穢されるアメジスト・サファイア
「さて、時間もないし、早速始めるか。」
フェイスガードに左上に小さく表示されるカウントダウンは領域展開の稼働時間。
10:00から始まった秒読みは0:00となった所で領域展開は解除される。
「や、やめて!」
恐怖で震える声を出すアメジスト。
「やめなさい!」
抗いを見せるサファイア。
「おっと忘れていた。」
俺は粘着弾を発射。
サファイアの腰部に命中する。
「なっ!」
「お前の腰にある隠し手は封じさせてもらった。」
「くっ・・・。」
悔しがるサファイアに一瞥、改めてアメジストに近付く。
「な、何をするの?」
「楽しませてもらうだけさ。まずはその邪魔な防具を外させてもらう。」
金属製の胸当てに触れ、解析。
「(よし、やはり前世の俺が設計した通りだ。)バステージ。」
俺の音声に反応してアメジストの武装は粒子となって消え、強制的にバンドゥビキニにスパッツ姿のランジェリーモードへとなった。
「イヤッ!」
短い悲鳴を上げるアメジスト。
フェイスガード越しからでも赤面しているのが分かる。
「ほほう、小柄だがいいカラダをしているじゃないか。胸も思った以上に大きいな。」
「いや・・・、見ないでよ・・・。」
自分の身体を隠そうとするが腕を拘束されているので出来ず。
俺は腕に隠しているアダプターをアメジストの首元に押し付け、電撃を流す。
「ぎゃああああああ!!」
「アメジスト!!」
「抵抗されても困るからな、少し弱らせてもらった。さて、ではエネルギーを奪わせてもらう。」
息絶え絶えのアメジストに腰部のバックルに装着されている吸盤付きのワイヤーを発射。
アメジストの双丘と下半身に取り付き、さらには口にも棒型のワイヤーを無理矢理押し込む。
「う~~~~~~~~~!」
体内にあるエネルギーの吸引が始まった事でもだえ苦しるアメジスト。
「や、ヤメテ!!た、助けてお姉ちゃん!!」
「なんだ、お前達は姉妹だったのか。ほら、姉に悶える所をちゃんと見せないとな。」
怒りを向けるサファイアにアメジストの羞恥を見せつける。
「許さない!絶対に許さない!!よくもアメジストを!!」
「人の心配をしている場合ではないぞ。オマエも同じ目に遭うのだからな。」
「同じ・・・・。嫌だ!近づかないで。私に触っていいのは世界に一人だけなのよ!」
「ほう、それはいい事を聞いたな。」
脳内に浮かび上がった快羅の不愉快な笑顔を薙ぎ払い、サファイアの武装を無理矢理解除させて、ランジェリーモードに。
「いやよ、こんなの・・・。」
目を瞑り、顔をそむけるサファイア。
初々しい仕草とセパレート型レーシングブラと紐ショーツと露出な多い服装とコケティッシュなボディバランスに俺はなお一層興奮。
「快羅め、こんなにもいい女を自分のものにしていたのか、憎たらしい!!」
サファイアの言い訳を聞く前にアメジスト同様にエネルギーを強引に吸引。
悶え苦しむ二人の美少女。
その激しい責めに二人はすぐさま俺に敗北する。
「あああああああああああんん。」
「いやああああああああ。」
「うおおおおお!」
両手と道具を通して俺の全身を電流が駆け巡る。
ストーンジュエルのエネルギーが俺の体内に取り込まれるのがわかる。
「あ・・・・あ・・・。」
「う・・・そ、でしょ・・・・。私・・・・こんな奴に・・・・。」
オーニズム状態の二人。
拘束していたロープが消えても地面に横たわる事しかできないほどの絶頂を迎えていた。
「ふむ、二人で20%の吸収率か。ま、こんなものだな。」
快楽の余韻に浸るアメジストと悔し涙を流すサファイア。
二人共意識はあるが、放心状態。
その影響からか変身が徐々に解け始める。
「エネルギーを消費し過ぎたか。今日はここまでだな。」
ヘルメット側頭部にある小型カメラを起動。
二人の正体を記憶するためである。
「(この二人の身元は探り、脅してエネルギーを奪い尽くしてやる。)・・・・・・え?」
俺の手が止まる。
脳が停止。
何故なら、変身が解けたビジュエール・セイントの正体は俺が良く知る―――幼馴染の明日香と沙織だったから。




