いっしょ
もし、この世界に感染したら消えてしまう病気があったらどうなるか考えて作りました。初投稿なので読みづらい所があるかもしれませんがよろしくお願いします。
その星では不思議な病気が流行していた。
その病気に感染してしまうと身体の正気が少しづつなくなり起き上がれなくなり。
気がつくとその病気の感染者は跡形もなく、“消える”のだった。
この病気の恐ろしいところは、感染経路や感染予防法が不明な事だった。
まさに悪魔のようなこの病気はその星に突然現れ、老若男女さらに動物にいたるまで感染してるのだった。
人々はこの病気に名前は付けなかった。付ける必要がなかったからだ。
第1話『いっしょ』
あなたは病気になっちゃったのよヒナ。
オトナはヒナを捨ててくるようにわたしに言ったの。
でも、安心してね。
わたしが絶対にあなたを守ってあげる。
絶対だよ。ずっとずっと一緒にいようねヒナ。
そうだ、オトナがいない場所に行こう。
どこがいいかな…。
公園と神社と他にはどこかあるかな。あっ、
山の上のちいさな小屋があった。
そこにしようか。うんそうしよう。
どうかなヒナ。
少しせまいけどガマンしてね。うす暗いね、
このライトで明るくしようか。
パチ
あれ、ヒナ寒いの。
わたしの上着貸してあげる。
これでもう寒くはないでしょ。
……本当にずっと一緒にいようねヒナ。
約束だからね。
おやすみなさい。…
…明日も一緒に遊ぼうね。ライトを消すよ。
パチ
(夜は長いな。夜なんて無かったらヒナとずっと遊んでいられるのにな。速く朝が来ないかな。……)
ぽつぽつ
うんっ。朝なのかな…。
本当に朝なのかな。
薄いや、外は雨なのかな。
ジメジメする。ヒナ大丈夫。
そう、昨日よりは元気なのね。
よかった……。
残念だけど今日は外は雨なんだ。外では遊べないんだ。
明日になったらきっと晴れるから、明日までは元気になってね。
えっ、まだ寒いの。
しょうがないね。
わたしが毛布がわりになるよ。また遊ぶんだから元気にならなくちゃね。
雨はまだ止まないね。
ヒナは覚えてるかな、あなたがわたしの家に来たのもこんな日だったんだよ。
覚えてるわけないよね、ヒナはまだ赤ちゃんだったんだから……。
お父さんのお姉さんの猫が子どもを産みすぎてわたしの家にヒナはやって来たの。
ヒナは最初、母親と兄弟と別れたせいなのかな。とっても怯えていたんだよ。
お父さんにもお母さんにもわたしにもかみついてきたんだったね。
最初はわたしはあなたのそれがとても痛くて泣ちゃたんだよ。
あのときは本当に痛かったんだからね。
それでね泣いているわたしのそばに、あなたはいてくれたんだよ。
どう、思い出した。
それから少したって、あなたと少しづつ仲良くなって行ったんだよね。
わたしが学校に行ってる間にあなたは散歩しに外に一緒に家の玄関から出て行って。
わたしが学校から帰る頃にあなたは家に戻ってきたんだよね。
それをいつもどっちが速く帰って来れるか競争したよね。
それから晩ご飯の時間までいつもわたしと遊んだよね。
お母さんが呼ぶまで。
それがいつまでも、いつまでもずっと続いていくってわたしはそう思ってたんだよ。
だから速く元気になってね。
ヒナがいないとわたしは元気になれないんだから……
雨、止まないね
ヒナ、お腹減らない。
そう、でも食べなきゃダメだよ。
食べないと元気になれないんだから。
じゃん、ヒナのご飯。
家から出るときに持ってきたんだ。
はい、少しで良いから食べてね。えっ、わたしのご飯は。
ヒナと一緒だよ。
昔と同じ。ヒナって美味しいご飯食べてて、うらやましかったんだよ。
で、少しつまみ食いしちゃったんだ。
それがお母さんにばれちゃって普通のご飯を食べなさいって、怒られて普通のご飯をそれから食べてたんだよ。
おかしいよねヒナはこれが普通のご飯なのに。
でも、今は一緒のご飯だね。
楽しんで頂けたでしょうか。続きはがんばって書いて出そうと思います。完全に初心者なので誤字脱字があれば報告をお願いします