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第34話 嵐なき航路

第3防衛都市シスル。

港町として海沿いに造られた防衛都市。

向こうの大陸からやってくる魔族の軍に対抗するべく、人族の大陸から攻め込むために建設されたと言う。


今では西方大陸と他大陸を繋ぐ重要な交易港となっている。

その関係上、人族のみならず亜人や魔族が多く暮らしている、多種多様なモノを取り入れている西方大陸を象徴するような街。


平和なる時代において、第3防衛都市シスルは最も大きな城塞都市である第1防衛都市にも優る、リクリス都市同盟の主要都市だろう。





約2週間後──第3防衛都市シスル。


大変な目にあった後というのは、思いのほか穏やかで普段の日常の安全さを再確認させてくれる。


今日もいい天気だ。

青空はまるで僕の心を連想させてくれるほどいい色をしている。

そして何よりも、海風に乗ってくる潮の匂いが海沿いの街であるということを再確認させてくれる。

独特な臭さ、個性的な匂いが鼻を刺激する感覚は、なんというか海だと感じられて良い。


さて、海といえば砂浜で遊ぶ事を思うかもしれないがシスルでは出来ない。

あははは、うふふふ、なんて色めいた声はない。

前までは海で遊ぶ事も出来たのだが、何処かの馬鹿な奴らが海を汚した結果、魚人族(マーマン)の怒りを買ってしまった。


海は魚人族(マーマン)の領域。

海を、彼らの生活区を破壊する事を許しはしない。

勝手な行動とは即ち海の使徒を相手にする事になる。

それは人族ひいては全種族に大打撃となる。


何せ魚人族(マーマン)は海中戦において敵なし。

彼らを敵に回せば海の治安維持、海産物等、航路の使用が一切出来なくなってしまう。

魚人族(マーマン)に媚びへつらい彼らの機嫌を上手く取らないといけない。

まあ魚人族(マーマン)も人族の足元を見なければ、地上圏の交易物を見込めず発展が乏しくなる。

正しく丁度良い関係なのだ。


だから今は海遊びを禁止している。

注意してもゴミを投げ捨てるゴミ野郎は居るのだ。

そういう方は魚人族(マーマン)の法で裁かれるべきだ。


出航まで3日ある。

少しの間だけお世話になる宿を取って、出航手形と大陸通行許可証を発行するためシスルの役所へ向かう。

3人分で約56万ゴル……くぅ、痛手もいいところ。


もちろん、冒険者ランクを上げたレッドウルフはそれだけ高位のランスにも挑め、依頼の報酬金も多くなっている。

しかしそれでも56万ゴルは高すぎる。

更にそこに馬を連れていくための税金もしょっぴかれる。

馬の大きさに応じて金額が変わる。

トゥールは2万ゴル。


トゥールはここまでか……さらば、トゥール。

また会えることを楽しみにしている。

なんて事はしない。トゥールも仲間だ。

レッドウルフの頼もしき仲間、金がかかろうとも連れていきますとも。


その覚悟で挑んだのだが……


「支払いは聖峰教会でお願いします」


全額ミッテル(聖峰教会)負担となった。

これが世界最大信仰宗教の財力か……持つべきものは58万ゴルをポンと出してくれる仲間だな。

別に最初から頼ろうとしてはいない。

ちゃんと僕が払おうとした。

けどやっぱり使わせてくれるなら、人はその好意に甘えたくなるものだ。


船の用意はこれでバッチリ。

あとは出航まで待つだけなので、僕はやりたい事をする事にした。

やりたい事と言っても、情報収集だ。


()()()()()()()()()()()()

エースクラン公爵が集っていたかの大魔獣の討伐依頼の結果について。

普通はこういった討伐作戦の詳細は出ないのだが、十二屍獣(じゅうにしじゅう)に限っては情報共有のため冒険者ギルドに詳細が乗る。


善意の通行止めを無視して遭遇したあの超越的な魔物。

今思い返せば、あれは神位規模の化け物だった。

動くだけで地面を揺らす規模感は超常の物だ。


相対した者として、その後の顛末が気になる。

冒険者ギルドに情報は共有した。

エースクラン公爵が十二屍獣を倒したとなると、それは()()()()()()()だ。

エースクラン公爵は()()と認められるだろう。

新たな英雄の誕生を間近にしているのなら知りたかった。


だが、相手は500年以上人類圏を脅威に晒した魔獣。

エースクラン公爵の私兵200名、集めた冒険者や傭兵300名あまり……完膚なきまでの敗北であったと報告されていた。


死傷者は当事者であるエースクラン公爵を筆頭とした計468名。

数字を見れば理解出来るし、実際に目の当たりにしたからわかる。

最悪の魔物なんて呼称される所以が。


負けたとしても誰も文句は出てこない。

ああ、また十二屍獣(じゅうにしじゅう)に負けたのかと。


……………無駄な考えはやめよう。

僕が居たら、なんて勝ち筋存在しなかった。

アレに対応出来る人はそれこそ英雄。

平和な時代で打ち倒せる人は数える程度だろう。


僕が行ったって勝てる気はしない。

吟遊詩人さんが言ったような英雄にはなれない。

近道だと思ったら落とし穴があった、なんて冗談は受けたくない。



冒険者ギルドにある足を外に向ける。

まずは次は馬車の買い替えだな。ベルク・ヴェーゲンの溶ける系の唾液のせいでボロボロだからな。

溶ける系の唾液……ちょっとした可能性を感じた、のは秘密だ。





3日後。

トゥールと1時お別れをして馬倉庫に預けいる。

他の馬たちが彼女に威嚇?のように鼻を鳴らしていたが、毅然(きぜん)と躱していた。

流石は神聖国のエリート一角馬(コーンス)、そこらの奴らとは格が違うのだ。


「お前さんの一角馬(コーンス)、かなりの上物じゃねえか。番船の仕事を数年はやってるが、ここまで質のいい一角馬(コーンス)は数回しか見たことねえぞ」


倉庫番の人もこういうほどにトゥールは賢い子なのだ。

自分の事ではないが、トゥールの事となると我がことのように嬉しい。

ベルク・ヴェーゲンから逃げられたのも彼女がいたお陰だ。

南方大陸に行ったら人参(にんじん)を買ってやろう。高級なやつを、な。





「わあ、これが船なんだ……」


感動が薄い……という事はない。

今にも乗り出してしまいそうなほど手すりに体重を乗せたリーシアは、見渡しても果てがない広大な海を一望する。

そのリーシアと海の輝かしい絵を脳内保存する僕。

実に素晴らしい。


しかし脳内保存にも限界がある。

昔の記憶は時の流れに任せて消え去ってしまう。

そろそろ空間投影機が欲しい……。


鏡に写し出した空間を切り取り時を止めて光景を完全保存する魔法具(マジックアイテム)

使い捨てなのに20万ゴル前後と魔法具(マジックアイテム)価格だ。

この光景を永遠に取っておけるのなら、それだけ価値があるとは思う。

買えないから、僕は大人しく脳内保存するしかない。


海軟風に煽られ、帆が進行方向に向けられる。

木造の帆船。

4本のマストが立てられた遊行船という名の貨物船。

魚人族(マーマン)の許可なしで海を渡れないため、1回の運行で人も荷物も運ばないとならない。

それ故に巨大。全長40mとかなりの大きさ、最新型とされる船だ。


何が最新なのかは分からない。

僕も船に乗るのは初めてだし、船自体が今回で初めて見る。

分からなくて当然、最新かどうかは関係なく船というだけで興奮の材料となるのだ。



船旅は約4日。

風に動かされる船は休むことなく進み続ける。

追い風を利用するのは良いが、風に左右されては到着できないのではないか?なんて疑問はない。

帆は魔法具(マジックアイテム)となっていて入ってくる風を進路方面に変えることが出来る。

信頼持てる快適な旅をお届けしてくださる。


船旅は過酷なもの、という常識はないらしい。

乗船している人々は各々のやり方で(くつろ)いでいた。

もっとこう、嵐と巨大蛸みたいなイメージがあったが実際は英雄譚に在らず、冒険者すらも武器を下ろして落ち着いている。


それもそのはず、船の警護は魚人族(マーマン)が行ってくれている。

前方に1人、左右に2人ずつ、後方に1人の6人体制での泳ぎながらの護衛にあたる。


魚人族(マーマン)()()()()()と渾名される存在。

海であれば敵なし、水中ならば十種族で最強。

海の中ならば何よりも速く、海の中ならば何よりも強い。


魔物が接近しようとも被害なく撃退するという話だ。

船の上から彼らを観察して水中戦が何たるかを見てみたい。

泳ぎっぱなしで疲れるのに戦闘なんて出来るんだろうか……。


噂通りだが魚人族(マーマン)は魚を二足歩行させたような存在だった。

魚の要素である鱗、ヒレ、エラがありながら、人のように二足で歩くし地上でも呼吸が出来る。

なんというか、すごく良いとこ取りだ。

水中ならエラで呼吸、地上なら口呼吸、水陸両用。

僕も亜人族の特殊能力が欲しくなる。人族はそういった力がないからな。


でも、人族だろうと化け物みたいな奴はいる。


「船はいいですね。幽霊船団に潜入した時は気が気ではなかったですが」


例えばそこで風に(なび)かれているミッテル。

つい先日はミッテルのお陰で大いに助かった。

魚人族(マーマン)の戦闘をまだ知らないが、ミッテルなら海中でも圧倒しそうな気がする。

ランスでも力で何なりとしてきそうな怖さがあるし、リーシアだって氷魔法で水を凍らせれば一撃だろう。

何処まで種族的に優れていても才能ある方が強い。


結局は個人の強さに左右されてしまうものなのだ。

世知辛い現実だ……船だけど筋トレしよっと。





船出から2日が過ぎた。

特に何もない。

魔物の襲撃はあったが、いち早く気がついた魚人族(マーマン)によって即座に倒された。


船の護衛をしているのだ、それだけの手練なのは分かるが彼らのそれは異常であった。

50mは離れているのに敵の接近に気がつき、飛沫もあげない完璧な泳ぎで(かに)のような魔物を一撃で倒していた。

流石にあれを見せられては海中最強を信じざるを得ない。


魚人族(マーマン)の評価を改めるいい機会だった。

彼らは魚人族(マーマン)である事に誇りを持っている。下手な過小評価は彼らの機嫌を損ねかねない。


交代勤務制のようで、6人が護衛をしている間に2人休むようにしている。

丁度交代時間に鉢合わせる事が出来たので、サルモーというオレンジ色の鱗を持つ魚人族(マーマン)に色々聞いた。

褒めて讃えれば機嫌を良くし、水中での戦いを手取り足取り教えてくれるほど気さくな人であった。


本当にそれくらいだ。

船は旅の宝庫だと言う者もいるのだろうが、本当に何もない。

ボーっとするだけで陽が落ち月が昇る。

用意された客室で眠り、実に快適な旅をするだけ。


呆気ないと言えばそうだな。

楽しみなんてものはない。

ので、鍛える事に専念する。

1秒でも多く鈍る事を許容してはいけない、その1秒が戦場において功を奏す事とてあるのだ。

強者なんていくらでもいる。僕はまだ弱者の部類、英雄になるために強さは絶対条件だ。


最近はリーシアと一緒に魔法の修行をする事が多かったから肉体を鍛える。

両方を均一にやらなければ、魔闘法が使えなくなるやもしれない。

そんな事ないとは思いたいが魔闘法を細部まで理解していない僕にサボる度胸はない。


肉体を鍛えると言っても『闘気』を使いながら腕立て伏せなんかを繰り返す。

僕は筋肉の量が常人であるから、肉体がランスよろしく完成しきっていない。

剣術修行よりも基礎の肉体補強を真面目にするべきだ、僕が剣好きだから素振りばっかりしてしまうけど。


「精が出ますね、こんな時にも特訓ですか」


「こんな時、だからこそだよ。鍛えられる時に鍛えとかないと、時間は有限だから大切に使わなきゃ」


腕立て伏せをしながらミッテルと会話をこなす。

追い込んでいる時の会話とは中々に苦しい。これも修行の一環として利用させてもらうよ。


「そういえばミッテルはどんな訓練してるの?やっぱり聖峰教会の特別訓練室とかあったりするんじゃない」


「訓練なんて5年はしてませんよ」


「うぐっ……」


重り代わりにミッテルの体重が背中に乗っかる。

人を椅子にするとは、普段から下の奴をこき使ってるんだろ。

乗っかるなら()()()()()()()リーシアにしてくれ!


しかし訓練もせずにこの強さ……やはり才能か。

いいよなあ、天才は。

努力しなくていいから自由にできて、僕だってちょっとでも才能があればその分リーシアとの時間に回せるのに。


「まあそのせいで死にかけたこともあります。上には上が居ますので、才人でも研磨しなければ切れぬものもある、時に錆びついてしまう事とてあるのです」


「そう言ってしないんでしょ」


「もちろん」


おい……死にそうになっても懲りずにとは、救えないなミッテルは。


「それに私は目指すところがありません。()()()()()というのがなく、将来が酷く曖昧で不確かです。どう突き進めばいいか、それすら分からない」


酷く落ち着いた声だが……表情は分からない。

何せ腕立て伏せ中でミッテルは背中で座っている。

見ようにも見させてはくれまい。


「貴方はありますか?()()()()()というものが」


理想、理想か。

それならずっと持っている。

英雄となった自分自身、たまに演じるから形も掴みやすい。

悪を挫き、善を尊ぶ、不特定多数を救うような存在、それが僕の目指すべき英雄像。


英雄譚で活躍する英雄のような立派な人。

うん、かなりハッキリしている。

お手本のようなものが多すぎて分かりやすさに拍車をかけている。

例えば、世界を救った『聖皇』様みたいにね。


「かなり分かりやすい部類だと思うな僕は、『聖皇』様みたいな英雄になりたいってハッキリ見えてるからね」


「ほう、それは良いことですね。向かう先がハッキリしているのであれば、迷うこともない。どれだけ遠い道のりでも、いつしかそこに辿り着ける。道が道として視えているのなら、進めない事はないのですから」


不意に背中に乗っていた重圧が取れる。

ミッテルが離れ、客室の扉に手をかけて外の空気を入れながら彼は退室しながらこちらに顔を向け、満面の笑顔で対応をする。


「リーシアを呼んで来ますね、彼女が重りの方が嬉しいでしょう?」


まあすごく嬉しいな。

あの背中に感じる柔らかい感触は……素直に言って最高です。

でも重りにならないくらい軽いんだよな、リーシア。最近どんどん軽くなってる気がしてちょっと心配。

ちゃんと食べさせてるんだけど……魔族としての特性かもしれない。

『魔神』から産まれた知性ある存在を魔族と呼ぶだけで魔族にも種類がある、魔族は200種類くらい居ても不思議じゃない。

リーシアはそういう魔族なのだ、としか言いようがない。

成長したら体重が減る種族……?おかしな種族だ。案外特徴的だから調べればすぐに分かったりして……全知の知識に頼るのはもしかしたら無駄足か?


いや、他の事も聞きたいしね。うん、個人的にガルシアの大森林には行きたかったのもある。

だから決して無駄足にはならない。

ちゃんと調べておけば……なんて事はどうでもいいのだ。


「ムート、呼んだー?」


おっと、来た。僕が呼んでいるとなれば秒で来てくれる可愛い子。

ふ、実に良い時間を過ごせそうだぜ。





更に2日後。


嵐との遭遇、魔物の襲撃、思いかげない沈没、無人島遭難、海に沈んだはずの幽霊船、海底にある古代文明の発見……この手のイベントのひとつもなく、船旅は終了した。

なんて事のない安全な旅であった。

安全なのはいい事だ。それだけしっかりと対策していて成果をきちんとみこめていると言えば、社会的には満点評価だ。

だが、冒険と言えばを望んでいた僕には少し物足りなかった。ガッカリした、と言ってもいいな。


波瀾万丈とした冒険を求める僕は肩をすくめるモノだった。

急いでいる僕たちに緊急クエストなんか出てもそれはそれで困るのだが……そこら辺は状況に応じてというやつだ。


収穫が全くなかったわけじゃない。

魚人族(マーマン)との交流は実に良かったし、食事で出てきた紫色の生(たこ)の味は……まあ忘れんな。新鮮すぎてヌメヌメしていた。

吸盤(きゅうばん)が舌に引っ付いて苦戦し、舌が撮れるかと思うくらい離してくれなかった。


これらはちゃんとした思い出だ。

しっかり脳内保存させてもらうとしようか。


こんなもんかと気落ちこそしたが、やる気はまだまだ十分すぎるほどある。

金を僕が支払っていたらもう少し残念がったかもしれない、今回はミッテル、というより聖峰教会負担の消費のない船旅だった。

その事もあり、文句は出ない。

何よりも、


「船すごかったね。また乗ってみたいな」


リーシアが喜んでくれて嬉しい。

彼女の喜びは僕の喜びだ。

これだけで乗ったかいがあったというもの。

いやあ、船を選んでよかったよかった。


港町についたとなるとまずはトゥールのお迎えだ。

トゥールは……まあ変わらないな。

出る時に他の馬が姿勢正しくしていたのが印象的であった。

たった数日でトゥールはボスになったのだ。

ビッグだなあ、名前をジャイアンなりに変更しようかな。

いいや、トゥールはトゥールでビッグな名前だ。



第3防衛都市シスルとさほど変わらない港町。

ここは南方大陸 グレン公国の港町ナテンである。


そう南方大陸、ついに南方初上陸である。

時期はまだ夏季という事もあり、絶対的に空気が熱い。

これが南方大陸の夏季か……北方大陸の冬とはまた別の意味で厳しいな。

照りつける太陽は他大陸と同じだというのに、尋常ではない暑さを送っている気がする。


大森林も暑いと聞く、この街で防暑の防具一式を買うのが良いな。

ミッテルのお陰で財布には余裕がある。対策はするに超したことはないからな。


と、その前に船旅で疲れた体を休ませよう。

初めての事は何でも疲れる物だ。肉体的にも精神的にも。

1日目休息を取り、2日目で防具を揃え、3日目で出発。


ナテンからガルシアの大森林までは駆け足で行けば1週間足らずで着く。

目的地はすぐそこだ。

なに、そんなに急かす必要もあるまい。

休む事だって大事な事だ。



こうして僕たちは南方大陸に足を踏み入れた。

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