいなかった


もちろんお互いは友達?というか幼馴染であったわけで、


仲はよかった。






放課後には

「大希!!今日も陸上の練習!!」


と、いつも学校の代表として陸上の大会にでる練習をしていた


走り幅跳び、100メートル走、200メートル走、800メートル走を


2人とあと8人の10人で分けてでていた


私と大希は学校のエース的存在でいつも練習では私が挑戦を挑んでいた


「あかね、お前ってなんでそんなに毎日元気なの・・・」


「ふふーん、毎日朝ヨーグルト食べてるからね!!」


「それ、関係なくね?」


と他愛もない話をしている。



「「キャー!!王子ー!!!」」


「お前ら!!今から練習始まるから早くかえれ!!」




「わー・・・先生もごくろうさん」


「いや大希、あんたのファンの子のほうがすごいからね?」




「「ギャー!!プリンス大希さまー!!」」



「ほら、向こうの方が強烈だよw」


「ほんとこういうの嫌いだわー・・・だから女子ってのは・・・」


「まあまあ・・・あ、先生がもみくちゃに・・・」




そんな毎日の中変化が起き始める



6月にはいって毎日雨が降るようになったころ、


うちのクラスに転校生がやってきた


「初めまして!オレは榊涼(さかき りょう)っていいます!!


りょうって呼んでね!趣味は・・・女の子と遊ぶこと!

 

みんなーなかよくしてね♡」


「なんかかっこよくない?」

「うん、チャラいけど私ああいう人好きかも」


教室がざわざわしはじめた




「なんかちょっといらっとした」


「大希、気持ちはわかるけど抑えて」


最近の小学5年生でこんなに強烈な人っているんだ・・・



「先生!あの、身長が高い男の子の隣がいいです!」


「あのー私、女なんですけど!」


「あれ?そうなの?じゃあ余計あそこがいいでーす」


「わかったから、じゃあ榊、清水(あかねの名字)の隣なー」




「よろしくね、あかねちゃん」


「よろしくおねがします(棒)」


「その前の子は?」


「・・・。」


「はは、こんなやつだけど許してあげてね


 こいつは滝永大希、私の幼馴染」


「へーそうなんだー


 よろしくね、大希」


「軽々しく呼び捨てすんな、チャラ男のくせに」



「こら!!滝永、清水、榊!!


 まだホームルームおわってないんだぞ!!」


「「「すみません・・」」」




榊涼の第一印象



『うざくて、ちゃらい』


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