誘われるがままに
「ちょっと、やり過ぎたかな?」
少々反省の弁を述べるのはアメジストが気を失ってしまったから。
ランジェリーモードになったアメジストのカラダを好き勝手に弄った結果がこれである。
「す、凄い・・・・。こんなの、癖になっちゃう・・・。」
その言葉を残して倒れたアメジストを介護しながら今後どうするべきか、模索していたら一通の通信が。
「アメジストをワタシのラボに連れてきて。」
その言葉に甘える事にした。
「これで大丈夫。」
俺が到着するまでに用意してくれた客室にアメジストを寝かす。
彼女は可愛らしい寝息を立てている。
「アスカはこのまま朝までぐっすりのはず。:
「ありがとうございます。ルリ先輩。」
「構わない。アスカをユウセイのモノにする為。協力は惜しまない。」
客室の扉を静かに閉める。
「それでルリ先輩の方はどうでしたか?」
「ダメ。吸血鬼が出た情報もない。」
「随分用心深いのですかね。」
昼間見た資料をもう一度見直す。
吸血鬼は人気がない場所を選び犯行に及んでいる辺りかなり慎重派のようだ。
「情報が少ないから行動パターンが読めない。」
「犯行待ちですか・・・。もどかしいですね。」
だが俺達に今出来る事はパトロールだけ。
自分達の力不足を痛感する。
「明日もする予定ですか?」
「うん。」
「分かりました。明日も手伝います。」
席から立ち上がる俺。
時計は0時を過ぎていた。
家に帰って寝ようと思っている俺に対し、
「帰るの?」
小悪魔な囁きが俺の足が止まる。
「ねえ、ユウセイ。」
振り返るとそこにいるのはいつもの無表情の白露先輩ではなく、俺を劣情の檻へと飛び込ませる発情したルリが。
白衣を半脱ぎ、ブラウスのボタンを外して綺麗な谷間とレースのブラジャーを強調して見せつけてくる。
「そんな事したら、今夜は寝れなくなりますよ・・・。」
「いいよ。」
彼女に手を引かれる。
飾り気がない殺風景なルリ先輩の部屋。
研究に関する情報誌や専門書ばかりが並べてられているだけの本棚と綺麗に整えられたベッドが一つあるだけ。
だけど俺の心臓はさっきから高まるばかり。
ルリ先輩独特の甘い香りが充満しているからだ。
促されるままベッドへと横たわり、彼女からの情熱的なキスをたっぷり味わう。
「ユウセイ・・・。」
彼女のカラダに手を伸ばす。
ルリは俺の昂る気持ちに応えるかのように服を脱ぎ捨てる。
「ワタシのカラダ、一杯味わって♡」
「それじゃあ、頂きます。」
俺達は明け方まで互いの身体を貪り続けた。




