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【詩集】射してくる夜明けの光

【詩】ほんとうとうそ

作者: につき

からあげのしんじつは、

あぶらのなかで

とけているあぶく。


りんごのしんじつは、

あかいかわの

つややかなひかり。


ガラスのしんじつは、

すきとおってかたい

われたくないきもち。


ほんとうのしんじつは、

にせもののうそ。


あぶくの、

ひかる

きもち。




みずたまりのうそは、

あめあがりのいのち。


わらいごえのうそは、

とうめいなせつなさ。


ボールのうそは、

ひとつだけのかげ。


にせもののうそは、

ほんとうのしんじつ。


ひとつの

せつない

いのち。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 行間と文字の隙間が読みやすさと音をつくっていて、すらすらと絵が浮かびました。 [一言] こんにちは。 お久しぶりです。 やっと落ち着いて読む時間ができたので、拝見させていただきました(^^…
2015/04/09 13:05 退会済み
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