泉鏡花『歌行燈』 現代語訳
鏡花一代の名作と讃えられる『歌行燈』(うたあんどん)。
中世、近世の文学に深く根を下ろし、極度に切り詰められた文体で語られる能楽の芸道もの……といえば敷居が高いのですが、物語そのものは、数奇な運命で結ばれた若い男女の恋愛に、芸の師弟の情愛がからむ、きわめてシンプルな感動作です。
現代語訳となると、鏡花一流の華麗な修辞や文章のリズムは犠牲にならざるをえませんが、ストーリーの面白さとみごとな構成美の片鱗は感じてもらえるのではないでしょうか。
原文は一から二十三の数字の章立てからなっていますが、全体は世阿弥以降の古典芸能の序破急五段の形式に、整然と整えられています。それをふまえて、各章を、序、破の序、破の破、破の急、急の五部にまとめることにしました。
各部ごとに(あとがき)と題して参考知識などをまとめていますが、読み飛ばしても、後からまとめて読んでくださってもかまいません。
中世、近世の文学に深く根を下ろし、極度に切り詰められた文体で語られる能楽の芸道もの……といえば敷居が高いのですが、物語そのものは、数奇な運命で結ばれた若い男女の恋愛に、芸の師弟の情愛がからむ、きわめてシンプルな感動作です。
現代語訳となると、鏡花一流の華麗な修辞や文章のリズムは犠牲にならざるをえませんが、ストーリーの面白さとみごとな構成美の片鱗は感じてもらえるのではないでしょうか。
原文は一から二十三の数字の章立てからなっていますが、全体は世阿弥以降の古典芸能の序破急五段の形式に、整然と整えられています。それをふまえて、各章を、序、破の序、破の破、破の急、急の五部にまとめることにしました。
各部ごとに(あとがき)と題して参考知識などをまとめていますが、読み飛ばしても、後からまとめて読んでくださってもかまいません。
序 一、二
2024/05/15 02:07
(改)
(序のあとがき)
2024/05/15 02:08
(改)
破の序 三、四、五
2024/05/20 03:25
(改)
六、七、八
2024/05/23 02:23
(改)
(破の序のあとがき)
2024/05/23 02:33
(改)
(後藤宙外『明治文壇囘顧錄』より)
2024/05/23 02:44
(改)
(笹川臨風『明治還魂紙』より)
2024/05/23 02:46
(改)
破の破 九、十、十一
2024/05/25 01:35
(改)
十二、十三、十四
2024/05/28 01:49
(改)
(破の破のあとがき)
2024/05/28 01:49
(改)
破の急 十五、十六、十七
2024/05/30 18:16
(改)
十八、十九、二十
2024/06/03 00:15
(改)
(破の急のあとがき)
2024/06/03 00:16
(改)
急 二十一、二十二、二十三(了)
2024/06/06 17:23
(改)
(急のあとがき)
2024/06/06 17:24
(改)