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297 少女の憂鬱と妖精銀行




「取り敢えず、俺ん家方面に向かってくれ」

 現在かくれんぼしてるのは、裏門近くの木の陰だ。

 となると、隠し通路へはまた杜を突っ切って来た道を引き返すことになるのか。道はないけど。


 いや、杜には農道……というか観光ルートの歩道も整備されていた。

 潜伏している身なので、下草が生い茂ってしまったそんな場所をわざと選んで通っただけ。

 遊歩道はチンピラ。もとい、少年少女の父方のご親戚衆の通りすがりがあったので避けた形だ。


 草ボーボーなら、茂みが揺れてバレそうじゃない?

 そんな素朴な疑問もあるだろうが、それも人目があってこそ。

 実少年をしらみ潰しで捜索しても、見つからなければいずれ杜も騒がしくなるだろうが、今は人っ子ひとりも居ない静かなものだ。

 

「了解なのですー。ロボ男先輩のマスターさん、改めてナビを宜しくお願いしますー」


「おう。便利だなお前さんら。ひとり傍に居さえすれば他所に出した斥候にもよ、情報が余さず伝播するのは」


「私とハジメはあらかじめ、マスターが同じ兄弟機として仕立てられていますのでー。

 トランシーバーのように、やや遠い距離も念話で繋がる機能になっておりますー。

 残念ながら他の我らと無線でお喋りするには、よほど近くか、なにかしらのフォロー体制が必要になりますねー」


「念話?」


「『コール』といいますー。あとで参考資料を出しておきますねー」


「ありがたい」

 便利だよな。TRPG異界撹拌のルルブ。


 ご隠居は自らの寿命で、時代を飛び越えている。古い時代にホープランプに流されたから、『コール』も覚えがないわけか。

 そういうケースが多いなら、スキル習得関連ではこちらも役に立てそうだ。

 ステータスの通信機能は、GMや妖精郷のバックアップが届かないと通じないのは共通だろうから、それは横に置いておく。


「へえ!だったらロボ男は体が治っても、向こうに合流するまではそう気楽には他の妖精と話せないんだな。なあんだ、少し残念。

 トウヒさん、あっちはロボ男の昔の仲間もまだ残ってるんだろ?

 ご隠居たちは隠れ住んでいる俺らに配慮してくれていたけど、東に行くならロボ男も大っぴらにしてもいいわけだよな。

 だからさ。遠く離れてその場にいなくても、仲間と久しぶりに話せるんじゃないか。良かったなって思ってた。

 今はロボ男、口では喋れなくて退屈してるし」


「はいです。当時の先輩たちはおられますよー。

 同窓会は、合流するまでしばしお待ちをー」


「あ、そうよね。……ロボ男は長生きな妖精だもの。東にはお友だちがいるわよね」

 少女はム、と唇を尖らせる。


「どうした、急に膨れっ面なんかして。可愛くないぞ?」


「だって、お兄ちゃん。

 ……こんなこと気にするの萌だけかしら?

 ロボ男が、ずっと離れて暮らしていたお友だちに会えるのは良いことよ。だけど素直に喜べないの。

 ねえ、お兄ちゃん。ロボ男があっちがいいからって帰っちゃったらどうしよう。

 だって仲間たちも絶対に、ロボ男のことを心配してるわ。行方不明からようやく帰ってきたんですもの、きっと離れたくないはずよ。

 萌がロボ男が大好きなんだから、他の子だってロボ男が好きよ。

 ロボ男があっちに帰っちゃったら私たちのこと、昔のことだと懐かしそうにお友だちと話すのかしら。そう考えたら、心がきゅーっとなるの。

 萌ね。我がままだけどロボ男はずっとお爺ちゃまと一緒に居てくれなきゃ嫌なのよ」

 大好きな友だちが、昔の友人と仲良く盛り上がっている姿を想像して寂しくなっちゃったかー。微笑ましい。

 そう思いきやちょっと違った。


 7歳児、賢すぎない?

 子どもだって独占欲はあるけどさ、それを言語化するのって大人でも難しいぞ。

 オレの不得手分野だから、そう思うだけ?


「……その時はその時だ。萌もロボ男の家族なら、あいつの気持ちを一番に考えてやれ」


「嫌よ。ヤダもん。なんでせーろんで意地悪言うの?

 お兄ちゃんだってロボ男と離れるのは絶対に嫌なくせに!」

 ロボ男さん、ガチ愛されてる。

 物心つかないうちから、ずっと一緒にいるんだもんな。異貌なんて気にならないか。そうだよな。


 幼児が怪獣なら、知恵をつけて反抗期に差し掛かる小学生は台風だ。

 なのに兄妹があまりにいい子にしていたので、こうした他愛ない言い争いが始まるとなんだか妙にホッとする。


 そういやロボ男さんってヒャッハー時代に保護がてら拐かされて来たんだっけ。

 確かに人間なら懐かしさから里心がつくのかもしれない。

 しかし妖精さんだからなあ。


「そりゃ勿論ヤだけどさ。俺らもロボ男の里帰りに堂々と、くっついていけばそれでよくね?

 どうせ東に亡命するんだし」

 あー。


「でも大人になったら帰るんでしょ?

 杜を守らなくちゃいけないし」

 あああー。


 デリケートな問題が。そりゃ跡取り娘としては杜の管理は心配だよな。


 先祖代々後生大事にしてきたものを過ぎたるものだと奪われるとか、彼女にとっては天地がひっくり返る理不尽さだ。

 ましてそれが理由で母親を失った子どもなら、どこに地雷が潜んでいてもおかしくない。


 その点同じ立場でも、必死だったろう実少年はマシンガンの勢いだった。

 配慮する間も、考える隙もなかったことが幸いした。


 勢いって大事なんだな。あそこで事情を赤裸々にぶちまけられなかったら、ある程度治療が終わったところで実少年とは【ではお大事に】と、さよならしてた。

 そしたらご隠居たちとも会うことがなかったはず。


 …なんか、今ヒヤリとした。知らずとも重要な岐路に立っていたかもしれない。そんな錯覚だ。


「杜関連はしばらくの間様子見かなー。これでご領主さんが杜を潰すことを選ぶようなら俺も覚悟を決めて東の地に身を埋めるけど、残すようなら未練が湧くし。

 離散した一族のチビどもも今はいいけど、成人して土地関連で酷い目に遭うようならさ。俺らがあいつらの出奔の支援をしなくちゃいけないだろ?

 なにを選ぶにしても俺が成人してからだ。

 それまでにロボ男とは、いっぱい話して決めればいいさ」

 少年の言葉に少女が膨れる。


「………わかったわ。それまでにロボ男には、お兄ちゃんの黒歴史を全部聞き出しておくんだからね!」


「バッカ。おま、それは開けちゃいけない引き出しだろ?!」

 

「うふふー。お喋り好きな我らですが、マスターやご友人方の大事な記憶は、お口バッテンしますですよー」

 子どもがきゃんきゃん元気なので、トウヒさんも楽しげ気だ。

 

「それに萌さん。妖精の幸せは主と共にあることです。

 同じ主や主と親交を深めた一族に、長く長く連れ添えてきたロボ男先輩ほど幸せな妖精は滅多にいません。

 ロボ男先輩が自分から、皆さまから離れるなんて勿体ないことありえませんよー」

 おっと飛び火だ。

 寿命ばかりはまあ、許せ。


 サリーの許しが出たらトウヒさんたちは二世かその末に引き継ぎするし、それが駄目なら妹たちに受け継がせてもいい。いずれにせよ寂しい野良妖精にはさせないつもりだ。


 そして萌ちゃん。トウヒさんが言う通り妖精さん相手の内緒話は、ロバの耳の穴だ。

 他人の恥ずかしい話を聞き出すのは、あれで案外難しいぞ?


 そもそもトウヒさんたちのように筐体を持たず、ゲーム内の妖精郷で暮らしている妖精さんは、情報生命というべき存在だ。


 生まれからしてそういうものだから、情報管理も専門分野だ。

 ふんわかファジーに生きているようで妖精さんは、秘密を守ることも得意としている。


 例えばマザーには私生活では口汚いことを知られたくない、とある甲殻人のお願いで妖精さんと親しい仲の彼女にすら、しれっと情報封鎖をしていたくらいだ。


 【悪い言葉はマザーには秘密な?】

 恐らく約束を取り付けた過去の人物も、それぐらいの気安さで頼んだんだろうにな。

 人間の恥ずかしげなおねだりに、彼ら妖精さんはチョロ弱い。そして昔の約束を忘れず一途だ。


 妖精郷をも内包しているのがマザー。そんな彼女を相手に情報戦で完封を成しえていたなんて、徹底している。

 そんな有能さを無駄遣いしているところが妖精さんだ。憎めない。


 【両国の円滑な文化交流のため、どうか皆さまも翻訳のご協力を!】

 そんなGMの錦の御旗がなかったら、あの辺はずっとナイショにしていたな。

 そこで、ふと、閃く。


 そうだ、妖精郷だ。


 あれ。東西の関係悪化にヤダなあと、マゴマゴ戸惑っている余裕なんてないのでは?

 マズくないか?

 無性に焦る。

 野火が広がり、GMが落ちてからでは全部遅い。妖精郷を造らないと。


 えーと、いや、まて。……妖精郷の筐体はGMの在庫を流用するとしても、魔石のストックが足りてない。

 帰ったら石の仕入れをしなければ。焦っていてもどうしようもなかった。話はまずそこからだ。



 妖精郷サーバーが日本に導入されたのは、現地時間の2月は1日。

 めでたくも冒険者協会本部にて、妖精郷初号基が設置、稼働した。


 日本でボディを造られた妖精さんらは現地の妖精郷に所属することで、GMのサーバーから改めて独立することになったそうだ。

 うちにもいる妖精さんのことだ。ニュースはへーと興味津々で聞いていたのに、迂闊すぎる。


 ゲームサーバー内で生まれた、情報生命体。妖精さんはGMの庭で生まれ育つ。

 撹拌世界は妖精さんにとって人を理解する学び舎だ。そして自分と相性のいいご主人さまに目星をつける就活の場でもある。

 無事に桜が咲いたなら、選んだマスターが待っている【外】に出ていく寸法だ。


 これから妖精さんが増えていく先を見れば、外にも妖精郷が必要なのは自明の理。

 それにゲームの枠から外れてしまえば、GMはなにかと規制されてしまう立場にある。


 

 その、なんだ。日本における妖精さんの雇用最大大手は、もちろん政府ちゃんなわけだ。

 公の立場としてはだ。妖精さんが稼いだ給料を、自主的に差し出されたとしても懐に入れるのはすっごく体面が悪いよな?

 

 そんなわけで妖精郷は、妖精さんたちの財布で購ったそうだ。

 今まで水面下で妖精さんが稼いできた主砲が、満を持して火を吹いた。


 【将来への投資なのです】

 【これでばんじゃく】

 【推しへの課金は許されなかった哀しみに代えて】

 【おかねはためずに、まわすもの】

 【里帰りで高速スキルアップ目指すです】

 【ぎんこーふりこみが、らくになりもうした】


 そんなこんな。

 妖精さんが破損した時、冒険者ギルドに妖精郷があればGMが落ちていても安全だ。


 ただ、めでたいニュースにひとつだけ、納得いかないこともあった。

 妖精さんのオーナーとしては、彼らの長時間労働問題に忸怩がある。

 高い買い物したってことは、それだけ働いたってことだろう?


 どうして妖精さんのおねだりに負けたんだ、政府ちゃん!

 労基にもっとしっかり注意させて!


 全く政府ちゃんの弱腰対応のせいだ。

 【冷蔵庫さんは、365日24時間営業で立派に務められてますよー。あやかりたいですー】って、うちの妖精さんが言い出したんだが!


 ……いや、オレの逆恨みだ。わかっている。

 ポカも多い政府ちゃんだが、これに限っては悪くない。

 彼らはそのように作られているのだから、使用上の注意通りに使って欲しいとのことだ。 単にオレが慣れなくて、八つ当たりが出ただけだ。


 【なんで冷蔵庫?】気になってそう突っ込んで聞いてみたが、どうやら彼らは人の生活を変えてきた、白物家電に親近感とライバル意識を持っているっぽい。


 【目指せ、一家に一台妖精さん】そのスローガンで新時代の三種の神器にエントリーする気満々だ。

 妖精さんを増やすべく、クラファン事業も始めている。


 その財源となったのが隙間時間の精石作りだ。

 圧縮融合は政府所属のダンマスが頑張ったにしても、精石の提供があるのなら手順が1ステップ省略になる。

 数をひたすらこなしていると、これが心底ありがたい。


 オレも精石は現在トウヒさんたちが、てちてち手作りしてくれるが、買えるようならもっと買いたい。

 どれだけあっても使い果たすのは一瞬だ。 儚い。


 妖精さんが『精製』する石はどれも無個性で素直だ。

 二次『加工』しやすくて扱い易い、気負わず使える印象がある。

 アクセサリにするには残念ながら1、2段性能が落ちてしまうけど、サーバー用の巨大圧縮融合精石を造るのなら気にならない程度。安定した素材だ。


 遺伝子事故を防ぐため、人間には軽量バージョンの『精製』スキルを入れられないのが無念でならない。

 妖精さんは魔力の基本出力が低いから、作業ひとつに時間が掛かる。

 だからつい高魔力者がバイトがてら余剰魔力を提供してくれたらいいのになと思ってしまう。

 口には出さない、思うだけだ。


 安易なズルは出来ないもの。軽量バージョンのソレを使うと人間ちゃんは、当人だけは良くっても子孫たちの魔力回路が奇形化・固着してしまうそうだ。

 魔力回路が詰まるとか、事故が起きる予感しかしない。


 遺伝子関連は門外漢だがオレにもわかることはある。『加工』は雫石を扱うために生まれた専門技術だ。

 ツリー最初の『精製』はそれに準じた高出力を出せるようになっている。感覚的なストッパーを外すと小さな精石なんてパァン!ってなるのだ。

 魔力回路にそれだけの負荷が掛かっているのは一面の事実。


 初代で末代の妖精さんでなくば、簡易の『精製』はとてもじゃないが怖くて入れられない代物だ。 そう言われれば納得する。

 反面、フルバージョンの『加工』はコストが重いだけあって安全だが、いかんせんスキルが人を選んでくるありさまだ。

 あっちを立てればこっちが立たない悲しみよ。


 【『加工』持ちが勉強してスキルプログラムを弄る資格を取ったら、自力で妖精たちに限定『精製』スキルを配れるようになるぞ】


 オレもそんな風にそそのかされて、資格試験の触りだけちょこっと噛ったこともある。

 法律関係って目が滑る。

 とてもじゃないが、歯が立たなかった。 少しだけでも噛ったから、食わず嫌いじゃないので勘弁して。


 GMとスキルの配布構成が違うマザーと知己を得て、該当スキルの輸入がある。そこで一気に堕落してしまった。あれからテキストを開いていない。

 スキルを覚える前に、まず許可資格取得へ向けた勉強をしなくちゃいけないこと。

 そのハードルの高さへ挑む意欲が削げてしまっている。やる気が遠い旅に出たまま、迷子中だ。


 そも三千世界のロケットは他の世界の助けになるため、打ち上げられる。

 自分の世界で起きた事件を反省して、良かれとされた善意の配慮。

 悲しいことに、配慮が諸事をスパゲティのように絡ませて、ややこしいことにもなっている。


 遥か遠いどこかの世界。精石の掣肘なき作成技術、それら無尽蔵の力を悪用してしまい、悲惨なことになった国があったらしい。

 難局を排しロケットを打ち上げるに至った当事者たちは、過去の罪がよほどのトラウマだったのだろう。


 おかげで我らがGMは妖精さんへの簡易『精製』スキルの付与機能を、キレイに削除されてしまってる。

 オレは悲しい。


 善意でもそれらは現実的な対処ではなかったかな。

 最初の頃はそんなもんかと流していたが、今になって違うと分かる。


 ロケット文化圏で使われる魔道AIは、精石ありきの代物だ。

 精石の足りなさから魔工学を変態進化させているホプさんは、どうしてこうなったかわけわからない我が道を行く珍例だ。けしてスタンダードなタイプではないのだ。

 精石の必要量を考えると、どう足掻いても妖精さんの手助けがなければ精石の供給が間に合わない。

 ダンマスの数が少なすぎる。数が多いとされる日本ですらそうだ。


 日本の要も、マザーの存在には【マジで?!】と快哉を上げていた。

 精石を作れる妖精さんが増えれば、あのみっしりとしたクエスト表から感じる狂気もきっと減ってくれるだろう。……オレらが無事に帰還出来たら。



 閑話休題。

 ホープランプに存在する妖精郷は、マザーやGMの内部に間借りしたままだ。


 ロケット文化に長く親しんでいる東ホープランプだが、社会に大きく寄与するには妖精さんの数が少なすぎた。あえてマザーと分離する必要性は薄かったのだろう。



 GMから妖精郷が分離するに当たって、擁立しておきたいのは妖精郷を治める王。

 妖精さんたちを統括する、高位AIだ。


 平妖精さんは至って呑気もの。引き締める社長さん役は重要になる。

 その点だけで判断すると、日本人居留地における妖精郷の顕現は時期尚早だ。

 王に相応しい高位AIには、成功と失敗の糧が必要だ。明里ちゃんよろしく、育つのには時間が掛かる。


 しかしGMが落ちる可能性が出てきたとあっては、のんびり待っていられない。

 せめてGMの準備が終わる前に、こちらの用意をしておくべきだ。

 取り越し苦労でそれが終われば一番なのだから。


 あっちこっちと連想ゲーム的に考えてみはしたが。結論。

 GMが管理している銀行業務だけでも、妖精郷に委託したい。 そのことをGMに相談しよう。


 妖精郷サーバーが立ち上がる前にGMが落ちると仮想通貨のキャッシュレス決済が止まってしまう。すると、とんでもなく困る。


 ヨコハマダンジョンは年齢層が高い。日本に子どもがいるパパさん、ママさん。家族に送金しなきゃならない大黒柱も漂流者の中にはいる。この辺は切実だ。


 日本との通信だけはGMも、遭難者保護の観点からギリギリまで保持を頑張ると意気込んでいるが、【……お姉さまと違って、私、今まで限界を攻めた経験がないバブなので、どこまで持つかは正直、海の物とも山の物とも】と自分自身のキャリアに懐疑的だ。


 フフフ、怖い。


 東ホープランプと関係が良好だったから、その辺は丸っきり油断してた。

 人生なにがあるかわからんね。






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― 新着の感想 ―
この物語がとても好きでぐるぐる周回しております。 確かにヒトを選ぶ描写と、ちょい言葉が独特かなって部分もありますが そういうトコが全くないお話って印象に残りにくいと個人的には思ってます。 作者様の好き…
あー、スキルの内容を弄る資格を取っても、結局人力では量産は難しいですよね。日本の妖精さんもどんどん増加中のようですし。 しかし、ダンジョンマスター的にもかなり重要な課題だから避けて通れないという。 …
日本政府に雇われてる妖精さんは簡易の精石加工が出来て、それでお金を稼いでいるという描写があるのに、漂流組が無事に帰還した後で、マザーからスキルを提供してもらわないと、妖精さんによる精石の加工が出来ない…
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