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キャットインザライン

作者: 三木夏博

片手に『ライ麦畑で捕まえて』をもう片方には猫のストラップを握り締めて一歩踏み出す

仰角28度の世界観では猫の躍り出る隙間もない

論理空間で跳ねられた猫はきっとここにはいない

だからきっと

ならばきっとと、笑顔はゆがむ

倒れかけた身体は宙を舞い

はがれかけた石膏の肌は

逆転した摩天楼に飛散した

壊れかけた自転車を転がしたどり着いたのは約束の場所

未だに転がる車輪に恋して

グッバイデイズと今日を飛ぶ

さようなら

解答ください


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