表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
病気  作者: 道半 風景
無感覚少女
3/7

家族の繋がり

  兄が病気で死んだ


なんだか、何もかも、どうでもよくなった。


別に兄と親しかったわけではない、むしろ嫌っていた。

 


兄は顔は悪くはなかった。けど、態度が横暴だった。


傲慢だった。


けど、兄が死ん胸に穴が空いたようだった。



  私は家族を失うのはこれが初めてだった。


まだ、自分以外の家族が全滅した子よりはマシなのだろうがそれでも何か虚しかった。



  両親は子供が病気で死んだのはこれで二人目だそうだ。


私は会ったことはない姉は子供の頃に死んだらしい。



  母親が言うに私は顔が姉に似ていて、兄は性格が似ているらしい。


もし、生きていたら姉は女王様みたいな態度で私に接しただろう。


合わなくてよかったと思うけど、少し話してみたいと思う気持ちもあった。



  私は兄が死んで生活が変わる事はなかった。せいぜい、居間のテレビのチャンネル争いが無くなってせいぜいしている。


  何時もどうり私は携帯の目覚ましでおきた。静かだった。


隣で兄が何時もはゲームをしているのだが、今は兄はいない。


  鏡を見る。


  酷いクマだった。


ここ最近よく、眠れない。


肌がカサカサだった。


保湿オイルを顔に塗りたくる。


  この二日間で何歳も年を取ったようだった。枝毛も増えてしまった。


  女は大変だ。肌とか無駄毛とか髪とか色々気をつけなくてはいけない。


男は寝癖があっても笑って学校に行けるが女の子はそんな事は出来ないし、恥ずかしい。


  髪が気になるので今使っているリンスを変えるか美容院に行くか本気で迷う。


  髪をとかして、何時ものお気に入りの髪型にする。


小学生の頃は親にやってもらってたけど今では自分で出来る。


私も少しだけど成長しているのだ。



  鏡の前で少し鼻を高くする。


仕上げに唇にオレンジ色のリップを薄く塗る。


自分の学校は化粧が禁止されているから、これぐらいの化粧しか出来ない。


  軽いバックを持って部屋を出る。


  リビングには誰も居なかった。


両親は共働きで朝は遅い。


一人でパンを焼いて食べる。


私の家の朝は静かなのは珍しい事だったけど、今はこれが私の家の日常だった。


  一人で家を出る。


  今日は曇り空だった。


湿度も高くて非常に居心地悪かった。


  学校では授業に集中できなかった。


ここ最近まるで授業に関心が持てない。


このままでは、中間テストは最悪になって今いそうだ。


「最近、やばいなー」


「うん? 授業の内容」


 私は素っ気なく答える


「いや、病気だよ。チラホラ学校に来なくなった人多くなってきたでしょ。このままじゃ、学校閉鎖になっちゃうかもね」


「その前に学年閉鎖でしょハルカ」


 そだといいねー。


など下らない会話をする。


  最近は学校合併も増えてきている。


地球での人間の人口はもう、約40億に減ってしまっている。


今だに感染経路すらわかっていないのだこのままじゃ人類滅亡かもしれないな……。


  心底、私にとってはどうでもいい事だった。


  私達にとっては世界は広すぎる。


ましてや世界が抱えている問題なんて私がどうすることも出来るはずがない

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ